2020年5月 9日 (土)

プレイバック!丸の内GWミュージックフェスティバル

 ちょうど1週間前に、オンラインで開催された丸の内GWミュージックフェスティバルのことを綴りましたが、3日間の配信内容のほとんどがYouTubeのピティナ ピアノチャンネル PTNAで公開されました。こうした企画はオンタイムで視聴したほうが演奏家や多くの視聴者と同じ時間を共有している感覚から気分がアガるものですが、あとから見返すと当日の感動がよみがえってきて、これはこれで良いものですね。当日ご覧にならなかった方も少し覗いてみてはいかがでしょう。

開催日別の通し動画はこちら

【ライブ】丸の内GWミュージックフェスティバル2020

 

各コーナー別の動画はこちら

丸の内GWミュージックフェスティバル2020オンライン企画

 

個人的に特に印象に残ったコーナーを挙げてみます。

【5月2日】

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
 4人のリモートアンサンブルが決まってます。

「ズーラシアンブラス」
 子どもが喜びそうな動物のコスプレオーケストラ。

【5月3日】

「ガチャピン・ムックの楽器で遊ぼう」
 あのムックがピアノをバリバリ演奏。

「赤×黒デュオ 魅惑のアンサンブル」
 ホルストの惑星から「ジュピター」のリモートアンサンブルが素晴らしい!

【5月4日】

「ブリリアント・ピアニスト」
 15歳のピアニストが登場!すばらしい才能。

「おうちから 学校クラスコンサート」
 アクロバティックなピアノ連弾が見事。

「小原孝 ファーストYouTubeライブ」
 ラヴェルの「ボレロ」をソロピアノで迫力の演奏!

 

みなさんも、いろいろ聴いてみてお気に入りを見つけてくださればと思います。

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2020年5月 2日 (土)

今年の大型連休はオンラインでクラシック

 きょう5月2日は、本当なら大型連休恒例のクラシックフェス「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」の開幕日のはずでした。

 しかし新型コロナウイルスのために中止に。。。毎年通っていたイベントがなくなったことで心に大きな穴が空いた感じだったのですが、オンラインの音楽イベントが今日からあることを知り、視聴してみました。

 丸の内GWミュージックフェスティバル2020

 演奏家はみな自宅からオンラインで参加。ソロの演奏は生配信、アンサンブル演奏は事前に個別収録したものを編集して送出という形でしたが、若手の演奏家が次々登場して演奏していく様は、ラ・フォル・ジュルネTOKYOの開催期間中に東京国際フォーラム周辺で行われる観覧無料の「エリアコンサート」をオンライン化したような感じでした。

 自宅からはスマートフォンから配信しているようで音質はそれなり。回線状況なのか音が途切れたりすることもありましたが、あらゆるイベントが無くなった今、音楽が今できることを考え、実行されたということに意味があると思うし、ラ・フォル・ジュルネTOKYOの香りが感じられて嬉しかったです。今年は「何がGWだよ」と思ってたのですが、心が安らぎました。やっぱり音楽っていいですね。

 フェスティバルは4日まで続きますので、みなさんも如何でしょうか。

 * *

 そうそう、音楽といえば。

 FMおだわら「まいのアイドルメモリーズ」4月30日放送回は秋元康作品特集でしたが、河合奈保子さんの「恋のハレーション」が流れました。B面曲がラジオから流れることは滅多にないので嬉しかったですね。まあ私がリクエストしたんですが(^^)。MCのいまのまいさんは「爽やかなお嬢さんのイメージの奈保子さんにはA面の「エスカレーション」よりもこちらのほうが合っていた」という趣旨のコメントがありましたが、当時リアルでファンだった方も同じ思いだったかもしれませんね。

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2020年3月30日 (月)

LFJも中止に・・・

 5月の大型連休の恒例イベントであるクラシックフェス「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」(以下、LFJ)の中止が27日に発表されました。私にとって5月で一番楽しみなイベントがなくなってしまったことは残念でなりませんが、 欧州を中心に多数のアーティストが出演するのが特徴であるLFJにとって、新型コロナウイルス感染拡大の影響で各国からの入国制限が4月末までとられることになったことは致命的でした。東日本大震災の直後だった2011年も規模を縮小しつつも開催したLFJですから、初の中止を決定した主催者も無念でしょう。開催できていればベートーベン生誕250年を祝うテーマで盛り上がるはずでした。

