2024年12月26日 (木)

松山でクリスマスライブ

 23日は松山のライブレストラン風来坊で「尾崎亜美Christmas Live Special 2Days」の1日目を観てきました。新型コロナ禍の前、この時期には鎌倉歐林洞ギャラリーサロンで亜美さんのクリスマスライブが開催されるのが定番でした。まるでホームコンサートのようなアットホームで濃密な空間のライブは切符がすぐに売り切れる人気ぶりでしたが、歐林洞の閉店によりライブはなくなってしまいました。そういう状況の中、小坂忠さんと親交のあった関係で松山の風来坊でのライブ出演をいくつか重ねていた亜美さんが、昨年初めて風来坊でクリスマスライブを開催し、今年が2年目となりました。私は昨年は行けなかったので初参戦です。風来坊には昨年、旧店舗時代に一度行ったことがありますが、移転新装した現在地では初めて。旧店舗よりだいぶ広く、ライブレストランを名乗って各席にテーブルを入れたためゆったりした感じになりました。ただ、1ドリンク1オーダー制の割には手が足りてなくてオーダーとかサーブとかのオペレーションが回ってなかったような(^^;

 今回のメンバーは亜美さんの他、小原礼さん(Ba)と是永功一さん(Gt)の3ピース。満席の盛況でスタートしたライブの曲目はこんな感じ。

1.Recipe For Smile
2.My Song For You
3.マイ・ピュア・レディ
4.VOICE
5.太陽のひとりごと
6.BYE BYE MR.RANDOM
7.Joyful Joyful

8.メッセージ~It's always in me
9.The Christmas Song
10.Blue Christmas
11.サンタが街にやってくる
12.純情
13.伝説の少女
14.Smile
15.オリビアを聴きながら

ec1.天使のウィンク
ec2.Have Yourself a Merry Little Christmas~Silent Night

 9月の陸前高田でのコンサートの曲目をベースに一部クリスマス仕様に差し替えた感じですね。同月の東京でのホールライブで企画された発掘シリーズの5・6は今回も健在。しばらく定番化するのかな?7はクリスマスというか年末ならではの曲で、歐林洞ライブでも定番でした。
 休憩を挟んで2部の9~11がクリスマスコーナー。10はエルビス・プレスリーのカバーで、何か新しいことをしたいという思いでの選曲だそうです。小原礼さんがプレスリーを声真似して歌ってました(^^)。11の後には、ちょっとしたお誕生日コーナーも。この時期が誕生日の人はクリスマスと一緒にされてきちんと祝ってもらえないことがありがち、ということで客席に「お誕生日の方いますか」と声を掛けてお祝い。この客席に呼びかける企画は私がファンになった2004年頃のコンサートでは定番で、とても懐かしかったです。それでは盛り上がっていこう!と前振りがあっての12でしたが、13からはバラード続き(微笑)。14はサビ部分を客席も一緒に歌いました。アンコールは1曲目でドカンと盛り上がって、ラストのec2は歐林洞ライブのアンコール定番だった曲ですね。

 ステージと客席がとても近く、気合を入れた声掛けでなくても客席の話し声がそのまま亜美さんに通ってしまうぐらい。私の声も何度か拾っていただきました(^^)。アットホームで温かい空気につつまれたライブは、歐林洞時代のクリスマスライブを思わせるものでした。亜美さんも、風来坊のことをホームみたいと言ってましたし。ただ、歐林洞ライブと同じ雰囲気かと言われると、そこはちょっと違うかな。。歐林洞は、それこそ限界まで椅子を並べて(それも前方は背もたれなしの椅子)超満員での開催でしたので、同じ満席でも濃密度が風来坊とは段違いでした。ただ、歐林洞は詰めすぎ&ステージに段差がない故に後ろからはステージが見ずらい(ほぼ見えない)という問題があったので、見やすさでは風来坊のほうが断然良いです。私は行って良かったと思いました。休憩除きで正味2時間弱のライブは楽しかったです。 2日目は参戦していないので状況はわかりませんが、ほぼ同じだったのではと思います。

