本館トップページでの告知や本館へ頂いたお便りのとおり、83年に発行された河合奈保子さんのエッセイ本「わたぼうし翔んだ~奈保子の闘病スケッチ」が復刊ドットコムより復刊されることになりました。6月15日発表当初は復刊ドットコムのみでの案内でしたが、ネット書店の一部でも予約が始まりました。(確認したのはHontoと楽天BOOKSとAmazon)
復刊ドットコムは送料が必要ですが予約特典が付くと案内されています(内容は現時点で未発表)。Hontoは自宅配送だと送料がかかりますが最寄に提携書店があれば書店受け取りが可能。楽天とAmazonは送料無料。ということで、何を優先するかで選ぶことになりましょうか。復刊ドットコムが初刷をどのぐらいで考えているのかはわかりませんが、増刷なしで終了する可能性もありえるので欲しい方は予約するに越したことはないですね。ISBNコードもついてますから最寄の書店でも予約できるのではと思います。
今回の復刊はファンの方々の運動が結実したものと理解していますが、当店としては復刊運動のお便りを紹介したのみで積極的なPRはしていなかったこともあり、少々負い目も感じます(^^; 私自身もちょっと認識違いだったところがありまして、中古価格がこんなに上がっているとは思っていませんでした。私が15年ほど前に東京・神田神保町で入手したときはその筋の専門店でも確か3000円ぐらいだったはずでしたが、いまAmazonでみると2万円前後で出品されています。これでは容易に手が届かないですね。何はともあれご尽力された方には敬意を表します。
今回の復刊で気になる(ダメ出しの意味ではありません)のは「新装版」としていることです。復刊ドットコムからは次の告知が出ています。
『今回の新装版復刊にあたって、当時の通称・俗称や文体なども可能な限りそのまま掲載し、執筆当時のリアルな本人の言葉や心情がそのまま伝わるようつとめました。』
可能な限りとありますから、可能でなかった部分もあるということ。つまり、旧版と寸分たがわぬ複製ではないということです。旧版の発売から38年経ち、いまとなっては適切とは言えない記述や表現があるということなのでしょうかね。。。何が可能でなかったのか気になるところです。旧版をお持ちの方も新たに新装版を入手する動機になるかも(^^)
歌やステージに対する思い、子どもへのまなざし、イタズラ好きでちょっぴりわがまま(頑固?)な一面など、奈保子さんの人柄がわかる本書、定価で入手できるうちにどうぞ。
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