2025年1月 6日 (月)

年の初めに

 2025年を迎えました。みなさん如何お過ごしでしょうか。大雪の影響がある地域もありますが、昨年に比べれば穏やかな年明けでした。正月も正月らしかったように思いますが、1日の新聞・ラジオ・テレビジョンには当然ながら能登地震の関連記事・番組があり、1日が災害を記憶する日としてこれからも続くことと思います。能登は復興どころか復旧すらおぼつかない状況の場所もあるようでもどかしいですが、風化させずに伝え続けることが復興につながるものと信じたいです。

 さてそんな正月ですが、1日放送のテレビ番組で思わぬ形で河合奈保子さんの名を耳にしました。NHK-BS1の「英雄たちの選択スペシャル 大江戸エンタメ革命 実録・蔦屋重三郎」です。今年のNHK大河ドラマの連動(番宣)企画ですが、もともとレギュラー番組は割と見ていたので録画しておいたのでした。ちなみに大河ドラマはある時期から全く見なくなりました。ドラマでは史料に書かれていることは変えないが、書いてない部分は自由に作るそうで、つまり虚実入り乱れており、しかもどこが虚でどこが実かは見ていてもわからない。。。。これで歴史をわかった気になるのは怖いなと思う次第で、ならばちゃんとした歴史番組を見たたほうがいいなという。最初からフィクションのエンタメと割り切って見れば良いのでしょうけど。。。
 ちょっと脱線しましたが、番組では蔦重こと蔦屋重三郎が喜多川歌麿と組んで大首絵(=バストアップ)の美人画浮世絵をヒットさせたことを紹介します。モデルはそれまでの美人画の定番だった吉原遊郭の花魁だけでなく、茶屋や菓子屋で働くような町娘を取り上げたところが「会いにいけるアイドル」的で画期的だったと言います。そんな浮世絵について江戸文化に詳しい田中優子さんが「壁や柱に飾るものではなく、引き出しに入れておいて時々手に取って見る。だから視線が近い。目の前にいるような感覚だったはず」という解説をします。これを受けて漫画家のヤマザキマリさんが「堀ちえみさんとか河合奈保子さんみたいな人、私たちの当時のアイドルはみんな(写真を)いつもポケットに忍ばせておいてふっと見て「聖子ちゃん」とかやったりたりする。それに近い」と応じたのでした。ヤマザキさんが当時の代表的アイドルをどのように思っているかが思わぬ形で垣間見えて興味深かったのと、歴史番組を見ている(録画ですが・・・)最中に突然奈保子さんの名前がでてきたので「おっ」と思ったのでした。忘れないでいてくれる方がいるのはありがたいことですね。正月から縁起が良い、かな。

 

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2024年9月25日 (水)

「水面」の読み方

 きのう24日のNHK総合テレビジョン「うたコン」は京都ソング特集でした。京都フリークの私は録画を仕掛けておいておいて後から観ましたが、1曲目はやはり、というべきか「女ひとり」でした。オリジナルはデューク・エイセスですがこの日の歌唱は井上芳雄さん。上手いんですが、1番の歌詞で「池の水面にゆれていた」を「いけのみなもにゆれていた」と歌っていたところでちょいと違和感が。これ、オリジナルでは「水面」を「みずも」と歌っていて、それが刷り込まれているものですから。。。

 BS朝日のとある紀行番組で京都・大原の特集があったとき「女ひとり」の歌碑を建てた地元の方が登場して、作詞の永六輔さんに許可を得るためやりとりをしたエピソードを披露していましたが、碑に歌詞を刻むにあたって歌詞の確認は念入りにしたそうで、その際に水面は「みずも」と読んでも「みなも」と読んでもよい、というのが永さんの返事だったそうです。ですので昨夜の歌唱も間違ってはいないのですが、やはりオリジナルを踏襲していただいたほうが良かったんじゃないかなあ、なんて思います。尾崎亜美さんもライブのトークでしばしば口にしますが「歌はタイムマシン」ですから。