 これで私は今年の亜美さん聴き納め。この感覚、5年ぶりだなあ。来年もいろいろライブがあるといいなと思います。

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2024年11月11日 (月)

イルカさんと亜美さんのホームメイドコンサート

 9日は神奈川県民ホールで「イルカ&尾崎亜美ホームメイドコンサート」を観てきました。イルカさん企画(だと思う・・)のジョイントコンサートです。タイトルにホームメイドというワードを入れたのは、料理を作ったりする亜美さんのイメージからだとか。考えてみれば曲も自家製ですし(微笑)。大きなハコでしたが2階席までお客さん入ってました。

 では曲目から。

1.白い色は恋人の色(※)
<亜美さんコーナー>
2.My Song For You
3.マイ・ピュア・レディ
4.VOICE
5.冥想
6.伝説の少女
7.オリビアを聴きながら
8.天使のウィンク(※)
<転換しつつのMCを挟んで>
<イルカさんコーナー>
9.サラダの国から来た娘(※)
10.人生フルコース
11.愛の種まこう
12.時の枝折り
13.うたのこども
14.なごり雪
15.いつか冷たい雨が

ec.まあるいいのち(※)

※はイルカさん亜美さんのコラボ

 オープニングの1は持ち歌でないところから2人のコラボ。亜美さんのコーナーは10月の石浜神社の曲目に近かったのですが、デビュー曲の5が入ったところがアクセントになりました。この日の亜美さんのサポートは小原礼さん(Bs)とAisaさん(Gt,Chor)のお二人で9月の陸前高田と同じメンバーですが、この3ピースでの5は初めてでしたね。8はイルカさんとのコラボ。夏に大阪城ホールで開催されるイベントライブ「君の歩いた青春」ではイルカさん、太田裕美さんと天使の羽を付けて歌ってるようなのですが私は行ったことがなく、ちょっと雰囲気を味わえたかなという感じです。羽はつけてなかったけど(微笑)

 イルカさんのコーナーでは逆に亜美さんがコラボで入って9を。10はレコーディング前の出来立ての曲だそうです。11、12も最近のアルバムからとのことで、亜美さんが往年の定番曲で揃えてきたのとは対照的でした。アンコールはコラボで。

 イルカさんと亜美さんは声が似ていて「声の美人姉妹」を自称していたりするのですが、声は似ていても歌い方がかなり違うのでコラボ曲でも違いがはっきりわかりますね。話し出すと止まらなそうな勢いなのはお二人とも似ています(微笑)

 客席はイルカさんのファンがかなり優勢でイルカさんには声も結構飛んでいたりすたのですが、亜美さんに対しても温かい感じで雰囲気は良かったです。イルカさんと亜美さんの掛け合いも面白くて、楽しいライブになりました。イルカさんはだいぶ前にやはりジョイントで見たことがあるのですが、声も見た目も変わらないし、衣装に至ってはフリフリのミニスカートだったのでびっくり。公演時間は休憩なしの1時間50分。曲数が少なめなこともあってあっという間に終わった感覚でした。また同じような企画があるなら、また行きたいと思います。

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2024年10月13日 (日)

観月の調べ

 きのう12日は東京・荒川区の石浜神社の催し「観月の調べ」を観てきました。いってしまえば音楽ライブです。尾崎亜美さんがゲスト出演するというので初めて伺いました。

 出演は
 ・小田留意&片山耕一:ポップス
 ・調宮(つきのみや):雅楽とポップスのコラボ
 ・丘咲アンナ&寺屋ナオ:ポップス
 ・シークレット特別ゲスト
 というラインナップ。トリのシークレット特別ゲストが亜美さんだったのですが、亜美さんの公式サイトではゲスト出演として告知がされていて、ぜんぜんシークレットじゃないという(微笑)。

