劇団扉座「つか版・忠臣蔵2025」を観る
12月9日から14日まで、東京・紀伊國屋ホールで劇団扉座の「幻冬舎プレゼンツ つか版・忠臣蔵2025」が上演されており、千穐楽前日の13日の夜公演を観てきました。扉座のつか版・忠臣蔵は2012年に初演され、13年に再演、14年に再再演されており、今回は4回目。前評判がよく前売りがほぼ売り切れで、私も1回だけの観劇となりました。
私は再演と再再演を観ていますが、11年を経た今回の上演でも主要キャストの多くは当時のままというのが劇団公演ならではな気がしました。客演ながら初演から出演し続けている山本亨さん(役・宝井其角)がいるのも嬉しい。とはいえ退団した劇団員もいるので役の味付けが変ったところもあり、演出も変わったりしているので、奇想天外なストーリーや舞台の熱量はそのままながら、よりスタイリッシュになったと感じました。より大人向けになったというか。キャストも客席も年齢が上がってますしね(^^; テンポの良さやキャラの立ち方、立ち回りの迫力などは変わらず、2時間休憩なしでぐぐっと見入る芝居は楽しかったです。扉座主宰の横内謙介さんならではの、所々に突っ込まれた直近の時事ネタも楽しく客席が沸いてました。
今回の主なキャスト変更で私が感じたことを少々。
・浅野内匠頭の妻 阿久利:砂田桃子さん 前任の高橋麻里さん(退団)よりもまじめになった印象。麻里さんが不真面目だったわけではないですが(微笑)お茶目なシーンと凛としたシーンとキレるシーンのふり幅がとても大きかったので。
・吉良上野介:累央さん 前任の鈴木利典さんが徹底的にコミカルだったのに対して、少し気が弱そうで本当はいい人な感じに大変化。でもしっかり悪役になるのですが(笑)
・公儀介錯人 磯武太夫:友部康志さん(客演) 前任の松本亮さん(退団)の味付けを受け継いだ感じで、キャスト変更で印象があまり変わらなかったのが印象的(なんか変な言い回しになりましたが)
・大石主税:北村由海さん 前任の江原由夏さんとは対極的に小柄なのでまず見た目の印象が様変わり(微笑)。発明家になりたいという設定で新キャラ登場といった感じでした。
さて千穐楽前日の夜公演といえば、終演後はお楽しみの山中崇史さん責任進行のイベント「ラクイブナイト」。客演の山本さん、友部さんと扉座の横内さんを舞台に上げてのインタビューで始まり、めずらしく真面目な内容だと思ったら後半は劇団員にまつわるクイズ大会。犬飼淳治さん(役・大石内蔵助)が散々ネタにされてましたが、これはお約束ですね(笑)
そうそう、今回はロビーのお花が半端なかったです。壁際だけで収まらず物販スペースの後や横にも花が列をなし、客席への階段にまで。ロビーなのにもはや人が溜まる場所がありません(微笑)。スポンサーの幻冬舎・見城社長への花も多かったです。秋元康さんから来ていたのは横内さんがAKBの構成員が出る芝居を手掛けているからでしょうね。公演中には第60回紀伊國屋演劇賞の団体賞に劇団扉座が決まるというニュースもあり、大入り盛況な公演に花を添えました。扉座の益々の活躍を期待します。
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