 音楽イベントは平時でなければ楽しめないということを、こんな形で実感することになるとは。。。何気ない日常のありがたさを想います。

 * * *

 いま、音楽を生業にしている人は苦境に陥っています。イベント自粛要請の影響でアーティストは出演機会がなくなり、ライブハウスは興行が激減、音楽教室が休業で講師の仕事がなくなったりとか。自粛に合わせて「不要不急」という言葉が飛び交っているこの頃ですが、観る側にとっては不要不急であるかもしれないけれど、生業にしている人にとってはそれがなくなったら食べていけません。こういったことは音楽に限らず、演劇など文化芸術全般に起きているわけですが、自粛要請をするなら収入の補償(給付)による救済措置がセットであるべきだと、私は強く思います。

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2019年5月12日 (日)

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2019の公演を振り返る(2)

前回に引き続き、今年のラ・フォル・ジュルネTOKYO(以下LFJ)の公演を振り返ってみたいと思います。前回と同じく各公演の出演アーティストや曲目の詳細は公式サイトのプログラムで公演番号と対照していただければと(手抜き・・・)

◆公演243 “シエナが贈る!世界のブラス傑作選”

 LFJはジャンルを超えたプログラミングをするのでこうした吹奏楽の公演もあります。これはシエナ・ウィンド・オーケストラの演奏がかっこよかったですね。「くるみ割り人形」の花のワルツがジャズアレンジになっていてびっくりしたり、ガーシュインの「パリのアメリカ人」もノリノリで。で、この公演の個人的ハイライトはラストの「宝島」。プログラムに「客席の皆さんも演奏にご参加いただけます」と書かれいていたたのですが、公式サイト上の案内ではどんな楽器でも参加OKとのことだったので、私も図々しく(微笑)パーカッションで演奏に参加しました。東京国際フォーラムのホールCでプロと共演!とても楽しく、気持ちよかったです。3F席まである1500人の客席をステージから見ることなんておそらくもうないだろうなあ。もう1回演奏したいぐらいでしたが、さすがにアンコールはありませんんでした(^^;

◆公演315 “アメリカ~JAZZ meets クラシック”

 LFJ常連と言ってもいい小曽根真さんが登場。シンフォニア・ヴァルソヴィアと「ラプソディー・イン・ブルー」を演奏するという、ある意味「王道」のプログラミングですが、そこは小曽根さん、いろいろやってくれます。まずカデンツァが大盛り(笑)いったいどこまで行ってしまうのだろうというぐらい。最初はおとなしく弾いていた感じですがだんだんとジャズ寄りに。で、びっくりしたのは、オケのホルンの人とトランペットの人がふらっと前に出てきて小曽根さんのカデンツァに絡んできたのです。これが完全にジャズ。このときばかりはジャズセッションの様相でした。小曽根さんがジャズに寄せて弾くのはある意味当然ですが、クラシックのオケメンがジャズを演奏したのには大拍手。このときは指揮も手拍子を煽ったりして、なかなか粋だなあと。小曽根さんのサイン会に参加した方のツイッター情報では、オケメンにジャズをやらせたのは小曽根さんが仕込んだんだそうで、やるなあと。そんなこんなで客席は大いに盛り上がりました。
 その後は、フランク・ブラレイさんが登場してラヴェルのピアノ協奏曲を。こちらの曲はラプソディー・イン・ブルーほどジャズっぽくはないですが、ほのかな香り、ぐらいでしょうかね。ラヴェルらしいキラキラしたサウンドが良かったです。ブラレイさんの熱演に小曽根さんに負けず劣らずの拍手が送られました。


 ということで、今年聴いた公演は個人的にはみんな当たりだったなあと。行ってみるとやっぱり楽しいクラシックフェスです。プログラムの書き方が初期の頃のように初心者に優しいとなお良いんですけどね。そこは来年に期待しましょうか。

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2019年5月10日 (金)

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2019の公演を振り返る(1)

 というわけで、今年のラ・フォル・ジュルネTOKYO(以下LFJ)の公演を振り返ってみたいと思います。なお各公演の出演アーティストや曲目の詳細は公式サイトのプログラムで公演番号と対照していただければと(手抜き・・・)

◆公演241 ”6人ピアノストの豪華饗宴”(2台8手)

