2021年2月23日 (火)

「午前0時の歌謡祭」岩崎良美特集を聴いて

 昨年12月に「デビュー40周年!河合奈保子 meets 筒美京平」が放送されたFMおだわら「午前0時の歌謡祭」の今月の放送は「『赤と黒』から41年!岩崎良美を迎えて」でした。ご本人がゲストで出ていただけるなんていうのは、奈保子ファンからすると実にうらやましい。

 放送では良美さんのお話もたっぷり聞けましたが、とても聴きやすかったですね。尾崎亜美さんとのレコーディングが楽しかったというお話はファンとして印象深かったです。奈保子さんを特集した12月のときもそうでしたが、常連リスナー以外にもファンからのリクエストメッセージも多数で、流れた曲はシングル曲だけでなくアルバム曲や最新音源も。また一部ライブ音源を選択したところもオーガナイザーの濱口英樹さんらしいところかと思います。歌の上手い歌手はライブ音源を出すんですよね~。ライブでもレコード音源かのような歌唱はさすがです。

 そして番組に寄せられたリクエストの最多曲が「恋ほど素敵なショーはない」だったというのも大変印象深かったです。私が推していたコンピ盤「名曲発掘!ジュエル・バラッズ」にも収録されていた曲で、企画した臼井孝さんの選曲の確かさを改めて確認するひとときとなりました。しみじみ名曲です。

 今月の放送は通常編成のため、来週に再放送があります。
 2月28日(日)深夜24:00-25:00

 またFMおだわら「まいのアイドルメモリーズ」も今週は岩崎良美さんの特集です。聴取層の違いから、より変化球な選曲になりそうな予感(^^; こちらもよろしければ。
 2月25日(木)21:00-22:00
 2月26日(金)深夜25:00-26:00(再放送)

FMおだわらはインターネットにより全国で聴取可能です。聴取方法はホームページで確認できます。

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2021年2月14日 (日)

地震とラジオと

 昨13日深夜の福島県沖で発生した最大震度6強の地震には驚きました。当地では揺れの強さは違えど、初めみしみし、しばらくしてゆさゆさと大きな横揺れが長く続くという揺れ方は10年前の東日本大震災そっくりの揺れ方で、あのときのように揺れが強くならないか身構えました。余震が大きくならないことと被害が少ないことを願います。

 さて地震が起きると私はまずラジオを聴くようにしています。揺れが収まってすぐにラジオのスイッチを入れると、NHKラジオ第一がラジオスタジオから緊急地震速報を伝えていました。ところがすぐに音が絞られて、総合テレビジョンの音声に切り替えられてしまいました。これがもどかしいのです。ラジオとテレビのサイマル放送と言えば聞こえがいいですが、「映像では〇〇が流れています」とか言われてもラジオで聴いていたらさっぱりわかりません。その映像をきちんと実況してくれるならまだいいのですが、そういうわけでもありませんし。これは今回に限ったことではなく、災害発生時はほぼ常習化しています。私はテレビにはテレビの、ラジオにはラジオの伝え方があると思っているので、ラジオは独立してラジオスタジオから放送を出して欲しいものです。

 ラジオ第二放送では英語で地震情報を伝えていました。どうやら総合テレビジョンの音声を同時通訳で流してたようでしたが、あれはNHKワールドの音声なのでしょうか。いずれにしても英語だけとはいえ災害時の外国語によるラジオ放送は情報源として貴重なものだと思います。ところがです、NHKのAM2波を1波に統合、要するに第二放送を廃止するという経営計画がいつのまにか出来上がっています。

AM1波とBSチャンネル削減へ どこへ行く「みなさまのNHK」 事情通に聞く
(東京新聞・2021年1月24日)

 これ、いいんですかねえ。。。災害対応だけのために第二放送を温存せよとまでは言いませんが、2波あるから出来ることが出来なくなるのは事実。第二放送では通常プログラムでも時間は短いですが多言語のニュースを出しています。第二放送のプログラムはほとんど商業放送(民放)がやらないようなものばかり。商業放送なら合理化も結構ですが、公共放送としていかがなものか。

 災害発生時に安易にテレビの音声をラジオで流すこともそうですが、放送協会には公共放送のありようをもう一度見つめなおしてもらいたいと思います。

 

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2021年1月17日 (日)

26年目の1.17

 きょう1月17日は阪神淡路大震災から26年の日でした。新型コロナ禍の中、関東ではますます扱いが小さくなって、ラテ欄に阪神の字のなんと少ないこと。テレビジョンに日中帯のワイドショーがなく、ラジオもいわゆる昼ワイドのない日曜ということもあるのかもしれません。

