2017年5月 1日 (月)

亜美さんと「牛」のコラボ♪

 先週末は福岡へ遠征。4月29日に行われた福岡東映ホテルの特別企画「尾崎亜美トーク&ライブwith幻の尾崎牛ナイト」を楽しんできました。要するに食事付きのライブですね。ランチとセットの昼の部、ディナーとセットの夜の部がありましたが私は夜の部へ。ちなみに昼夜どちらも完売御礼でした。

 席に着くとまずは前菜を供され、尾崎牛の生産者の尾崎宗晴社長も出演してのトークタイム。
 尾崎牛とは聴き慣れないブランドですが、それもそのはず。月産40頭で、そのうち半分は欧州へ輸出、国内向けは20頭だそうです。だから「幻」なんですね。牛のブランドといえば松阪牛とか神戸牛みたいに地名がつくのが普通ですが、個人名のつくブランドは大変珍しいです。これに関しては、欧州では地名よりも個人名のほうが勝負できるのだとか。「ブランドとは責任の所在を明らかにするものである」なんてこともおっしゃってました。牛の生産について自身の考えをあれこれと披露していて、そこだけ聞けばこだわりの強い職人さんみたいなんですが、それ以外の社長のトークは至って洒脱(言葉選びました・・・)で、そのギャップが面白かったです。
 ちなみに亜美さんとは親類縁者でも何でもなく、亜美さんも尾崎牛の存在は知っていたものの社長と出逢うチャンスが無かったとか。それが共通の友人を介して、今回の企画が出来たそうです。

 トークの中盤から終了後に掛けてフルコースが供されましたが、尾崎牛はとてもおいしかったです♪赤身主体ですが、赤身ってこんなにおいしいのかと。グリルなんかも熱々ではないのにおいしい。一般的な牛より脂の融点が低いからみたいですが。ちなみに赤身主体というのは脂っこさを抑えてワインに合うような肉にという話でした。

 おいしい料理でお腹が満足したところでライブスタート。亜美さんと小原礼さんの2人体制は近年の定番スタイルですが、礼さんの格好がいつものライブとは打って変わってシックな出で立ちだったのにちょっとびっくり。そういえば楽器のセッティングをしている人もびしっとした格好で、やっぱりホテルの宴会場だとドレスコードがあるんですかねえ。
 いつものホールライブとは趣がだいぶ違うからか、ユルいトークはいつもよりちょっぴり控えめな感じではありましたが、客席を和ませて亜美ワールドへ持ち込むスタイルはいつもどおり♪

<曲目>
1.Recipe for Smile
2.マイ・ピュア・レディ
3.春の予感
4.私がいる
5.真水の涙
6.オリビアを聴きながら
9.グルメ天国
10.天使のウィンク
11.伝説の少女
12.Smile

ec1.スープ
ec2.明日に架ける橋


 最近の定番が並びましたが、食とのコラボ企画ということで、1曲目に最新作の食いしん坊ソングが来ましたね♪「伝説の少女」と「明日に架ける橋」は昼の部では歌われなかったそうです。昼は「スープ」で涙ぐむ人が出て、こういうライブの終わり方としてはどうなんだろう・・・ってことで曲を追加したとのこと。夜も「スープ」で涙ぐんでる人は周囲にいらっしゃいました。

 感動的なライブのラストから一転して(微笑)、ライブ後は抽選会。亜美さん、礼さん、尾崎社長、ホテルからの提供品を席番で抽選して、当たった方はホクホクでしたね。全て終了の後は、恒例のCD即売とサイン会で、こちらも長蛇の列でした。私自身は既に持ってるので買いませんが、売れていくのを見ると嬉しくなります。

 こういうディナーライブに一人で参加するのはちょっと気合いが要るのですが、こんな企画でもなければ尾崎牛を食すこともなかったし、今回は行って良かったです。私のように「ぼっち」で来ている人もそこそこ居て、円卓でも特に気になりませんでしたし、私の場合はあるところでコアなファンだということをバラしたので、それで盛り上がりました(微笑)