 これはタイトルだけで切符を取りました。なんかすごそうだなと。実際,すごかった(笑)。ピアニストがまず豪華だったし。6人いて2台8手とはどういうことなのかと思ったら、6人を3組に分けて、1曲につき2組(つまり4人・8手)で演奏、1組ずつ交代して3曲やるとちょうど一回りする、という仕掛けでした。2台8手のピアノは音の厚みがあって華やか。曲が南欧をテーマにしたものだったことも華を感じた理由のひとつかもしれません。弾き終えたあとのアーティストの「やったぞ」といった感じの笑顔がまた良かったです。客席も盛り上がって大拍手。アンコールではなんと2台12手、つまり1台のピアノに3人張り付いての演奏という、滅多に見られないパフォーマンスでまたまた客席が盛り上がりました。まさにタイトル通りの饗宴でしたね。

◆公演246 ”ボリス・ベレゾフスキーのカルト・ブランシュ” 

 これはアーティストで切符を取りました。ボリス・ベレゾフスキーさんのピアノはLFJで何度も聴いてますが、素晴らしいので。ロシアの巨砲とか熊さんとか言われたり、ベレ様と呼ぶ人も。人気ピアニストです。
 カルト・ブランシュはアーティストに全ておまかせの公演で、曲目は当日のお楽しみという趣向。なのにホール入口で貰えるプログラムにはなぜか曲目が印刷されてまして。ところが実際に演奏したのはそのプログラム通りではなかったそうで、インフォメーション掲示板に訂正情報が2回入るという(笑)。カルト・ブランシュなんだからプログラムの曲目は空白にしとけば良かったのにねぇ。(実演された情報は別途欲しいですが)
 演奏されたのはスクリャービン作品。初めて聴く作家ですが、現代音楽的な香りもあり、どこかスピリチュアルな香りもあるという、不思議な感覚の曲でした(意見や感じ方には個人差があります・笑)。大柄な体と対照的に音は実に繊細。でもどーんと弾けるところはバリバリと弾くという、ベレゾフスキーさんならではの曲だったようにも思います。全て弾き終わって大拍手。ベレゾフスキーさんもご機嫌だったのかアンコールを2曲も弾いてくれてまたまた大拍手でした。


ということで、まずピアノの2公演を綴りました。まだ続きます。

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2019年5月 6日 (月)

15回目のラ・フォル・ジュルネ終わる

 大型連休恒例のクラシック・フェス「ラ・フォル・ジュルネTOKYO2019」(以下、LFJ)は3日から5日までの会期を終了しました。私も3日間、ふだん聴かないクラシックの生音を会場で楽しみました。

 会場の東京国際フォーラムは賑わっていましたが、切符売場に長蛇の列が出来るようなこともなく、少し落ち着いた感じが。完売公演も続出していましたが、5000人収容のホールAの完売公演が殆ど無かったのと関連しているのかな。。。

 私は2005年の初開催から皆勤ですが、結局有料公演は事前に取った4公演のみで、2005年の2回に次いで少ない結果になりました。少し前までは、LFJでなければクラシックのコンサートを気楽に聴けないからと、3日間できるだけ有料公演を詰め込み、余裕があれば現地で切符を買い増したりしていたものですが、もっとゆったりした聴き方で良いかなと思って(^^; 空き時間に有料公演出演アーティストの無料ステージも2回見たので、感覚的には有料6公演相当といったところでしょうか(微笑)

 数は絞りましたが選んだ公演が我ながら良くて、どれも強く印象に残るコンサートでしたので、事前にはネガティブなことも書いてましたが結果は大満足。人生初の経験もしちゃったし!そんなこんなを、この後少しずつ綴っていきたいと思います。

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2019年5月 4日 (土)

大型連休はクラシック

 大型連休恒例のクラシック・フェス「ラ・フォル・ジュルネTOKYO2019」(以下、LFJ)が3日から始まりました。会場は昨年、東京国際フォーラムと池袋芸術劇場との2会場制に拡張されましたが、今年は東京国際フォーラム単館開催に戻りました。2館に拡張しても来場者数が変わらなかったので、どうなるのかなと思ってたんですけどね(^^;

 15回目の節目となる今年のテーマは「Carnets de voyage」 日本語表記では「ボヤージュ 旅から生まれた音楽(ものがたり)」となっています。作曲家が異国を旅して受けた刺激を取り入れた音楽、ということだそうです。