 きょうは午前中、radikoでラジオ関西(神戸558kHz)を聴いていました。
 9時からは「サンデー神戸」の拡大生放送版。神戸市消防局の方が出演していましたが、当時の消火活動の生々しい証言が印象的でした。そして、「教訓は『課題』と置き換えられる。教訓をあたりまえのことにして教訓を消していくのが私たちの役目」と言っていたのも印象的でした。
 10時からは特別番組「知らないけど知っている~私たちの1.17」。震災を直接知らない高校生の放送部員がワークショップなどを通じて震災を知り、自分たちがどう震災を伝えていくかということに取り組む姿を紹介していました。最後は防災CMを制作し発表してましたが、実際に使えそうな出来でした。「サンデー神戸」でも舞子高校の生徒が震災を伝えていく取り組みを紹介していましたが、若い方がこうして伝えることに取り組んでいるのは心強いことだと思います。放送の中で高校生が、直接知らないことを人に伝えることに悩む姿も紹介されていました。自分たちがしゃべっても「知らないくせに」と言われないかと。。。これは私にも当てはまることです。リアルタイムで大量の報道に接し、半年後に現地も訪れていますが、自分自身も親戚縁者も被災したわけではありません。

 今年は新型コロナ禍の影響で関連行事が縮小や中止になっているそうですが、伝えていくことは不要不急ではありません。

 「明日が1.17かもしれない」

 放送でもそんな言葉がありました。

こちらもどうぞ。

神戸新聞 【特集】阪神・淡路大震災
1.17→ (イッテンイチナナカラ)
 ・・神戸の大学生を中心に活動しているプロジェクト。

【追記】
 放送協会もラジオ関西も、震災で取り上げる歌が、被災直後に学校の先生が作ったという物語性のためか、合唱曲にアレンジされて歌い継がれたせいか「しあわせ運べますように」ばかりなので、私としてはこちらを紹介します。

 『美し都~がんばろや We Love KOBE ~NIPPON version』
 YouTube 平松愛理 Channel *SLOWROOM* より
 新型コロナ禍のなか、KOBEをNIPPONに置き換えた特別バージョンです。

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2020年12月29日 (火)

午前0時の歌謡祭「河合奈保子meets筒美京平」後篇を聴く

 前週に引き続き、28日0:00からの1時間(27日深夜)、FMおだわら「午前0時の歌謡祭~デビュー40周年!河合奈保子meets筒美京平」の後篇が放送されました。

 いやあ、アツイ放送でした!
 後篇はリクエスト人気上位曲を集めて、とのことでしたが、B面曲・アルバム曲が続々登場。今回は筒美京平さんの作曲しばりですのでシングルA面曲に限りがあるという背景もありますが、これだけ幅広くリクエストがあったというのは、さまざまなタイプの曲それぞれに魅力があるということですよね。ちなみにリクエストの人気ベスト3は
 1位:エスカレーション
 2位:モスクワ・トワイライト(アルバム「さよなら物語」)
 3位:唇のプライバシー
とのことでした。これは安定の3曲という感じですね。そして3曲とも吠え系!奈保子さんの「ターボがかかったような」と評される声のドライブ感が生きる曲ですねえ。私は「さよなら物語」の哀愁を感じさせる歌唱も吠え系も好き♪この多様な歌いこなしが奈保子さんの魅力だと思います。

 前週に引き続きリクエストのコメントは想いがこもっているものが多く、いきおい長文のものも(私と同じだ・・・)。奈保子さんのリイシュー作品に多数関与し河合奈保子ナイトも開催しているシャンソン歌手のソワレさんまでリクエストを寄せておられたのにはびっくりしました。20代の若い方からもリクエストがあったのも嬉しかったですね。オーガナイザーの濱口英樹さんは、進行役を離れていちファンとしての思いも少し織り交ぜたトークで当時の考察なども。デビュー40周年を、こういう形でみなさんと思いと時間が共有できたことは、とても良かったです。他のラジオではここまで出来ないでしょう。濱口さん企画いただきありがとうございました。放送がアツかっただけに、終わって虚脱感が(^^;

 解説付きの曲目は、近々番組ブログで出ると思います(←手抜き)

 前週の前篇の曲目はこちらでどうぞ!