 神社は隅田川沿い、白髭橋の近くにあり、今年が御鎮座1300年だそうです。会場のセッティングは境内の石段を上がった神社の拝殿前がステージで、石段下の広場にパイプ椅子を並べて客席としていました。高低差があって見やすかったです。ライブは夕方17時半から開始。ちょうど日が暮れるころからのスタートで篝火も焚かれていい雰囲気でしたが、割と川手からの風があって客席に煙が流れてきたため、向かって右(川手)の篝火は途中で消されることに(^^; 

 トリの亜美さんは配偶者の小原礼さんとともに19:45ごろに登場。司会からアーティストが紹介されると軽くどよめいていましたので、多くの方にとっては本当にシークレットだったようです。曲目はこんな感じ。

1.My Song For You
2.マイ・ピュア・レディ
3.VOICE
4.伝説の少女
5.オリビアを聴きながら

ec1.天使のウィンク
ec2.Will You Love Me Tomorrow?

 最近のライブの定番曲から厳選して抽出した構成ですが、アンコールのラストを除きベスト盤のような感じの構成でした。こういったライブではわかりやすさ優先のほうが良いですよね。アンコール2曲目はすっかりライブの締めの曲として定着した感じです。時間が押していたからか、トークは控えめで割とサクサク進めていましたが、それでも亜美節はちょいちょい出ていて、4の曲紹介では「今日は月の歌は歌わないのですけど、その代わり観月の調べにぴったりの曲を持ってきました」とか(観月ありささんへの提供曲ということで)、ec1を歌った後に「神社なのに天使の歌を歌ってしまいました。宮司さんごめんなさい」とか。ウケてました。全般に客席の反応が良かったのは何よりでした。そういえば亜美さんと礼さんの二人だけのライブも久々かな。音源(=足りない楽器のオケ)も使いませんでした。二人で生演奏のみのライブは、やれる曲は限られますがいいものです。

 亜美さんの出番だけで見ると45分程度のミニライブですが、全体通しだと休憩込みで約3時間の大ボリューム。初見の3組も上手い方ばかりで、普段聴かないような雅楽の楽器の音も聴けたりして良かったです。野外ながら音も良かったし。これだけのライブを自由席は無料で開催してくださった石浜神社に感謝です。お賽銭は少し多めにしておきました(^^)

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2024年9月30日 (月)

尾崎亜美コンサート2024(陸前高田)

 きのう29日は、奇跡の一本松ホール(陸前高田市民文化会館)で尾崎亜美コンサートを観てきました。久々の「遠征」です。陸前高田は東日本大震災により津波で甚大な被害を被ったところ。ホールの周辺には市立博物館や商業施設アバッセたかたなどが立ち並んでいますが、ちょうど博物館の裏手が地盤のかさ上げを行った境目で10mぐらいの段差ができており、段差の下には震災遺構の被災ビルが残っていました。またあちこちに津波の避難路を知らせる看板が出ていて、爪痕と備えがまざまざと感じられる場所でした。ちなみにホール名にもなっている奇跡の一本松はホールから1.5kmほど離れた海岸沿いにあります。

 そんなわけでホールは新しく、小ぶりながら2F席もあり、見やすくて良いホールです。1Fが埋まって2F席もちらほらという感じの客入りでした。今回は亜美さんのサポートが小原礼さん(Bs)、Aisaさん(A.Gt,Mand,Prec,Chor)の2人で、この組み合わせは初めてです。

 では曲目から。

1.My Song For You
2.マイ・ピュア・レディ
3.VOICE
4.太陽のひとりごと
5.BYE BYE MR.RANDOM
6.純情
7.FOR YOU

8.メッセージ~It's always in me
9.泣きたいような気分で
10.Recipe For Smile
11.フードウォーリアー
12.グルメ天国
13.伝説の少女
14.Smile
15.オリビアを聴きながら

ec1.天使のウィンク
ec2.Will You Love Me Tomorrow?

