« 2025年9月 | トップページ | 2025年11月 »

2025年10月28日 (火)

尾崎亜美コンサート2025(新潟)

 10月26日は新潟市北区文化会館ホールで「尾崎亜美コンサート2025」を観てきました。東京のソロコンサートと同じ曲目・ミュージシャンでのいわゆるツアーは近年ないのですが、東京以外の公演がないわけではなく、貴重な機会ですので追いかけました。今回はベースの小原礼さんとギターの是永功一さんとのトリオで、亜美さんいわく「水戸黄門スタイル」というもの。新潟市北区文化会館は初めて訪れましたが、549席と小ぶりながら綺麗で見やすいホールです。客席はほぼ満員。

 では曲目から。

1.My Song For You
2.マイ・ピュア・レディ
3.冥想
4.太陽のひとりごと
5.BYE BYE MR.RANDOM
6.Summer Beach
7.VOICE

8.メッセージ~It's always in me
9.あなたの空を翔びたい
10.蒼夜曲 セレナーデ
11.伝説の少女
12.純情
13.グルメ天国
14.Smile
15.オリビアを聴きながら

ec1.天使のウィンク
ec2.Will You Love Me Tomorrow?

 13日の東京公演の構成を基本に、ちょっぴりショートバージョンにしたという感じ。休憩除きの正味で1時間55分でしたので、東京とは10分の差なのですが、曲間のトーク(曲紹介への前振り)が割と丁寧(長め)だった感じです。はじめましての方が多いだろうという配慮かな?

 東京でやってなかったのは5で、これは昨年の東京公演で発掘シリーズとしてしばらくぶりに歌ったもの。その後2回ほど歌ってますが直近ではお久しぶりな感じでした。個人的な注目は6で、これは今年の東京公演の発掘シリーズに相当しますが、今後4のように各地で歌われる定番になるのかどうか。音楽配信では岡田有希子さんのオリジナルが世界的な人気曲ですし。13は新潟のおいしいものを曲の間奏でシャウトしてましたが、東京ではそういった趣向はありませんでした。やはり地方公演ならではでしょうか。他に東京との違いといえば、グランドピアノを使わず全てキーボードで演奏していたこと(といっても音色は自由に変えられますからネ)、フルバンドではないので一部打ち込み音源を併用していたところでしょうか。とはいえこのスタイルは私がファンになったころの標準で、メンバーも当時と変わらないので安定感がありますね。

 客席のほうは、1部はみなさん大人しくてちょっと大丈夫かなと思ったぐらい。亜美さんのトークがほんの少しフォーマルな感じ(あくまで当社比・笑)だったこともあるのかもしれませんが。雰囲気が変わるきっかけになったのは2部のスタートで亜美さんが袖から出てきたときに「かわいいー」と声掛けがあったところでしょうか。これに亜美さんが反応して「そういうことはもっと言いなさい(笑)」と返したことであちこちからかわいいコールが出ることに。これで客席がほぐれた感じです。アンコールの1では総立ちで盛り上がりました。ここではあえて書かない細かなハプニングもありましたけれど、楽しかったです。喉の調子も良さそうで何よりでした。またの機会を楽しみにしています。

| | コメント (0)

2025年10月20日 (月)

とあとあ第6回公演を観る

 先週18日は藤田朋子さんと小林綾子さんのユニット toa-toa の第6回公演を東京・東新宿PetitMOAで観てきました。サブタイトルは「ミのカンナヅキの巻」。巳年で神無月ということですね。朗読劇をメインに歌と演奏とトークを繰り広げるtoa-toaの公演は今回もぎゅうぎゅうの客席。ステージの近さと濃密さは小さなハコならではです。このような環境に朝ドラ女優の2人が集うのはある意味奇跡的だと思うんですが、どうでしょう。木戸銭も5000円(+ドリンク700円)と安いですし(^^)