 

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2020年12月21日 (月)

午前0時の歌謡祭「河合奈保子meets筒美京平」前篇を聴く

 かねて予告のとおり21日0:00からの1時間(20日深夜)、FMおだわら「午前0時の歌謡祭~デビュー40周年!河合奈保子meets筒美京平」の前篇が放送されました。

 いうまでもなく、楽しかったです(^^)。なにせ番組は奈保子さんのことを「永遠のミューズ」と公言する濱口英樹さんの責任編集ですから、構成も万全。前篇はシングル曲も紹介しつつ、アルバム「さよなら物語」「スターダスト・ガーデン」収録曲が多め、そしてライブ音源の使用もあり、筒美さんの音作りの幅広さと奈保子さんの多面的な魅力を明らかにした内容だったと思います。特に一部ライブ音源を選択したところは「ライブこそ奈保子さんの真骨頂」と考える濱口さんならではかと。

 リクエストメッセージも思い入れの深さを感じさせるものが多かったですね。幸いにも私が送ったものも読まれたのですが、ちょっと文章が長すぎましたね。肝心の曲がBGMに回ってしまいました(^^; 濱口さん自身も、進行役とはいえ愛を感じるコメントで、プロフィール資料読んで付け焼刃でやる人と違って、わかってる人が進行すると心地よいです。

 で、流れた曲は?というのは、しばらくすると番組サイトに出ると思いますので(^^; メモまで手が回りませんでした。

 さて27日深夜24時からの後篇は、今回寄せられたリクエストの人気上位曲を集めたものになるそうです。ということは、リクエスト送ったけど曲が流れなかったという方、来週にご期待いただければと。再掲ですが、聴取方法は番組サイトでご確認ください。

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2020年12月 7日 (月)

今月の「午前0時の歌謡祭」が特別編成に

 FMおだわら「午前0時の歌謡祭」の今月のテーマが『デビュー40周年! 河合奈保子 meets 筒美京平』となったことはすでにお伝えしましたが、放送が特別編成に変更されることがきのう発表されました。通常編成では第3週が本放送、第4週は再放送ですが、第4週の再放送枠を転用して前篇・後篇の2週連続放送に。つまり放送時間が2倍になります!

 オーガナイザーの濱口英樹さんの発表によると、過去の河合奈保子特集を上回るリクエストメールが届いたそうで、予定を変更して特別編成にしたとのこと。まさにリスナーの力ですね。

 ということで、放送日時は次の通りになります。

・前篇:2020年12月20日(日)24:00~25:00
・後篇:2020年12月27日(日)24:00~25:00

 放送時間が2倍になる代わりに再放送はないのでお聞き逃しなく。このあたりはradikoタイムフリーで聞き逃しが聞ける一般FM局とは違いますが、パソコンで留守録ができるフリーソフトもありますので、リアルタイム聴取が難しい方や寝落ちが心配な方は活用されてみてはいかがでしょうか。ちなみに私は「らじれこ」を使ってます。(導入は各自の判断でお願いします)
 聴取方法は番組サイトでご確認ください。

 ツイッター実況も盛り上がりそうですね。ツイッターアカウントをお持ちの方はハッシュタグ #0時歌謡 でツイートをどうぞ。

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2020年11月14日 (土)

「午前0時の歌謡祭」予告が出ました

 すでに本館お便り広場には頂いているところですが、歌謡曲愛好家の濱口英樹さんがパーソナリティーを務める(番組ではオーガナイザーと呼称)FMおだわら「午前0時の歌謡祭」の12月放送分の予告が正式に番組サイトでも出ました。
 題して

『デビュー40周年! 河合奈保子 meets 筒美京平』

 残念ながらコロムビアの動きが見えない今、もしかしたら、河合奈保子さんのデビュー40周年を冠した今年唯一・最大のイベントかもしれません(^^; 

 (ソワレさんのライブ「河合奈保子ナイト」は別腹というか、40周年を前面には出してなかったので・・・)

 どうやらゲストは招かず、濱口さんの一人語りと曲の紹介になるようです。先月亡くなられた筒美京平さんの作品に特化した特集となります。放送日時、聴取方法など詳しくは番組サイトで確認ください。リクエスト受付もあります。

 

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2020年9月12日 (土)

米軍放送の75年

 きょう9月12日で、米軍放送のAFNが開局75周年なんだそうです。先週、東京新聞が記事を出しています

 太平洋戦争の敗戦後すぐ、占領軍が日本放送協会の施設を接収して始まったいわゆる進駐軍放送は、記事にもあるように日本の音楽文化に大きな影響を与えたことは間違いありません。戦争中、ラジオから流れる音楽は軍歌、戦時歌謡と同盟国のドイツのクラシック音楽ぐらい。そこに進駐軍放送がジャズを流し始めたことで、「ジャズ屋」と言われるミュージシャンが生まれ、そうした人たちの生み出す音楽が戦後の歌謡シーンを彩っていくわけで。

 この進駐軍放送のことを、当時聴いていたミュージシャンはWVTRと表現することがよくあります。これは放送局のコールサイン。内幸町にあった放送会館の玄関にJOAKと並んでWVTRが掲げられていた写真が残っています。アマチュア無線家などはすぐにピンとくると思いますが、このWで始まるコールサインはアメリカの無線局に対してアメリカの政府が発給するもの。電波が「占領」されたようなものです。