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2013年10月21日 (月)

しあわせな食卓

 各地のホテルグリーンプラザで行われている尾崎亜美さんのライブツアー「しあわせな食卓」に参加すべく、10月19日・20日と一泊二日でホテルグリーンプラザ白馬へ行ってきました。
 亜美さんのライブはそれこぞ数えきれぬぐらい参加していますが、「音楽と食のコラボツアー」というのは初めて。『尾崎亜美の“歌”とシェフの旬の食材を使った“お料理”でみなさまをおもてなしする1泊2日のホテル滞在リゾートコンサート』という触れ込みです。

 夕食は大きなレストランでビュッフェスタイルでしたが、その中に亜美さんレシピによる「しあわせな食卓」企画の料理があって、おいしく頂きました。亜美さんのライブでよく会うファンが、示し合わせた訳ではないけどこちらにも集合。テーブルを囲んでファン談義をしながらの食事というのもまた楽しいですね。
 ライブは1Fラウンジで、これまた「しあわせな食卓」企画のスイーツを食しながら。ホテルのシェフとパティシエの紹介があって、オープニングアクトの吉田知代さんに続き、亜美さん登場。この日は小原礼さんも一緒でした。
 ホテルのラウンジで、ということもあってか、客席は大人な感じ。言い換えると静かでおとなしかったということになりますが、拍手なんかはよく出ていて温かい感じのライブだったと思います。視聴者参加型の曲もあったりして楽しかったです。久々に聴けた曲もあって、ちょっと涙目になったり。あ、ツアーが12月まであるので、構成や曲目などの記載は自粛です(微笑)。
 終演後は、最近の小さなハコのライブでは定番になりつつある物販&サイン会。長い列ができておりました。

 このあとファン仲間でホテルのカラオケBOXへ行き、亜美さん縛りで歌って盛り上がったのですが、私は「微風のメロティー」を。亜美さんのセルフカバーバージョンのカラオケでしたが歌詞は奈保子さんのバージョンで歌いました。私のホームルームは奈保子さんですもの、それで染みついてますから。でも特に苦情はありませんでした(微笑)。

 素敵なおもてなしで、しあわせな、というか贅沢な時間を過ごした1泊2日でした。いろんな面で(微笑)滅多に行けるものではありませんが、たまにはこんなライブも良いですね。

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2009年11月30日 (月)

京都の食を楽しむ

 紅葉情報をネットで見ていると、京都はまだまだ楽しめそうだったので、この土日をつかって「そうだ、京都いこう」をやってきました。

 というフリをしておきながら、ここでは紅葉の話は書きません。いやまあ、私の場合、写真はフィルムで撮るのがメインなので、プリントに出して上ってこないと掲載できないものですから(笑)。いちおうサブでデジカメも持っては行くのですが・・・。

 で、代わりに「食」の話を。別にグルメなわけではないのですが、やはり旅行に行ったときは食も楽しみの一つでありまして、今回の旅行で個人的に目玉だったもの綴ってみたいと思います。

■イノダコーヒの朝食
 イノダさんのことは時々触れていますので「またか」と感じる方もいらっしゃるでしょうか、やはり京の朝食といえばイノダコーヒが最上なんです・・私にとっては。今回は、朝7時の開店時間に本店(堺町三条)にいける状況ではなかったので、激しい混雑が予想される本店ではなく、朝8時開店の京都駅地下街のポルタ店へ。こちらでも本店と同じ「京の朝食」が食べられます。朝から幸せな気分♪ちょっと高いですが、ぜひお試しください。

■西源院の七草湯どうふ
 京都で湯豆腐というと南禅寺とか嵯峨が有名ですが、3000円ぐらいからと、結構なお値段です。これに対して、石庭で有名な竜安寺の境内にある西源院では「七草湯どうふ」が1500円とリーズナブル。素敵な庭を眺めながらの湯豆腐はなかなかいけます。