Toatoa6_1

【オープニングの撮影タイムにてtoa-toaのお二人】

 1幕の朗読劇は短編の「縁結くんて何物?」。YouTubeのアニメを朗読劇化したそうですが、肩の凝らないコメディで客席からは笑いが絶えず。今回はゲストが1幕から入り、横田大明さんとのトリオで読み進めていたのですが、横田さんが何役もこなしていて大活躍でした。
 歌の時間は「Try to remenber」を越路吹雪さんの歌った歌詞のバージョンで。越路さんを敬愛するソワレさんのお店なので、とのことでした。ここでは小林さんのクロマチックハーモニカが大活躍。伴奏の桑山哲也さんも褒めてました。
 そして桑山さんのアコーディオンのソロ演奏コーナー。シャンソンの秋の曲を2曲メドレーで。演奏に入る前のトークが絶好調で、定番のアコーディオン解説ネタでしたが前方のお客さんのリアクションの大さにノリノリでした。演奏とのギャップがすごいですネ。Toatoa6_2

【オープニングの撮影タイムにて桑山哲也さん】

 休憩を挟んで2幕の朗読劇は長編の「少年口伝隊一九四五」(作・井上ひさし)。これは第2回公演の再演です。今年が戦後80年、広島の被爆から80年ということで、当時広島で起きたことを、特に若い人たちに語り継ぎたいという思いで選んだそうです。ゲストも初演と同じ横田さん。今年は8月をピークとして戦争のことがメディアで多く取り上げられていますが、2年ぶりに聴いて思いを新たにしました。朗読劇は映像がない分、耳で聴きとったことを自分の頭の中で情景を想像して理解することになります。だからひとことも聞き漏らすまいと集中するし、映像だと悲惨で正視できないような情景も言葉として入ってくる。そして自ら考えを深めることにもなるように感じます。朗読劇はまさに「語り継ぐ」手段として適しているのではないかと思いました。重い内容ですが上演後は客席から大きな拍手。良かったです。

Toatoa6_3

【エンディングの撮影タイムにてゲストの横田大明さん】

 今回も素敵な空間を堪能しました。次回は暖かくなった頃にやれたらいいね、なんて話していたので来年春頃でしょうか。開催案内を待ちたいと思います。

 

| | コメント (0)

2025年10月14日 (火)

尾崎亜美コンサート2025(東京)

 きのう10月13日は東京・EXシアター六本木で「尾崎亜美コンサート2025」を観てきました。近年は9月にソロのホールコンサートを行うのが定番の亜美さんですが、今年は1か月遅れの10月開催になりました。ソロのホールコンサートがツアー形式でなく東京のみの開催になってしまったのは少々淋しいですが、だからこそ尚のことこの時期のお楽しみ。それは皆さんも同じようで、切符は即完売だったそうです。

 では、ツアーではないのでさっそく曲目から。

1.太陽のひとりごと
2.月の浜辺
3.My Song For You
4.マイ・ピュア・レディ
5.VOICE
6.冥想
7.春の予感
8.Summer Beach
9.Happy Birthday

10.メッセージ~It's always in me
11.明日の声 (新曲先行披露)
12.あなたの空を翔びたい
13.蒼夜曲セレナーデ
14.伝説の少女
15.純情
16.グルメ天国
17.Smile
18.オリビアを聴きながら

ec1.天使のウィンク
ec2.Will You Love Me Tomorrow?

 

 1は最近よく歌われる曲で私も大好きですがトップにくるとは思いませんでした。ベースの小原礼さんがデュエットで大活躍。2は岩崎良美さんへの提供曲。元々は金井夕子さんへの提供曲だった「マヤマヤビーチ」を改題したもの。私がライブで聴くは初めてのような気がします。しかもハンドマイクで立って歌唱!3・4は名刺代わりの定番曲。5は喉の手術と絡めて最近よく歌われます。6はデビュー曲で、当時のドラマーと一緒に演奏。ここからは今年3月に発売されたコンピ盤「TWIN-SONGs」の話に絡めて提供曲が続きます。8は岡田有希子さんへの提供曲で近年は海外で人気が高い曲。アルバム「POINTS-2」でセルフカバーした当時は歌っていたけれどずっと歌っていなかったとのことで、「TWIN-SONGs」の制作をしていてEXシアターで歌いたくなったとのこと。私ももちろんライブでは初めてで、今回のコンサート前半の目玉といってもいいでしょう。9は横山知枝さんへの提供曲で、かつてコンサート中盤に「お誕生日コーナー」があったころの定番曲でしたが、最近また歌い始めてますね。