 近年のLFJは敷居は低いもののクラシック初心者への優しさが薄れつつあり、プログラムを見ても、公式サイトを見ても何を選んで良いのかわからない、というのが正直なところ。以前ならプログラムには思わず聴きたくなるようなキャッチコピーが併記されいたり、公式サイトにはお勧めの演奏曲やアーティストが解説付きで載っていたりしていて、それを頼りに切符を買ってたんですけどね。そういうのが無くなってしまったので、事前に押さえた切符は4枚に絞りました。初日の3日は結局有料公演は聴かず、有料公演のチケットを見せれば入れる無料公演だけ聴いてました(爆)

 2年前までは会期中のどこかでNHK-FMが会場にサテライトスタジオを構えて、アーティストとのトークとか演奏や会場の様子の中継をしていたのですが、昨年から無くなってしまいました。その代わりクラシック専門のインターネットラジオOTTAVAが連日中継していますので、様子が気になる方は聴いてみると良いかも。

 個人的には現時点であんまりテンションが上がってないのですが(^^; クラシックが気楽に聴ける貴重な機会なので残り2日間楽しみたいと思います。

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2018年5月 6日 (日)

ラ・フォル・ジュルネTOKYO終了

 大型連休の風物詩となったクラシックフェス、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭改め、「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」(以下LFJ)は、5月3日から5日の本公演をすべて終了しました。開幕前はクラシック初心者や新参に優しい仕掛けや運営が薄くなってきている傾向にテンション低めだったのですが、開幕して初日に東京国際フォーラムに足を踏み入れ、まず1公演聴くとしっかりスイッチが入りまして(笑)、3日間楽しく過ごしました。事前に切符を取っていたのは4公演でしたが、会場で追加購入して計6公演。それでも近年は9~10公演聴いていたので、数は減りました。減った分は周辺のイベントに足を伸ばしたり。これぐらいの余裕のある聴き方も良いものです。公演数を減らした代わりに、というわけもないですが印象的な公演になりそうなものを選んだので個人的にはどれも当たりでした。公演の細かい感想は気が向いたら別途綴るかもしれません。

 LFJのリニューアルによって新設された池袋会場(東京芸術劇場とその周辺)にも行ってみましたが、LFJの売りの一つである「祝祭感」はもう一つといったところ。東京国際フォーラムにおける地上広場(中庭)の役目を池袋西口公園が担っていましたが、ここをLFJ色に染めあげないと祝祭感が出ないと思います。来年に向けての一番の課題のように思いました。

 今年のLFJのテーマは「モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ」。新天地を求めて国外へ移住したり亡命した作曲家の楽曲を集めた構成でした。2015年から作曲家縛りを離れたテーマが続いていましたが、久々に回帰した感じです。やっぱりこのほうがわかりやすいかな。

 リニューアルした結果を運営側はどう見ているのでしょうね。いろいろ課題はあると思いますが、前に向かって進んで欲しいです。私のような普段クラシックを聴かない層を置いてきぼりにしない方向で(^^;

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2018年4月11日 (水)

今年のラ・フォル・ジュルネは

 5月の大型連休の楽しみ方はいろいろありますが、ここ十数年の私にとってのお楽しみはクラシックフェス「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 熱狂の日音楽祭」です。クラシック演奏を気楽に聴ける場として楽しんできました。
 今年も5月3日から5日まで開催されるのですが、大きな変化が。
 まず、会場が東京・有楽町の東京国際フォーラムに加え、池袋の東京芸術劇場が追加されました。国際フォーラムの全館使用は変わらないので、純粋にハコ(客席数)の拡大です。しかし、有楽町と池袋は地下鉄で約20分とはいえ、距離が離れています。これで一体感のある音楽祭になるのか。。。ラ・フォル・ジュルネの成功をきっかけに仙台で生まれ定着した仙台クラシックフェスティバル(せんくら)も複数の会場間を地下鉄で移動するシステムで成功しているようなので、目算はあるのでしょうね。