 で、思い出しました。
 河合奈保子さんの数あるアルバムの中でも名盤の呼び声高い「さよなら物語」に収録されている「水の中の蜃気楼」では1番の歌詞にある「水面ですれ違う舟」を「みずも」と歌っているのですが、「みなも、と歌うべきだったのでは?周りの人は気づかなかったの?」みたいなご意見をネット上で見かけたことがあります。またそんな声を意識してか、作詞の売野雅勇さんはCD-BOX「JEWEL BOX 2」のブックレットへの寄稿でわざわざ「あれは私のルビ指定ではありません(笑)」と書いていたりもします。しかし日本語を大切にしていた永さんが「みずも」という読み方を公認していたわけですから、なんら問題のないものと思います。「女ひとり」と同じだよ、と説明すればいいわけで。ただ、Microsft IMEで「みずも」と打っても「水面」には変換してくれないのは認めざるを得ないところではあります(^^;

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2024年4月24日 (水)

「博士ちゃん」で奈保子さんのVがチラリ

 いささか遅くなりましたが、20日にテレビ朝日系で放送された「博士ちゃん」をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。当日の新聞のラテ欄に「昭和アイドル(秘)2択Q明菜&奈保子&芳恵」の文字が。ラテ欄に河合奈保子さんが載るのはめったにないので録画しておいたのですが、ようやく視聴しました(^^;

 昭和アイドルに関する2択クイズを番組出演者に出題していき、間違えたら脱落していくという企画の中で、確かに奈保子さんは取り上げられていましたが、2択クイズそのものではなく、その前振りとして。昭和アイドルのデビュー時のキャッチコピー(番組ではキャッチフレーズと言ってました)の例として「ほほえみさわやかカナリーガール」が紹介されていました。ただし使われた映像は奈保子さん本人よりも親衛隊がメインでしたが(^^; 映っていた方はおめでとうございます、と言いたいところですが、顔はわからないようにスモーク処理されてました。ちなみに2択クイズ自体はピンク・レディーのデビュー時のキャッチコピーを問うものでした。ラテ欄に出ていた他のお二人は直接本人にまつわる2択クイズが出題されていたのですけどね。。。

 私なら2択クイズで、奈保子さんのキャッチコピーはどっち?としてA「ほほえみさわやかカナリーガール」B「西城秀樹の妹」としたいところです。実際にネットや雑誌などで「西城秀樹の妹」としているケースが散見されるので、引っかかる人も多いだろうし正しい認識をしていただくには良いかなと思うのですけど。。。もっとも今回の放送で正しいキャッチコピーをしっかり紹介していただいたので、クイズ化しなくても十分とも言えますかね。

 特に貴重映像が出ていたわけでもありませんが、TVerに見逃し配信がありますので興味のある方はどうぞ。4月27日の18:56までです。

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2023年12月31日 (日)

「けんかをやめて」の扱われ方

 12月26日にBSフジで放送された「霜降り明星のゴールデン80's 2時間スペシャル」を録画しておいたものを今になって観ました。前半が竹内まりやさんの特集だったので、さすがに河合奈保子さんはスルーされないだろうと踏んでのことですが、果たして確かに紹介はされました。

 ただ、なんて言うのかな。。。この番組はいつもはアーティストや作家本人をゲストに招いて話を聞く番組なのですが、さすがにまりやさんは出ず、まりやさんが好きだというゲストが登場しての進行だったので、近年の音楽回顧系番組での取り上げられ方である“「けんかをやめて」の歌詞がひどい”という居酒屋トークの域を出ないまま終わってしまったのがちょっと残念でした。ひどいと思うならなぜそのような曲を書いたのか掘り下げればいいものを・・・実際、どんな意図で作ったかは少し調べればわかるはずなのですが、好きだというゲストもうんちくを持ち合わせていないようで。ただ、司会は「全く共感できない」とストレートに表現はしたものの、あからさまな批判はなかったのは本人への忖度でしょうか(微笑)。「奈保子さんでないと成り立たない」というゲストのコメントはそのとおりだと思いますが、これはこの手の企画では必ず言われることですね。この曲がまりやさんのソングライターとしての出世作であり、ヒットしたことでオファーが殺到したということはもっと語られていいと思うのですが、いかがでしょうか。もっと穏やかで奈保子さんのパブリックイメージに叶う「Invitation」も取り上げて欲しいところです。まりやさんの特集なのですから。ま、スルーされないだけましと思わないといけないのかもしれませんが。

 ということでぼやきで終わってしまいましたが、みなさん良いお年を。

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2023年11月13日 (月)

フィギュアスケートで奈保子さんの自作曲が!