縁蛸の「たこ味焼き」
 ここは超穴場、知る人ぞ知るというたこ焼きのお店。私は確かNIFTYの電子会議室(古っ)で知ったのだと思いますが、ここのは旨いです。たこ焼きではなく「たこ味焼き」となっているのは、たこの旨みを前面に出しているから。余計な味付けは一切なく、かじるとたこの旨みが溢れてきます(やけどに注意!)。夜型営業の店なので観光客にとっては時間を合わせるのが難しいですが、ぜひお試しください。
 ちなみにこのお店、今は叡電元田中にあるのですが、以前は一乗寺下り松にありました。私は旧店舗時代に2~3回行っただけなのですが、マスターが覚えていてくれていたのには驚きました。

■餃子の王将「1号店」
 全国チェーンの店をここで取り上げるのか、というツッコミも聞こえてきそうですが、前にも綴ったとおり王将は好きなので(笑)。今回、たまたま取れた宿が四条大宮だったので、リニューアルオープンした王将の四条大宮店へ行ってみた、というわけです。ここが1号店ということなんですが、以前行ったときはそんなことを気にせず普通に食事してました(微笑)。まあ実際、中に入ってしまえば普通の王将なのですが(笑)、リニューアルしたばかりなので店内が綺麗なのがなによりです。

 ということで、紅葉についてはまた別途。

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2009年10月29日 (木)

王将が混んで困ります

 このごろ、どうも「餃子の王将」が混んでるようで、時々行くとえらい行列が出来ていて驚くことがあります。どうもテレビで取り上げられたり、業績好調ということでニュースでも出たりしているのが要因のひとつらしいのですが。
 うーん、王将って行列してまで食べるお店じゃないんだけどなあ、私としては。。。
 いや、好きなんですよ、私。ただ行列はねえ。。

 私の王将歴(笑)は、京都好きになったのと軌を一にしています。学生の時分、どういうわけか京都の魅力(魔力?)にとりつかれ、夏休みなんかに旅行するようになったのですが、何しろ財源が限られているので交通費と食事は安く済ませたい。ということで重宝したのが王将でした。最初に入った店は三条大橋の近く、木屋町通三条下ル一筋目東入ルの三条店でした。餃子定食を頼んだときのボリューム感とお値打ち価格にぐっときたのを今でも覚えています(笑)。

 今となってはバーミヤンとかサイゼリヤとか低価格が売りのファミレスが増えたので、王将がとりわけ安い訳ではなんですけどね。。。
 味も値段もそこそこ。だけどなぜかまた足を運んでしまうという、不思議な店です(笑)。

 で、最近の混雑で何が困るかというと・・・ちょうど今の時期は一定のポイントを貯めると一年間の割引権がつく会員になれるキャンペーンをやってましてね。期間限定ですから「混んでるのでまたにしよう・・」とはいかないのです(笑)

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2007年3月 9日 (金)

「ニューワールドサービス」今月限りで閉店

 うーん、いつかこの日が来ることはわかっていたわけですが・・・。
 しかし確報を聞いてしまうとやはり淋しいですね。猫が好き♪さんからも過去記事へのコメントで情報を頂きましたが、東京・日比谷の三信ビル1Fにある喫茶店「ニューワールドサービス」が2007年3月30日(金)限りで閉店するということです。店主の息子さんであるウォン・ウィンツァンさんのホームページで発表されています。

 さとわミュージック Wong Wing Tsan HOME PAGE

 告知文には「今後移転先が決まり、営業を再開することがありましたら当ホームページでお知らせさせていただきますので・・・」という一文がありますが、ご高齢でもあり実際のところは難しいものと推察されます。また仮に移転再開するとしても、今の店と全く同じ雰囲気を出すことは難しいでしょうね。日本におけるハンバーガー発祥の店と言われ、またアメリカンスタイルのモーニングやランチの洋食の味にも定評のある店であり残念ですが、良い引き際なのかもしれません。