 9月14日の東京でのコンサートから曲を少し抜いて曲順を調整した形ですが「発掘シリーズ」(4,5)と「食いしん坊コーナー」(10~12)も再現されてましたから、地方公演ながら充実の構成といっていいと思います。そして、ファンとしては12に注目。この曲は間奏部分で公演先のおいしいものを羅列してシャウトするのが定番だったのですが、ここしばらくは喉の手術の関係かやってなかったのです。それが陸前高田で久々に復活!客席も沸いてました。この曲に限らず客席の反応は全般に良くて、意外な曲で手拍子が出たりとかして盛り上がったのは良かったです。事故はちょいちょいありましたが(^^; 「いろんなことが起こるのもライブのうち」とは亜美さんの談。そのとおりでございます(微笑)。実は1曲目の冒頭で涙ぐんで止まってしまったりもしました。「奇跡の一本松を見てきたからかなあ」とおっしゃってましたが、いろいろ思いがこみ上げてきたのでしょう。「陸前高田でライブがしたかった」ともおっしゃってましたので。。。その思いは2部の最初の8にもつながっていて、母を亡くしたときのエピソードも交えて、ここで歌いたかったとおっしゃってました。そんなことも織り交ぜつつ、全般にはとても楽しいコンサートになりました。初めての亜美さん、礼さん、Aisaさんの3人の組み合わせもなかなか良かったです。電気ギターとドラムは音源で補っていましたが、アコースティックなものをいろいろやってくれるAisaさんがいると一味違います。こんな素敵なコンサートをなんと3000円で提供してくれた会館には感謝です。

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2024年9月15日 (日)

尾崎亜美コンサート2024(東京)

Amii_tokyo

 きのう14日は東京・EXシアター六本木で「尾崎亜美コンサート2024」を観てきました。亜美さんがホールに準じたハコで(EXシアターは建前上ライブハウスですが・微笑)レジェンド参加の豪華フルバンドでライブをやるのは実質この年1回のみ。大阪などでのツアーも今年はないので、しっかり楽しんできました。今年は完売御礼の盛況!

 では、ツアーがないので遠慮なく曲目から。

1.Angela
2.VOICE
3.My Song For You
4.マイ・ピュア・レディ
5.太陽のひとりごと
6.BYE BYE MR.RANDOM
7.純情
8.FOR YOU
(休憩)
9.メッセージ〜It's always in me
10.Southern Cross
11.泣きたいような気分で
12.Recipe For Smile
13.フードウォーリアー
14.グルメ天国
15.伝説の少女
16.天使のウィンク
17.手をつないでいて
18.オリビアを聴きながら

ec1.Smile
ec2.Prism Train
ec3.Will You Love Me Tomorrow?

 休憩ありの2部構成で、1部が45分ぐらいで終わったものですから、あらら短い?と思ったのですが、2部とアンコールは挽回して1時間15分ぐらい。正味2時間程度で盛りだくさんなライブになりました。

 1はファンの間では盛り上がる曲で、これでスタートしたのは嬉しい誤算。スタートダッシュをかけたかったのでしょうか。2は最近よく歌う曲。3・4は名刺代わりですね。5と6は「発掘シリーズ」と称して何でかライブでしばらくやっていなかった曲をということで、2枚目のアルバム「MIND DROPS」からの選曲。私もライブでは初めて聴きました。5は個人的にアマチュアのセッションで演奏したり歌ったりしたことがあるので思い入れがあり嬉しかったです。ヴィブラスラップは欲しかったかなとは思いましたが(微笑)。7はファンの間では盛り上がる曲で、ここで客席前方はスタンディング決行。6・7は亜美さんもエレピを離れてハンドマイクで立っての歌唱でした。ここまでフルバンドでやって8はコーラスのAisaさんと2人でしっとりと。