 さる11日に中国・重慶で開催されたフィギュアグランプリシリーズ2023第4戦中国大会の男女フリーの模様が昨12日にテレビ朝日系で放送されましたが、なんと中国の陳虹伊さんの演技で河合奈保子さんが作曲した「ハーフムーン・セレナーデ」(1986年発売)が使われていました。この情報はT2U音楽研究所の臼井孝さんのツイッター(現X)で知ったのですが、たまたま留守録をしていたので(夜ならリアルタイムで視聴しますが昼間に放送があったです)見てみたら、はい、まぎれもなく「ハーフムーン・セレナーデ」のピアノインストでした。正確にいうと、プログラムの前半が「ハーフムーン・セレナーデ」のピアノインストで尺はワンハーフ、後半の演技の盛り上がり部分はピアノ+弦楽の演奏でしたが、これが「ハーフムーン・セレナーデ」とは判別がつかないもの。変奏曲だったのでしょうか。。。それはともかく、国際大会で奈保子さんの曲が使われたのは初めてと思われ「ハーフムーン・セレナーデ」が中国で「月半小夜曲」としてカバーされて歌い継がれ親しまれていることが実感できる出来事でした。名曲と言っていいと思いますし、それを作曲した奈保子さんの素晴らしさを改めて思います。

 ところが、放送では使用楽曲が奈保子さんの曲であることについて一切言及がありませんでした。各選手の演技開始時には使用楽曲名が字幕で出るのですが「Half Moon Serenade」と英語表記。選手側から大会事務局にそのように届けられていたのかもしれませんが、奈保子さんの曲だと分かっていればカタカナ表記にしたはず。実況の山崎弘喜アナは「しっとりとした曲調で演じていきます」、解説の荒川静香さんは「せつなさとしっとりした曲調で・・・」といった言及のみで、どうやら奈保子さんの曲であることはご存じでない模様。中国では親しまれているのに、肝心の日本での認知度が及ばないのはなんとも残念に思います。どうにかして国内でも普及させたいところですが、さてどうしたらよいものか。。。やっぱりカラオケで歌うことでしょうか。

 今回の出来事は嬉しさ半分、くやしさ半分といったところですが、とりあえず今回の放送録画は保存版にします。この手の国際大会は見逃し配信に対応していないのがまた残念なところです。

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2023年8月14日 (月)

ネタにするのもいいけれど

 12日に放送された日本テレビ系「ダウンタウン vs Z世代 ヤバイ昭和あり?なし?」という番組。新聞のラテ欄に「昭和歌謡ヤバい歌詞アイドル歌う三角関係」の文字があったので、嫌な予感がして録画を仕掛けておき確認したところ、やっぱり河合奈保子さんの「けんかをやめて」が取り上げられていました。

 この手の番組で歌詞の内容から「けんかをやめて」が取り上げられることはよくあることなので今さらどうということもないのですが、毎回どうにもモヤモヤするのは、まるで歌手が矢面に立たされているような感じがしてならないところ。つまり曲名と歌手名は紹介されるのに、その詞を誰が書いたかは紹介されないのです。今回の番組でも複数の曲が「ヤバイ歌詞」として取り上げられていましたが、元の資料映像にテロップが入っていたごく少数を除き、作詞者はスルーでした。確かにその「ヤバイ歌詞」を歌ったのは歌手に違いはないですが、書いたのは作詞者なんですから、少なくとも番組では作詞者は明示して欲しいと思います。さらにどういう思いでその詞を書いたのか作詞者に取材をしてもらえれば、面白い話も聞けそうな気がするのですが。。。そういうひと手間はかけずに、ただネタとして消費するだけになっているのは少々残念な気がします。