 そして、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 熱狂の日音楽祭」の名称は「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」にリニューアル。これに伴いロゴタイプも一新、2005年の第1回から使用してきたラッパをデザインしたロゴマークも消滅してしまいました。(ホームページはこちら
 正直に言って、ホームページのビジュアルや各コンテンツの記述も含めクラシック初心者、というかまだこの音楽祭を認知していない人に向けてのアピールはかなり薄くなったと感じています。わくわく感やキャッチーさがない。プログラムを見ても以前は「これは聴いてみよう」と思わせるコピーが踊っていたものですが、今は淡々とした記述になって。もう、わかってる常連さんだけ相手にしていればいい、みたいな雰囲気も感じられるんですよねえ。
 だいたい、タイトルから「熱狂の日音楽祭」を取ってしまっては、初めて見た人がこれが何のイベントなのか認知できないでしょう。初回開催のときはそこを危惧して「熱狂の日音楽祭」というサブタイトル的な日本語を足したという経緯があったはずなのに。。。ラ・フォル・ジュルネは東京に定着したという判断なのかもしれませんが、新たに上京してきた方とか、成長したお子さんとか、これからもリーチしていくべき層はあると思うのですけど。

 私がこの音楽祭を贔屓にしてきたのは、初回にたまたま立ち寄ってその敷居の低さと楽しさに一気に魅せられたということと、とにかく初心者・新参に優しい仕掛けや運営であるということでした。なので、今回のリニューアルで私としてはテンションが低くなっています。もちろん聴きに行きますけど、これまでのように3日間朝から晩まで会場に張り付くような聴き方はしない予定です。

 なんだかネガティブなことばかり綴ってしまいましたが、1公演平均45分のプラグラムを手頃な料金で聴けるという基本的なフォーマットは何ら変わっていないので、ちょっとクラシックを聴いてみたいなと思っている方は会場デビューしてみては如何でしょうか。

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2017年5月 7日 (日)

祝祭終わる

 「LA DANCE 舞曲の祭典」をテーマに開催されたクラシックフェス「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 熱狂の日音楽祭」(以下LFJ)は6日、予定の3日間の公演を終了しました。私は今年も3日間皆勤で楽しむことができました。

 今年はテーマのためか、特に収容力の大きなホールAを中心に初心者向けの有名な曲が多くて聴きやすかったのではないかと思います。初心者向けでも手加減しないのが芸術監督・ルネ・マルタンの流儀ですが、やっぱり人の気を引くには“撒き餌”は必要かと(^^)
 ラヴェルのボレロは会期中毎日演奏されましたが、1日目の公演116は変わり種でした。ピアノの小曽根真さんとトランペットのエリック宮城さんが参加したのですが、そもそもボレロにピアノなんか入ってないわけで、小曽根スペシャルバージョンと銘打ったアレンジで演奏されたのですが、破壊力が半端なかったです(笑)。小曽根さんは思ったよりも大人しめでしたがエリックさんがやりたい放題(^^)。かなり物議を醸しそうな演奏でしたが、客席は大いに盛り上がりLFJとしてこれはアリだとは思いました。他のコマでは正調な演奏をやっているわけで、お客さんが選べたり聞き比べできるところがLFJの良いところ。ちなみにこの時のオケはフランス国立ロワール管弦楽団で、国立らしからぬ?ノリの良さが印象的でした。最終盤でコントラバスが全員立って演奏したりとか、アンコールは指揮なしでスネアドラムと客席の手拍子に任せて、指揮者はステージ上をお散歩とか(笑)

 話題の気鋭のピアニスト萩原麻未さんのラヴェル・ピアノ協奏曲の熱演も良かったし(公演313)、血湧き肉躍るようなウラル・フィル・ハーモニー管弦楽団のダンソン第2番やマンボとか(216)、印象に残る演奏が多かったです。去年は急病で出演キャンセルになってしまったロシアの巨砲あるいは熊さんことボリス・ベレゾフスキーさんのソロリサイタル(123)も聴けて良かった~。

 運営面ではいろいろと思うところがあります。素人目にもわかる経費節減策があれこれあってちょっと残念なところも。もちろんこの経済情勢ですし、これだけの規模のフェスを安定的に開催していくには経費の問題は避けて通れないことは承知していますが、このフェスが大切にしてきたはずの「祝祭感」をこれ以上損なわないで欲しいなあと思います。もちろん今年のレベルでもクラシックフェスとしては破格の祝祭感はあるのですけどね。

 いずれにしても初心者向けに気楽にクラシックを楽しめる場を提供してくれているLFJには毎年感謝です。また来年も楽しみにしています。

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