 そして、三信ビルのテナントで最後まで残っていたニューワールドサービスの閉店は、そのまま三信ビルの終焉を意味します。月が変われば、さほど間をおかずに解体工事に入るのでしょう。あんなに美しくてどっしりした建物が消えていく一方で薄っぺらな建物が増殖し、そうかと思えば過去に惜しまれつつも壊した建物を復元と称してまた建てたりする・・・。なんなんでしょうねえ。

 なくなるから見に行く、という行動はあまり好きではないですし、すでに1Fの東側を除き閉鎖され館内のあちこちにバリアーが築かれている三信ビルは、もう本来の三信ビルの姿ではなくなっているのですが、残された時間「この国の現実」を目に焼き付けるのもいいかもしれませんね。なお、館内には撮影禁止の立て札がこれ見よがしに置いてあり、ぱちぱち写真を撮っていると警備員がすっ飛んでくるらしいです。ご注意のほどを。

関連サイト:
 三信ビル保存プロジェクト
関連ブログ集積所:
 トラックバックピープル「ニューワールドサービス」

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2006年12月26日 (火)

三信ビル写真展とニューワールドサービス

 以前ご紹介した「日比谷 三信ビルディング写真展」を、実は会期終了間際の21日に見てきました。いまさらですがちょっとその話を。

 この写真展は一般の方から写真を募集しており、さてどんな写真が集まるのかなあと思っていたのですが、やはりというか、所有者による取り壊し発表があってからの写真、つまり最近の写真が殆どでした。もう少し古い写真が出てくるかなあという期待もあったのですが・・・。もちろん寄せられた写真はみなさんビルに思い入れがあることがわかるもので見ごたえがあったのですが、思い出話なんかによく出てくる50~60年代ぐらいの写真があったらなあという淡い期待があったのも事実です。

 そんななかひときわ目を引いたのが、設計事務所から特別に貸与された竣工当時の設計図面でした。これを見て驚いたのが、設計当時は地下1階-1F-2Fをつなぐエスカレーターの設置が予定されていたこと。場所はビル中央部で、1Fと2Fのエレベータホールから東西に下がって下の階の廊下に接する形になっています。文章ではわかりづらいですが、横から見るとハの字が2段に重なっている感じ。この計画が実現していたら画期的だったと思いますが、廊下が狭くなるのと、あの美しいアーケードが端から端まで見渡せなくなると言う点では実現せずに良かったのかもしれません。地下1Fと8Fの日比谷公園側には大食堂があったようです。戦後の話でよく出てくるピーターズレストランというのは地下の大食堂のことかな?また、閉鎖直前の2Fは貸事務所になっていましたが、竣工当時は1Fと同じく商店街が構想されていたようです。どうりで2Fのつくりが豪華だなあと思いました。2F天井に描かれていた十二星座(現存せず)のデザインもあったり、実に貴重な資料でした。

 会場が日比谷公園内だったので、当然のごとく昼食はほど近い三信ビル内の「ニューワールドサービス」へ。店に入って席に着くと、いつものようにお店の方がメニューを持ってきたのですが、なんとこちらから何も言わないのに「えー年内は28日まで、来年は9日からね」と案内していただきました。思わず「来年もやるんですか!」と聞いてしまいましたが「うーん、本決まりではないけどね」とのこと。正直、ニューワールドが年を越せるとは思っていなかったので嬉しかったですね。もちろんビル解体の方針は変わってませんので、いつまで継続できるのか非常に不安定な状態なわけですが・・・。
 お店のほうは相変わらず淡々としたもので、昼時の盛況ぶりも変わらず。本日のスペシャル(=いわゆる日替り)は「チキンのトマトソース煮」でしたが、おいしかったです。

