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2026年5月27日 (水)

劇団扉座公演「愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸」を観る

 日付が前後しましたが、23日の夜は東京の座・高円寺で劇団扉座の公演「愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸」を観てきました。初演は前身の「善人会議」時代の1991年で今回は26年ぶりの上演とのこと。私は2020年に「ドラマチックリーディング」という形で観ていましたが演劇としては初めてでした。

 「裸の王様」とドン・キホーテをモチーフとした物語。夢とも現実ともつかぬ場面を通じて、見えないことは真実ではないのか、見えるものだけを信じる世界でよいのか、見たものを見た通りに指摘することが本当に良いのか・・・といったことを投げかけてきて、重いと言えば重いのですが、設定が設定なので笑いどころも多数あり決して重苦しくはならないという絶妙なバランス。なんだか社会に余裕がなくなって殺伐とした感じになっている今、演じられる意味のある芝居だと思いました。キャストが巧者ぞろいで、「見えないもの」の象徴として旅芸人のパントマイムが演じられますが、客演なしで劇団員だけでやりきっているのもすばらしいですね。今回の上演は座組の違うA・B・Cの3チーム制で、私が観たのはAチーム。チームが違うと受け止めが変ってくるといった感想もネットでは見ますので、私ももう1回、Bチームを観る予定です。5月31日まで上演していますが、今なら週末の切符も取れるようです。公演情報は扉座のサイトでどうぞ。肩肘はったり構えたりせずに、まずは観て感じてもらえたらと思います。驚きの展開であっという間の2時間です。

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