 15分の休憩を挟んで後半は、最近大切に歌っている10から。11は来年のデビュー50周年に向けたアルバム制作で作った曲から初お披露目の曲でした。いい意味で年輪を重ねたからこそ歌える曲というイメージです(感じ方には個人差があります)。12は高橋真梨子さんへの提供曲で、これも「TWIN-SONGs」に収録されてますね。13はかつての大定番曲で、喉の調子が良くなってきて最近復活しつつあるのが嬉しいのですが、今年春のビルボードライブに続いてバンド編成、それもギターの是永功一さんの提案だったそうですが林立夫さんのドラム付きで、私は初めて聴きました。ドラムが入ったことで、いくつかあるバージョンのうち「HOT BABY」版にさらに近づいた感じ。あんなに高速な演奏ではないですけど(^^; 14はおなじみ観月ありささんへの提供曲ですが、これも「TWIN-SONGs」収録。なにげに「TWIN-SONGs」からの選曲が多いです。でも河合奈保子さんへの提供曲「微風のメロディー」は歌わないのよね。過日のデイリー新潮での臼井孝さんのインタビュー記事を読んで、もう歌うことはないんだろうなあと感じてたところではあります。15・16はノリの良い元気タイムで客席前方はスタンディング。15は亜美さんもハンドマイクで立って歌唱でした。17は近年、大切に歌われている曲でサビの繰り返しフレーズを客席も一緒に。18は説明不要ですね。

 アンコール1曲目はド定番で客席総立ち(目視の範囲で。。。)これも「TWIN-SONGs」収録ですね。2曲目は最近よく歌うキャロル・キングのカバーでしっとりと締め。

 えー、コンサートでは演奏とかトークでいろんなことがありました(書けない・微笑)。まあそれも含めてライブの楽しさだと思っています。客席の反応も良くて盛り上がりました。楽しくてあっという間でしたね。(休憩除きで正味2時間5分程度)

 そしてなんと、早くも来年のコンサート情報が解禁。50周年の記念コンサートを10月10日に東京国際フォーラム・ホールCで開催とのこと。鬼が笑いそうですが今から楽しみです♪

| | コメント (0)

2025年10月 5日 (日)

「ドリル魂2025」を観る

 きのう4日は東京・すみだスタジオパーク倉で公益社団法人日本劇団協議会が主催・制作のミュージカル「ドリル魂2025」の初日を観てきました。新進演劇人育成のためのこの公演は昨年もあって観ていますが、座組が変わり、新たな演出もあり、新鮮に楽しめました。大筋は2024年版と変わらないのですが(昨年の観劇記はこちら) 、1年ぶりだと忘れてたところもあって、ああそうだったよなあと思ったり、ここは昨年と変わってるなと思ったり。ちょっとびっくりしたのは、劇団扉座の研究生の卒業公演として定着している「リボンの騎士~県立鷲尾高校演劇部奮闘記」との連動があったこと。ご存じない方がおいてきぼりになることはありませんが、知っていればムフフとなる演出です。そうきたか!という感じ。

 そして今年も、気鋭の若手の演技が熱かった!満席の客席からもよく手拍子が出たりして盛り上がりました。見どころ満載、初めて観ると驚くこと請け合いのすごいミュージカルです。ダンスやアクロバティックな動きやエアリアルなどエンタメ要素満載なのでミュージカルと聞くだけでなんとなく苦手、と思っている方にもおすすめです。10月12日までやってますので、お時間の合う方はぜひどうぞ。予約も含めた公演情報は劇団扉座サイトで。昨年は終盤に観たのでレポを書いた時点でもう切符が無かったのですが、まだ来週末含め切符あります!

 ちなみに、これから観劇なさる方には、開演前に轟組(←劇中の建設会社名)のグッズであるタオル(1500円)と、特殊視覚効果が得られるというメガネ(300円)をお求めになるとよろしいかと。私は買わずに観たのですが、劇中で客席も一緒にタオルを振る演出があるので、手元にあるとより楽しめると思います。特殊効果メガネは、暗転した舞台で発光するシーンがより楽しめるようです。上演前の前説の時間に、まわりでをメガネ持ってた人がテストで見ていて一様に驚いていましたので!キャストのみなさんが客席に売りに来たりしますが、現金のみなのでお釣りのないように準備しておくとスムーズです(微笑)

| | コメント (0)

« 2025年9月 | トップページ | 2025年11月 »