 まあ今回の番組では歌詞をフリップ等で紹介するのではなく本人の歌唱映像で紹介していたので、結果として奈保子さんのVが比較的長めに出たのは良かったかな。。。それと、出演者のいとうあさこさんがワイプの中で「これも奈保子ちゃんだから聴けるのよ」と的確なコメントをしていたのは良かったです。なお「けんかをやめて」の歌詞がヤバイと思う方には同じ竹内まりやさん作詞の「Invitation」をお勧めします。

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2023年7月 5日 (水)

6月のテレビジョンを振り返る

 今さらなんだ、と言われそうですが、書かずに素通りするのもアレかなと思って先月の河合奈保子さん絡みのテレビジョンを振り返ってみます。

 デビュー記念日の6月1日、朝日系で放送された「ニンチド調査ショー2時間SP」。”夏うた&夏のCMスペシャル”の副題があったので一応録画を仕掛けておいたら、夏うたはスルーでしたが「令和世代が驚く昭和・平成の常識は」というコーナーの中で取り上げられた「ファンがめちゃくちゃ紙テープを投げていた」で84年の奈保子さんのバースデーライブの中から、アンコールの「エスカレーション」の映像が2シーン計25秒程度出ました。あくまでステージに紙テープが投げられてる様子を見せたかったもので奈保子さんの歌を聴かせるものではありませんでしたし、紙テープの例として出た絵では野球やプロレスのほうが圧倒的に尺が長かったのですが、デビュー記念日に映像を使ってもらったというのは悪い気はしませんネ。出演者から「かわいい」という声も聞こえてきました。でも夏うたで聴きたかったな、とも思ったり。

 6月28日の東京系「テレ東音楽祭2023夏」は現役アーティスト中心の構成で(そりゃそうだ)回顧ビデオの時間もありましたが奈保子さんはスルー。いっぽう6月30日の朝日系「『ザワつく!金曜日』×『高嶋ちさ子の!ザワつく!音楽会』合体3時間SP」はノーチェックだったのですが、ツイッター情報によると奈保子さんの「エスカレーション」の映像が出たそうです。どういうシチュエーションだったんだろうと思ってTVerで見たら、高嶋さんの原点が昭和歌謡だったということで6月のヒット曲から、という流れでした。ただ、奈保子さんの歌唱シーンは「権利の都合により映像をお見せすることができません」というテロップが出て無音。。。他にも映像が出ない歌唱が多数ありましたが、自社映像ではなかったということでしょうか。尺がしっかり取ってあったのは良かったです。 

 という感じで、6月は朝日系の圧勝でしょうか(微笑)。7月は誕生月ですし来週12日には『Masao Urino Works~売野雅勇作品集~』も発売されるので、関連で映像が出れば嬉しいなと思います。

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2023年3月22日 (水)

放送記念日

 きょう3月22日は放送記念日です。1925年のこの日、社団法人東京放送局が日本で初めてラジオの「仮放送」を開始したことに由来します。以前にも綴りましたが、この時点で東京・愛宕山に建設中の局舎は完成しておらず、大阪・高麗橋にあった三越百貨店の屋上に仮局舎を構えた大阪放送局が先に放送を始めるらしいという情報が入り、慌てて学校を間借りした仮局舎を仕立てて放送開始したため監督官庁の逓信省に「仮放送」とされました。しかし一般にはラジオ放送の開始と喧伝されています。(愛宕山からの本放送の開始は7月12日)

 今年は放送開始98周年よりも、テレビジョン放送開始70年のほうが強く打ち出されていて、放送協会は民放TV第1号の日本テレビ放送網とのコラボ番組がしきりに流れている状況ですが、放送への政治の介入が取りざたされ国会でも議論になっている今、放送の自主・独立の大切さを改めて確認する日にしてほしいなと思います。ちょうど公開中の映画「妖怪の孫」で、電波免許の権限を持つ総務大臣による放送法の解釈変更答弁と「電波停止」発言以降、選挙報道の時間が激減したというデータを見せられて慄然としたところです。