 2部の9は亜美さんソロでピアノ弾き語り。今回はエレピとグランドピアノの二刀流でしたが、グランドピアノ(スタインウェイ)のペダルの位置が今一つ合わなかったみたいで、最初の位置確認で時々苦戦してました(^^; ここからバンドメンバーを曲に合わせて少しずつ呼び込んで演奏。10は本来アップビードの曲ですがセルフカバーアルバム「ReBORN」収録のバラードバージョンで。11は最近よく歌いますね。フルバンドに戻って12~14は食いしん坊コーナーで食べ物系の曲からの選曲。15はライブの定番、盛り上がりどころの16は客席スタンディング。亜美さんは七分立ちと言ってましたが、目視で確認していないので検証はできません(^^;  17は最近よく歌われますね。

 アンコールのec1は最近大切に歌っている曲で、後半のサビの繰り返しは客席も一緒に。ec2はファンに人気の盛り上がり曲ですが、久しぶりに聴きました。ということで本日3度目の客席スタンディングに。最後のec3はキャロル・キングのカバーですが今年から歌いだした曲。ファンへのメッセージなのかもしれません。

 今年の東京ライブは客席の反応が良くて、盛んに客席から声が飛んで、それを亜美さんが拾ってMCが脱線したりして賑やかでした。新型コロナ禍の渦中では様々な制約のもと恐る恐るライブをやっていて、亜美さんも「早く本当のライブがしたい」と言っていたものですが、新型コロナ禍前のスタイルの復活を実感しました。小さなハコでの小編成でのアットホームな感じのライブも素敵ですが、このような大ハコのフルバンドももちろんいいですね。EXシアターは音も良く、バランスも良かったので大満足です。細かな事故はいくつもありましたが(内容はカッツアイ)それもライブ。楽しかったです。こういうライブはまた1年後になるのかなあ。。16の後のMCで「喉のトラブルを抱えてからの時間も愛おしい。若いころは喉が強かったけど、その頃に戻りたいとは思わない。新しい声をつくる気持ちでやっていく」といった趣旨のことを話していました。私も今の自分にあった音楽を届けてくださればそれでいいと思います(・・これは河合奈保子さんに対する私の思いと重なるのですが・・実現するかは別として・・)。喉の手術後のリハビリとか、コンディションの維持は大変かと思いますが2年後の50周年に向けてますますの活躍を祈ります。

<ミュージシャン>
尾崎亜美(Vo,Pf,Key)
  ・
林立夫(Dr)
小原礼(Bs)
鈴木茂(Gt)
是永巧一(Gt)
住友紀人(Sax,Key)
Aisa(Chor,A.Gt,MAND,Perc)

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2024年7月22日 (月)

鈴木康博 アコースティックイブニング

 さる20日は「鈴木康博 LIVE 2024 アコースティックイブニング in 葛飾」という長いタイトルのライブを観てきました。会場は東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール。名前からわかるとおりクラシック仕様のホールです。オフコースのメンバーだった鈴木さんのことは実はよく存じ上げてないのですが(^^; ゲストに尾崎亜美さん、小原礼さんが入っているので切符を取りました。他のゲストはあんべ光俊さん、藤田恵美さん、榊原大さん。

 ゲストが多いのでどんな感じになるのかな・・・ゲストは2曲ぐらい歌って終わりかなと思ってたのですが、構成は鈴木さんがホストのジョイントライブといった感じで、鈴木さん含め基本4曲ずつの構成でした。あんべさんだけ3曲で、MCで「なんで僕だけ3曲なの?ギャラを気にした?」と笑いを誘ってましたが。鈴木さんがホストになってこのような形式のライブをやるのは初めてだったそうです。

 曲目はこんな感じ。

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藤田恵美
・卒業写真(with鈴木康博)
・ケンとメリー~愛と風のように~
・ダンスはうまく踊れない
・ひだまりの詩