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2006年10月 8日 (日)

三信ビルとニューワールドサービスの近況

 何だかんだとこのひと月ほど、東京方面へ行く機会が結構ありまして、日比谷近辺を通った際には解体の方針が決まっている名建築・三信ビルにも寄るようにしてました。そこで近況をちょっとご紹介しておきます。

 まず、8月から地階が閉鎖されたことまで以前の記事で綴りましたが、これに伴ってでしょう、1Fアーケードの閉鎖区域も西側区画に続いて中央エレベータホールに拡大、仕切り壁がエレベータホール東側に移動して、入館可能な範囲が1Fアーケード東側区画だけとなっています。ビル東端にあった階段室も壁で塞がれてしまい、壁から一部はみ出している階段の手すりが寂しさを倍加させます。地階の閉鎖で地下鉄連絡の役目も無くなり、本当にアーケード東側の喫茶店「ニューワールドサービス」だけのための建物になってしまいました。このため休日に加え土曜もビル閉館となっています。

 そのニューワールドサービスは10月6日現在、引き続き淡々と営業中。変わったことといえば、お店の前に出していた移動式の看板(ミニサイズのバス停のよう・・・)が、ビルのシャンテ側出入口すぐのところに移動しているぐらい・・・他にテナントがないですもんね。この日は大雨だったこともあってランチの時間帯でもそれほどぎゅうぎゅう詰めではなかったです。本日のスペシャル(いわゆるランチ)はロールキャベツホワイトクリームとキチンカツのセットでした。

 また、各所で既報のとおり9月からはビル1Fに設置されている地下鉄日比谷駅A11出入口が今年12月までの予定で閉鎖されています。名目は「解体準備のため」。

 今後の動向ですが、少なくとも10月7日現在、解体作業を伺わせるような足場の構築はありませんし、解体作業告知も掲示されていません。また1Fにはもともとトイレが無かったのですが、地階閉鎖に伴ってでしょう、今年3月までカメラ店「ノックスフォトサーヴィス」があった場所がトイレに改装されています。これらのことから、今すぐ解体という状況とは思えません。「ニューワールドサービスの従業員が12月までは営業すると話していた」なんて話がネットで散見さることとあわせて、年末ぐらいまでは現状のままなのかな。もっとも公式情報はないので確証は持てないのですが。

 また、閉鎖区域では何をやっているか、ですが、ビル側の告知では「現建物の記録資料の作成作業」となっています。すでに内装の撤去が始まっているのではという憶測もあるようですが、少なくとも9月4日の時点では、それはありませでした。実は、本当に偶然なのですが9月4日の昼、1Fアーケードの閉鎖区域へ入っていく係員が開けたドアから、内部を垣間見ることが出来たのです。ほんの10秒程度のことだと思いますが、1F通路中央に2Fまで届く大きなやぐら(足場?)が組まれてはいましたが、アーケードの内装はそのままでした。入っていく係員も背広姿であり工事作業員の風体ではありませんでした。建物や装飾の細部を記録しているのかな。

 まあ、いずれにしても三井さんの解体方針は変わっておらず、近い将来姿を消すことになるのでしょうが、ニューワールドサービス同様、淡々と動向を見ていきたいと思います。

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2006年6月16日 (金)

三信ビルに大きな変化

 東京・日比谷の三信ビル内にある喫茶店「ニューワールドサービス」の状況をコメントで寄せてくださる猫が好き♪さんから最新のコメントを頂いたのですが驚きました。

 2006年6月14日現在、ついに2階、そして1階の西半分が立入禁止になっていたそうです。(1階東側の「ニューワールドサービス」は営業中)

