震災30年
きょう1月17日は阪神淡路大震災から30年でした。ここ数年、メディアでの取り上げが減っているように感じていましたが、今年は30年の「節目」ということもあってか、きょうを迎える前から連日、メディアで積極的に取り上げられていました。能登半島地震から1年ということもあるのかもしれません。発災時刻に放送されていたラジオ関西(兵庫・558kHz)の特別番組「阪神・淡路大震災30年 神戸からの祈り」をradikoタイムフリーで聴きましたが、インタビューに応じていた方が記憶の継承について「31年、32年になったときが大切」といったことをおっしゃってました。今年はこうして大きく取り上げられていたけれど、その先も語り継いでいかなければならないということです。新聞報道によると「30年の壁」という言葉もあるそうです。30年経つと体験者も少なくなり語り継ぐのが難しくなってくるということです。それを意識してか先の特番では次の語り継ぎを担う若い世代の出演が目立ちました。またアナウンサーは「この国では災害から逃れられない」ということも強調していました。阪神淡路大震災が起こる前、漠然と「関西は地震が少ない」などと言われていたものです。しかし突然あの烈震に襲われた。。。東海地震、あるいは南海トラフ地震の30年以内の発生確率がどうのと言われ続けていたのに、東日本大震災、中越地震、北海道胆振地震、熊本地震、そして能登半島地震などなど、それ以外の地域で大きな地震が起きています。いつどこで起こるかわからない。。。だから、これまでにあった震災の記憶と教訓を、自分事として受け止めて、できることをしていくのが大切なのではと感じます。この30年、耐震化などの事前の備えや被災者支援など進化したところもありますが、避難所の状況など相変わらずのこともあります。できるだけ教訓を生かせる社会でありたいです。
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