榊原大
・海側の景色(with鈴木康博)
・「ファイト」メインテーマ
・海のある日記
・飛行船のワルツ

鈴木康博
・対(ペアー)
・Daydream Believer

(休憩)

尾崎亜美・小原礼
・In My Life(with鈴木康博)
・マイ・ピュア・レディ
・オリビアを聴きながら
・天使のウィンク

あんべ光俊
・君が好き(with鈴木康博)
・遠野物語
・ロングラン

鈴木康博
・映画
・燃ゆる心あるかぎり

アンコール
全員で
・You've Got a Friend
・風

ダブルアンコール
鈴木康博
・でももう花はいらない
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 ホストの鈴木さんが各ゲストを紹介しつつゲストの1曲目にはコラボで参加し、1部と2部のおしまいに2曲ずつ歌うという、なかなか凝った構成でした。藤田さんはカバー曲を中心に。榊原さんはピアニストなので歌わずにインスト演奏の披露でしたが、1曲目は鈴木さんの歌に参加する形でした。亜美さん礼さんはコンサートの定番曲から3曲。コラボ曲はビートルズナンバーで、いわゆる共通言語といったところでしょうか。あんべさんは失礼ながら全く存じ上げてなかったのですが、声が良いですねえ。声といえば鈴木さんも76歳だそうですが年を感じさせない声で素敵でした。そしてみなさん話が達者で面白かったです。

 出演者の人柄を反映してか、程よいキャパのためか、客席はあたたかい感じでした。音も良かったと思いますが、客席の手拍子は響きが回ってしまって時々ビートを見失いそうになり、なんとか演奏に合わせようと少々苦戦(^^; ホールの特性なのかなあ。まあでもそれは細かいことで、ライブは良かったです。普通なら聴いてないような音楽に巡り合うのもジョイントの良いところですね。またこんな企画があれば観てみたいと思います。

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2024年6月18日 (火)

ありがとう道新ホール 尾崎亜美コンサート

 16日は札幌・道新ホールで「ありがとう道新ホール 尾崎亜美Concert2024」を観てきました。ありがとう~となっているのは、今月末で閉館する道新ホールのさよなら公演のひとつになっているためです。私は2022年10月の亜美さんのコンサートで初めて道新ホールに行きましたが、2度目の来訪がさよなら公演になってしまいました。亜美さんも思い入れがあるようで、また配偶者の小原礼さんも「音の良いホールが無くなるのは寂しい」とSNSで発信してましたので、ミュージシャンに愛されたホールなのだと思います。

 今回の出演はいわゆる水戸黄門スタイル(尾崎亜美:Vo,Key・小原礼:Ba・是永功一:Gt)にAisa(Cho,Gt,Mand,Perc)を加えた4人編成。客席は満員御礼で、大入袋が出たそうです。では曲目を。

1.Recipe For Smile
2.My Song For You
3.マイ・ピュア・レディ
4.初恋の通り雨
5.VOICE
6.悲しくてやりきれない(ザ・フォーク・クルセダーズのカバー)
7.泣きたいような気分で
8.あなたの空を翔びたい

9.FOR YOU
10.メッセージ~It's always in me
11.Lady Madonna (ビートルズのカバー)
12.フードウォーリアー
13.グルメ天国
14.純情
15.伝説の少女
16.Smile
17.オリビアを聴きながら

ec1.天使のウィンク
ec2.Will You Love Me Tomorrow? (キャロルキングのカバー)

 全体は2部構成。1部は白い衣装、2部は黒い衣装、アンコールも着替えて黒い衣装でしたが、自らMCで「白亜美、黒亜美」と言っていたのには笑ってしまいました。衣装はだいたい白か黒の組み合わせが多いのですが、そんなこと言うのは初めてでしたので。進行はほぼ1曲ずつ区切ってMCを挟むかたちで、亜美さんのホールや曲にまつわる思いを語ったり「要らんこと」をしゃべったり。要らんことが多いのをお詫びしていましたが、それがなかったら亜美さんじゃないような気がします(微笑)

