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2026年5月30日 (土)

LFJ2026を振り返る(2)

 だいぶ時が経ってしまいましたが、大型連休のクラシック音楽フェス「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2026」の備忘録として感想の続きを綴りたいと思います。公演番号は公式サイトのプログラムと照合できます。

初日(5月5日)

◆公演125 若き名匠によるドヴォルザーク晩年の超名曲は必聴!

 これはタイトルにあった「超名曲は必聴」にひかれて切符を取りました。「交響詩『水の精』」と「チェロ協奏曲 ロ短調」の2本立てですが、どちらが超名曲だったのだろう?たぶん「チェロ協奏曲」のほうだと思いますが。。。
 「水の精」はプログラムによれば「詩人エルベンの物語詩の内容を表現」とのこと。プログラムには物語のあらすじも記載されていましたが、それを読んで聴いたのでなるほどと思いました。とてもドラマチックな展開。こうした配布プログラムの解説は初心者にはありがたいですね。
 「チェロ協奏曲」では気鋭の上野通明さんが熱演で、場内大拍手でした。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団を率いた指揮の三ツ橋敬子さんがチャーミングそしてかっこよかったです。

◆公演313 愉快、痛快!ブラス・スタンダードの数々を聴く

 シエナ・ウィンド・オーケストラの吹奏楽プログラムで、最後の曲は客席も参加できるという嬉しい企画つき。1曲目の「ボギー大佐」は「クワイ河マーチ」と同一とプログラムにありました。映画用に作られたと思っていたのですが、もともとあった曲を映画のテーマ曲に採用したのですね。3曲目の「リバーダンス」ではテーブルのようなもの4つがステージ前方に並び、パーカッションの置台なのかなと思ったらそれ自体を叩く楽器でした(^^; 打楽器が楽しい曲でした。
 そして最後の「宝島」はシエナ名物の「お客様も楽器を持ってステージへどうぞ」ということで、私もシェイカーを手に遠慮なくステージへ。2年前にもホールCで同じ経験をしていますが、5000人収容のホールAをステージから見た光景はホールCよりも圧巻でした。一生の思い出になります。とても楽しかったです。

◆公演325 ある時は静けさ、ある時は水しぶきを飛ばすシューベルトの夜と昼

 超有名曲のシューベルト「ピアノ五重奏曲『ます』」がメインのプログラム。ソリスト5人の奏でるメロディは軽やかで、ただただ素敵。客席の拍手もひときわ大きく、カーテンコール盛り上がりました。

◆公演315 ピアニストとオーケストラを交互に危機ながら楽しむ、水、川、海!

 ファイナルコンサートです。前半はジャズの壷阪健登さんの即興演奏を大胆にフィーチャーしたプログラムで、壺阪さんの即興と東京フィルハーモニー交響楽団の演奏を交互に聴かせる趣向。壺阪さんにピンスポットをあてたりオケメンがペンライトを振ったりなど視覚的演出も含めて斬新でした。後半はスメタナの交響詩「わが祖国」からヴィルタヴァ(モルダウ)。「大河」をテーマにしたLFJの締めにふさわしい曲目でした。演奏の終わり近くでステージ脇の大型モニターにLFJの総集編映像が出たりして、ああ終わってしまうのねと感傷に浸りつつ終演を迎えるという、これも今までにない演出でした。

 ということで、駆け足で(の割に時間かかりましたが)LFJで聴いたものの振り返りでした。閉幕してから知ったのですが、LFJの創始者であり顔であった芸術監督のルネ・マルタン氏がハラスメントや金銭に関する不祥事の疑いで解任されていたんですね。ファイナルコンサートのカーテンコールに引っ張り出されなかったので何でかなとは思ったのですが。。。。これまでのLFJのプログラムは全てマルタン氏が組み立てていたと聞いてますので、来年以降がどうなるか気になるところです。初心者が気兼ねなく、気楽にクラシックを聴ける貴重な機会なので、なんとか継続開催して欲しいなと思います。

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