 そして驚くべきことに、75年たった今も、AFNは日本政府(総務省)の免許を持たずに放送を続けています。ですから日本のコールサインがありませんし、総務省の無線局のデータベースにも存在しません。公共の財産とされる電波を利用するには、電波法により総務大臣から免許を得なければなりませんが(無線LANや特定小電力トランシーバーなど例外はあります)、AFNはその電波法の「枠外」になっている。こんなところでいまだに占領状態が続いていることには、言いようのないもやもや感を感じます。

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2020年8月23日 (日)

プロパガンダ放送

 8月15日に文化放送で放送された特別番組「封印された真実~軍属ラジオ」を録音しておいたものを聴きました。戦争中を中心としたプロパガンダ放送とその妨害放送についての特集でした。

 日本は先の大戦中、日本放送協会が短波による海外向け放送「ラジオトウキョウ」でプロパガンダ放送を行っており、特に米艦隊向けには「ゼロ・アワー」などの番組を出していて、米兵に人気だったとか。これはジャズなどを流して厭戦気分にさせようという意図だったそうですが、面白いのは米軍は聴取禁止などの措置を取らなかったというのですね。自信があるからでしょうか。

 これに対して米側は最初は短波で、のちにサイパン島から中波で「VOA」(ボイス・オブ・アメリカ)によるプロパガンダ放送を開始。日本側は短波に関してはもともと短波受信機の所持と聴取を禁止していたので問題視しなかったようですが、中波に対しては「防圧放送」なる妨害電波を出して国民に聞かれないようにしたと。で、その防圧放送用の施設の一つが、いまの文化放送川口送信所にあったということで、発掘調査もされていたというのは知りませんでした。文化放送の川口送信所はもともと日本放送協会の新郷放送所だったところで、それが川口放送所へ移転したあとに作られたということです。このように政府は国民に聴かせない対策をしたものの、郊外など場所によっては聞こえる場合もあったり、また禁止されていた短波受信についても一部のエリート層などひそかに受信していた人もいたと。本当かなと思うのですが、米側の戦況発表に連動して東京の株式取引所の値が動いたそうです。

 VOAとは別に「日本人有志が国難打開のため日本放送協会に対抗して開局した」という体を偽装した「新国民放送」というプロパガンダ放送があったというのも知りませんでした。日系人を動員して放送したそうです。

 防圧放送はBCLを趣味にしている方ならジャミングという言葉でご存じのことと思います。日本ではなくなりましたが、戦後も冷戦や国の対立で他国ではよく行われていました。特に中国、韓国、北朝鮮のものは日本にも到来し、日本海沿岸で国内のラジオ放送に妨害を与え困った存在でした。

 ひとくちにプロパガンダ放送といっても、本当のことを伝えるものもあれば虚構を伝えるものもあり、それだけで善悪とは決めつけられないという解説が印象的でした。もしかしたら普段のラジオも...とも。リスナーの聴き方が問われるということでしょうか。

 もうradikoのタイムフリーの期間も過ぎてしまいましたが、文化放送のホームページで雰囲気を知ることできます。

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2020年8月15日 (土)

75年前の玉音放送

 きょう8月15日はいわゆる終戦の日でした。

 テレビジョンでは放送協会が特集を組んだりしていますが、関東のラジオでは文化放送が「戦後75年スペシャル アーサー・ビナード 玉音放送を探して」という特番を出していました。国民に終戦の詔書を公表した「玉音放送」に関して、企画したとされる下村宏内閣情報局総裁の人物像や企画の発端、なせ8月15日を終戦の日とするのか(降伏文書調印は9月2日)、なぜこの時期になったのかなど、放送に込められた意図など、玉音放送にまつわる話を様々に取り上げる2時間でした。特に正午過ぎからは、75年前の放送の一部を当時の放送原稿をもとに再現するという試みもやっていました。和田信賢アナのアナウンス→下村情報局総裁のあいさつ→君が代演奏→玉音盤再生→君が代演奏、という流れです。私は当時の雰囲気に近づけようと手持ちの真空管ラジオで聴きました。そのあと、終戦の詔書の現代語訳の朗読もありましたが、現代語でもなんだかもどかしい感じが。要するに負けたとずばり言ってないので。放送当日、放送会館にいたアナウンサーの証言は生々しかったです。

 興味深かったのは、玉音放送の4時間ほど前にアメリカ側の対日宣伝ラジオが「敗戦の放送がある」と放送していた、というのですね。その音源も流れました。調査によるとそれを聞いた日本人もいたというのですが、そんな人がどれほどいたのだろう。。。

 番組はradikoのタイムフリーで1週間聴くことができます。日本の一大転換点となった放送のこと、感じてみては如何でしょう。

 

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