 1は意外で、そう来たかという感じ。最近は名刺代わりに2で始めることが多いですので。「私は晴女だけど昨日は晴れで明日も晴れの予報なのに今日だけ雨なのはこの曲を入れたからかもしれない」といって始めたのが4。確かに午後は結構強い雨でしてまさに曲の情景のような感じだったのでした。この曲は自然と手拍子が湧いてくることが多い曲なので私も最初から地味に手拍子していたのですが、周りはあまりついてきてくれず(^^; でも亜美さんが「手拍子嬉しい」と拾ってくれて大きな手拍子になりました。6は映画「トノバン 音楽家加藤和彦とその世界」の公開に絡めて。7はお久しぶりの選曲でした。この曲は天文台でほぼ作ったといったことを。

 2部のスタートは9から。これは亜美さんひとりでやる予定にしていたところ急きょAisaさんにもコーラスで入ってもらうことにしたそうで、息ぴったりでした。Aisaさんは他の曲でもコーラス、ギター、マンドリン、パーカッションと大活躍でした。10は母が亡くなって曲が作れなくなったときの話を絡めて。11はコロナ禍でのStayHomeMusicの活動と絡めて。12と13は食いしん坊コーナー。札幌にくると美味しいものを連想するということで、それをパブロフの犬のようなと言っていましたが、何かを見て唾液が出るみたいなのは何て言うんだっけ?と自ら振っておいて答えが出ず(^^; 今思えば条件反射と言いたかったのだと思いますが、私もその場で言葉が出なくて助けて差し上げられなかったのは悔いが残りました(笑) 14は最近サブスクで外国でよく聞かれているという話題と絡めて。亜美さん自身も好きな曲なので嬉しいと言っていました。16はぜひ会場のみなさんも一緒にという恒例のパターン。アンコール1曲目はスカっとスタンディングで盛り上がりました。最前列にいたので実は後方の様子がよくわからないのですが、次の曲に行く前に着席指令が出たときに振り返った感じでは多分総立ちに近かったのではと。

 で、あらためて曲目を見てみると、4月に行われたビルボードライブ横浜・大阪での曲目に曲を足した拡張版のような感じですね。これから外国曲のカバーを組み込んだものが定番になるのかな?カバー曲が聴けるのはライブならではですが、もっとオリジナルを聴きたいという気持ちもあり、正直悩ましいところではあります。

 休憩除きで正味約2時間のコンサートは温かくて楽しいものでした。盛り上がるところはきっちり盛り上がったし!良いコンサートでした。700席で1フロアというハコの大きさも一体感のある温かさに良かったかもしれません。期せずして閉館さよなら公演に立ち会うことになりましたが、観られて良かったです。

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2024年4月13日 (土)

亜美さん初のビルボードライブ

 少し日が開きましたが、花まつりの4月8日はビルボードライブ横浜で「尾崎亜美コンサート2024」を観てきました。観てすぐに書いても良かったのですが、11日にはビルボードライブ大阪での公演もあったので曲目が気兼ねなく書けるこのタイミングにした次第です。

 タイトルにも書きましたが亜美さんはビルボードライブでのコンサートは初めてだそうで、公演前から楽しみしていたそうです。ちょっと格が高いんでしょうかね。観る側とするとお値段もいろいろ高いですが(^^; コンサートホールではなくライブレストランなので何も注文しないというわけにはいかないし、メニューの一つひとつが・・・(以下省略)

 ビルボードライブは2ステージ制ですが、私は仕事の都合もあり19:30開場の2ndステージを観ました。実際にライブが始まるのは20:30ですから、かなり遅いですね。開演までの1時間は飲食してくださいタイム(^^;