 実は私、6月12日は会社の休みを取って東京に出ていたのですが、三信ビルにも寄ったのです。「ニューワールドサービス」のモーニングセットとランチを食べに・・・。そのときはまだ、1階と2階は普通に立ち入ることができました。トイレを借りる名目で2階にもあがって、「もしかしたら見納めになるのかなあ」などと考えながら、しばし吹き抜けのアーケードを見下ろしていたのですが・・・本当に見納めになってしまったとは。

 確かに、12日のときも様子がおかしいとは思っていました。元々間接照明のため明るくはなかったアーケードの照明が、一つおきに間引きされていてさらに薄暗くなっていました。そして驚いたのは館内の案内板がことごとく撤去されていたこと。まだ営業中の店もあるし地下鉄への連絡通路も健在なのに・・・。さらに1階から地下へ降りる階段にあった壁面のイラストも消えていました。3月に見たときとの変わりように、なんだか見ていて少し痛々しい感じさえしていたのですが・・・。

 ビル閉鎖の日が一日でも先へ延びて欲しいという想いの反面、できることなら華やかな雰囲気のまま引退させてあげたい、という想いもよぎって複雑です。

 ちなみに「ニューワールドサービス」は、閉鎖の方針が出たビルであることを忘れてしまうほど、淡々といつもどおりの営業を続けていました。私の後ろのお客さんが店員さんに『このビルはいつ解体されるんですか』と尋ねてましたが、店員さんもFAQなのでしょう、慣れた感じで答えてました。『そういうことは三井さんに聞いてもらわないと・・・。立ち退きなんですがウチは話がついてないんですよ』・・・今しばらくは営業続行のようですが、状況が状況だけに予断を許さないですね。

 その他の営業店舗は地下の書店と薬局のみになっていましたが、猫が好き♪さんによると書店は6月末で閉店とのこと。いよいよ淋しくなってきました。いつか来るであろう最後の日は・・・うーん、見たくないかもしれません。

★追記
 「ニューワールドサービス」は現時点で淡々と営業中ですが、予断を許さない情勢でありますので情報が集積できるよう『トラックバック・ピープル』を開設してみました。⇒こちら
 関連記事をお書きの際にご利用いただければ幸いです。

★さらに追記
 超小型カメラのミノックスでニューワールドサービスの写真を撮られてるブログをご紹介します。独特の粒子感がありながらも解像度は高いミノックスの画像がなんともいい雰囲気です。
 ニューワールドサービス ~ミノックスでスナップ!

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2006年4月12日 (水)

「ニューワールドサービス」ちょっぴり延命

 3月に東京・有楽町の三信ビル内にあるニューワールドサービスを訪れたことを綴りました。実はその時点において3月末でビル閉鎖=閉店というような話が飛び交っていたのですが、どうにも確定情報が得られずあえてそのことは触れませんでした。で、どうなったかというと・・・以前トラックバックをくださったhyakuteさんが、4月以降の様子をレポされています。

 ニュー・ワールド・サービス再び ~hyakute.com

 まだまだ営業しております (^^)
 実はこの情報、三信ビル保存プロジェクトでもつかんでいまして、どうやら4月は営業するようです。決して存続が決まったわけではなく、退去の話し合いがつくまでの暫定営業みたいです。『いつまで営業するか決まっていない』というレポが示しているとおり、急に閉店ということもありうると思いますので、お立ち寄りを考えていらっしゃる方は早めにお出かけになることをお勧めします。なお、2006年1月より土曜日は毎週のように「臨時休業」となっていましたが、このたび正式に土曜休業という扱いになった模様です。したがって営業は月-金の8:00-20:00です。

 ちなみに、ネット上のレポや事情通の方の話を総合すると、閉店間近の話が知れ渡るにつれてお名残で来店される方が多くなっており、昼時は満席で店員さんもてんてこ舞い状態みたいです。名物の特製ハンバーガーを求めるかたも大変多く、夜を待たずに売り切れることも多いようですので狙っている方はご注意を。さらには食事の方が多くてライスがなくなってしまうこともあるようで(^^;
 どうもネット上の話では「ポークジンジャー」が隠れた名品みたいなんですが・・・うーん、私は食べてないなあ。行きたいなあ・・・でも土日祝が休業ではそうそう行けません。残念です。