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2022年8月30日 (火)

「博士ちゃん」を通して見ると

 8月27日にテレビ朝日系で放送された「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん 昭和アイドルベスト20SP」をご覧になった方はいらっしゃいますかね。放送直前になって番組サイトの予告編に河合奈保子さんの映像が出ているのをキャッチしたので本館トップページへの掲載も直前になりましたが。。

 昭和に詳しい子ども(博士ちゃん)が「衝撃を受けた昭和アイドル」としてランキング形式で16位での紹介。奈保子さんに関しては紹介の中心が「けんかをやめて」の歌詞の内容が過激で「清純派」な奈保子さんとギャップがある、というものでした。他に出た映像は「スマイル・フォー・ミー」「UNバランス」「エスカレーション」(いずれも部分的)。「講義」の時間を含め8分ほどの枠でしたので、近年まれにみる長尺での紹介でした。

 ただ、どうなんですかね。「衝撃を受けた昭和アイドル」ということでちょっとネタ的に消費された感もあり。。。まあ「子どもがこんなことも知ってる」というのを売りにしている番組とすれば仕方ないところかもしれませんが。竹内まりやさんの作曲の経緯で、頼まれる前から勝手に奈保子さんに当て書きしていたところまで解説していたら更に「この子すごい」と思われたでしょうね(微笑)。あと、登場した「博士ちゃん」は笑顔とか八重歯とかビジュアルに終始していたので、いつか歌唱の素晴らしさにも気づいてくれたらいいなと思います。あと歌詞が過激というなら「エスカレーション」以降のアッパーな曲にも気づいていただけると良いかも。あ、あんまりダメ出ししちゃうと「奈保子さんに言及すると面倒くさい」と思われて避けられてしまうかもしれないのでこのぐらいにしておきます(微笑)。言いたいことは「そこまで詳しいならもっと深く知ってくれるといいな」ですので。

 番組構成的に考えると、これランキング形式にしなくても良かったのでは?と思ったりします。14人の「博士ちゃん」に複数回答可でアンケートを取った結果ということですが、ちょっと母数が少なすぎませんかね。単に「アンケートで20人選びました」でいいと思います。テレビ朝日なのですから系列違いの「ザ・ベストテン」を意識する必要もないでしょうに、なんて。黒柳徹子さんをゲストに呼んだからなのかな。

 まあでも、今どきの子どもに興味を持ってもらえるのはありがたいことですし、今回の放映で興味を持ってくれる方がさらに増えればいいなと思います。

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2022年3月27日 (日)

桜の闇に振り向けば

 各地で桜の開花のニュースが出始めましたね。すでに満開のところもあるようです。疫病や戦争など暗い話題が多い世の中ですが、それでも桜は咲くというのが日常の継続を表しているように思えて、心の救いに感じてしまいます。

 この時期になると聴きたくなるのが、河合奈保子さんの「桜の闇に振り向けば」。87年発売のアルバム「JAPAN」収録曲ですが、この曲、好きなんですよねえ。一般的な桜ソングのイメージとは違う作風が、逆にくせになります。闇夜にかがり火でほの暗く照らされた桜が見えてくるようです。

 この曲、T2U音楽研究所の臼井孝さんがサブスクのプレイリストで紹介し、かつコミュニティFM・渋谷のラジオで放送されている「渋谷のザ・ベストテン」3月2日(水)放送回で曲のオンエアとムダ解説(ご本人曰く)を行ったあと、再生回数が伸びているのだそうです。やっぱり聴くと良さがわかるということじゃないかと思います。(放送のトーク部分はnoteで聴取可

 さらに、CS放送の歌謡ポップスチャンネル「ツメ折り!カセットソング」でも、3月29日(火)深夜24:00~放送予定の「お花見SONGS」の回でも流れる予定になってます(歌手の映像は出ない番組ですが)。お花見かというとちょっと違う感じもしますが(^^; いい曲を紹介していただけるのはありがたいことです。こういった放送をきっかけに、認知度が少しでも広がってくれたらと思います。

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