 では曲目です。亜美さんによると横浜・大阪の計4ステージすべて同じだったそうです。

1.My Song For You
2.マイ・ピュア・レディ
3.VOICE
4.あなたの空を翔びたい
5.メッセージ〜It's always in me
6.Lady Madonna (ビートルズのカバー)
7.A Song For You (カーペンターズのカバー)
8.純情
9.伝説の少女
10.Smile
11.オリビアを聴きながら

ec1.天使のウィンク
ec2.Will You Love Me Tomorrow? (キャロルキングのカバー)

 今回は、亜美さん、小原礼さん(Ba)、是永功一さん(Gt)の3人(通称・水戸黄門スタイル)での演奏。ドラムレスですが、いわばコアメンバー3人の奏でる演奏は心地よいです。2ステージ制なので公演時間は短めの実測85分で、曲数は抑え目。近年のライブの定番曲をコンパクトにまとめた感じですが、ふだんやらない外国曲カバーが3曲入ったのはビルボードライブらしさですね。亜美さんも「ビルボードライブなので」とおっしゃってました。亜美さんのトークもビルボードライブを意識してかいつもよりかっちりとした感じで始まったのですが、ライブが進むにつれていつものゆるふわな感じに(微笑)。でも亜美さんらしくて好きです。

 ステージと客席が近くて、私も久々に間近で聴けたのは良かったです。近さ故なのか客席のノリも良く、結構歓声が飛んだりしていい感じ。アンコールの「天使のウィンク」ではスタンディング決行。目視の範囲では七分立ちで盛り上がりました。

 コスパ的にはアレですが(しつこい)雰囲気も良くトータルで楽しめましたので満足です。亜美さんは喉の手術から1年、主治医から完治宣言をもらったそうですが、2ステージは結構な負荷だったのではと思います。おつかれさまでした。調子を見てライブを続けて欲しいなと思います。

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2024年3月28日 (木)

亜美さんが新たなYouTubeチャンネルを開設

 尾崎亜美さんは新型コロナ禍が始まりライブが無くなったころ、StayHomeMusicというYouTubeチャンネルを立ち上げて演奏動画をアップしていましたが、きのう27日にそれとは別の新たなYouTubeチャンネルが開設されました。

 Amii Ozaki (オフィシャルチャンネル)

 今度のチャンネルは以前所属していたポニーキャニオンからの提案で立ち上げたそうで、2年後のデビュー50周年に向けたプロジェクトの一環ということのようです。現在所属しているクラウンからではないところがちょっと面白いですね。やはり50周年となると過去の音楽資産はポニーキャニオンがメインになるので、ということでしょうか。

 とりあえず今アップされているのは開設の挨拶の動画だけですが、後半にプライベートのちょっと面白い動画が付いています。いかにも亜美さんらしい♪ 今後はポニーキャニオンの秘蔵映像がアップされる予定らしく、楽しみです。どうぞご覧ください。

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2024年3月20日 (水)

デビュー48周年!

 きのう19日は尾崎亜美さんのバースデーでした。そしてきょう20日は亜美さんのデビュー48周年。合わせておめでとうございます。

 1年前に喉の手術をしたあと5月からライブ活動を再開していましたが、声帯はリハビリ中でコントロールに苦戦することもあったようです。声帯のリハビリは順調でしたが1年経ってどうやら本格的に回復してきているようで、この先のライブが楽しみです。まずは4月8日のビルボードライブ横浜、11日のビルボードライブ大阪が今年の本格的なライブはじめになりますので、まずこの2つが大成功しますように。ビルボードライブは一般的なソロコンサートと同程度の料金ながら公演時間が短いのと飲食代が高いのでコスパはアレなんですが(^^; 格があるライブ会場で亜美さんも楽しみにしているので応援したいです。そのあとは6月16日に札幌のソロライブが決まっています。この1年、いっぱい歌が聴けますように。

 そのほかにもYouTubeでの公式音楽配信も準備中とのことで、こちらも楽しみです。ますますのご活躍をお祈りします。

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