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2006年3月11日 (土)

ニュー・ワールド・サービスと三信ビル

 1ヶ月ほど前の雑記帖で東京日比谷・三信ビル内のスナック&バー「ニュー・ワールド・サービス」に行ってみたら休みだった、ということを綴ったのですが、昨3月10日の夕方、東京出張のついでに寄って無事入店することが出来ました(笑)。

 今まで何度かこの店には行ったことがあるのですが、いわゆるランチメニューしか食べたことしかありませんでした。今回は前々から名物らしいと話には聞いていたハンバーガーを注文。「タマネギのスライスはお付けしますか?」と聞かれたのでお願いしました。
nws01 飲み物付き800円ということで一般的なハンバーガーと比較してしまうと少々値が張るのですが、出てきたものを見て納得。写真ではわかりにくいですが、挟んであるハンバーグが巷のハンバーガーショップで出てくるような薄っぺらいものではなく、単品とか定食で食べるようなぶ厚いものなのです。いかにも「手作りのハンバーグを挟みました」っていう感じで、肉が柔らかく味も結構いけます。ちなみに付け合せはフライドポテトとタマネギのスライスで、タマネギの辛味がいいアクセントになります。

 店にいる間、レジで店の方(年配の男性。マスター?)と長々話し込んでいるお客さんがいました。店の今後について、店の方は早くいい場所を見つけて移転したいというような話をしていましたね。「もうここに57年間いるからね。三井の人(※)よりもこのビルのことは詳しいよ」なんてことも話していて、ビル解体の無念さが伝わってくるような感じがしました。

 店の入口には『来る3月11日は社員慰安のためお休み』と出ていました。この前も土曜日に訪れて休みだったので、勘定を済ませるときにそのことを店の方に聞いてみました。そうしたら、2006年1月から土曜日を休みにしたとのこと。これから訪れる方は要注意です。

 帰りに三信ビルの1FとB1Fを一通り歩きましたが、1Fに続いてB1Fもテナントの退去が進んでおり、営業しているのは書店とマッサージ店ぐらい(追記修正:理髪店、診療所、歯科、薬店も営業してました)。ですので、現状ビル内の食事の出来る店はニュー・ワールド・サービスだけになってしまいました。できることならビルとともにこのまま存続するのが一番良いのですが、現実は厳しそうですね。せめてどこか手ごろな移転先が見つかると良いですが・・・。

 ところで2月6日の雑記帖には後日談があります。新宿の某シャンソンバーで飲んでいたら、とある顔見知りの常連客から「ホームページみましたよ」と切り出されたんですね。で、「私に関係のあることを書いている」と・・・。はて何だろうと考え込んでしまったのですが、その方から差し出された紙に印刷されていたのが三信ビル保存プロジェクトのトップページ。なんとプロジェクトの関係者だったのです。以前は三信ビル内のテナントに勤めていたのだそうで・・・。いやはや、案外世間は狭いものだとあらためて思ったのでした。

ということで、本店トップ支店トップにリンクを張らせて頂きました。

(※)三井の人・・・三信ビルは三井不動産の所有です

(追記)
最近ニュー・ワールド・サービスへ行かれた方のレポをご紹介。

ニューワールドサービス(日比谷) ~思ふ壷
 こちらのほうが写真の映りが良いです(笑)。バーガーは夜になると売り切れる可能性がありますので注意とのこと。確かに私が頼んだときもラスト2でした。

ニュー・ワールド・サービス(日比谷 三信ビル)
 ~東京ソトアサ日記

 モーニングセットをレポされてます。巷の喫茶店と比べると少々高めですが卵が美味しそう。ビジネスホテルのつまらんバイキングよりはこっちだなあ、、、私は。

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