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2025年9月30日 (火)

NAOKO ANTHOLOGY SONGS 12月発売へ

 今年は河合奈保子さんのデビュー45周年にあたりますが、デビュー月である6月もバースデーの7月も関連商品発売の報がなく、あれれと思っていましたが。。。きょう9月30日にコロムビアからTBS出演映像集の発売予定が発表されました。

 NAOKO ANTHOLOGY SONGS
 2025年12月24日発売予定
 Blu-ray4枚組 25,080円(税込)
 〔詳細はコロムビア公式で〕

 コロムビア公式サイトを見るとしっかり「デビュー45周年記念」と示してあり、45周年がスルーされなくて良かったと思います。TBS出演映像集はデビュー40周年、つまり5年前に発売された「NAOKO ETERNAL SONGS」に続いて2作目になり「またTBSか」と思った方もいらっしゃると思いますが(すいません、私はそう思いました)、収録映像にはかぶりが無い模様ですので2作セットで持つことに意義はありそうです(微笑)。そういえば前作も12月発売でしたが、なんでかなー。購買層からいってクリスマスプレゼント狙いってことはないでしょうが、世間的にはボーナスが出る時期ですし、自分へのご褒美のタイミングとしてはいいのかもしれませんね。発売に向けて特典情報とか出ないかチェックしていきたいと思います。

 

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2025年9月14日 (日)

ソワレさんの30周年記念リサイタル

 きのう13日は東京文化会館小ホールでソワレさんのライブを観てきました。正式タイトルがなかなか長くて「CHAN-GOU-LILAS~シャングリラ シャンソン歌手ソワレ 30執念記念リサイタル」。周年ではなく「執念」を使っているところが面白いです。執念深くシャンソンを歌い続けてきたということかしら。。。私が初めてソワレさんと会ったのが2004年4月ですから21年前。その9年前から歌ってるんですね。ということで年齢不詳(非公表)ですがなんとなく想像つく感じです(微笑)。

 ライブは2部構成。1部はソワレさんのオリジナルを中心に。お馴染みの曲、久々の曲、初めて聴いたかもという曲も。個人的には1部終盤の「恋のあと」にぐっときました。オリジナルはシャンソンではないのですが歌い続けて欲しいですね。途中ゲストで、新春シャンソンショウでお馴染みのRickyさんも登場。相変わらず色気のある良い声です。
 休憩を挟んだ2部は越路吹雪さんが歌ったシャンソンのカバーを中心に。2部の最初に歌った「愛の賛歌」は、初めて人前で歌った曲だそうです。本編最後はもはやソワレさんの代表曲とも言える「マ・ビー」。やはり盛り上がりますね。2部のゲストは昔からの盟友であるギャランティーク和恵さん。歌謡曲の方ですがそんなことはどうでもいいという自由さがソワレさんらしいところかと思います。
 アンコールの最後には、なんと本編でやったすべての曲をダイジェストにしたような長大なメドレー。NHK紅白歌合戦の審査発表前みたいでした(微笑)。

 さて会場の東京文化会館は以前はクラシック専門ホールでしたが、2006年にポップスにも開放。その最初を飾ったのが尾崎亜美さんでした。いまでは普通にポップスのコンサートが行われていますが、今回はホール史上初の試みが。ソワレさんが大好きな紙テープです。会場で3個500円(缶バッチ付き)で売ってましたので私も購入して参戦。なんと芯が抜いてありました!これは便利ですね。久々に紙テープを投げましたが、ほぼまっすぐ飛んでしまって、きれいに弧を描くような形にならなかったのは残念。練習が必要かな。。。東京文化会館というハコを意識してか大人しい曲が並び、投げるタイミングが難しかったのですが、曲によってはステージには客席からの紙テープが乱れ飛びなかなか壮観でした。「愛の賛歌」と「マ・ビー」が特に多かったかな。紙テープまみれでソワレさんもご満悦のようでした。「これがないと淋しいんですよ」という河合奈保子ファンにはおなじみのフレーズも出ました。マイクコードに絡まったり足を取られたりで大変そうでしたけど(微笑)。

 ソワレさんのやりたい放題な(微笑)ライブは楽しかったです。演奏も小編成ながら良くて、特にビブラフォンが入っていたのが新鮮でした。ふだんはこじんまりしたライブハウスで聴くことが多いソワレさんのライブですが、また節目にはこのぐらいの大きなハコでやってもらえたらと思います。ますますのご活躍を!

<出演>

ソワレ(Vo)

三枝信太郎(Pf)
ジミー高宮(Cb)
高良久美子(Vib,Perc)

Ricky(ゲストVo)
ギャランティーク和恵(ゲストVo)

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2025年9月 7日 (日)

映画「TSUSHIMA」を初日に観る

 河合奈保子さんの「Wings Of My Heart」が主題歌となった映画「TSUSHIMA」がついに9月5日、一般公開されました。ということで初日にさっそく観てきました。上映館は東京のシアターギルド代官山。いわゆるミニシアターではあるのですが一般的な映画館とは大きく異なり、館内にはソファーや籐椅子などが置かれ、スクリーンは大型のLEDモニタ。まるでホームシアターの趣です。加えて音はワイヤレスヘッドフォンで聴くシステム。ちょっと不思議な体験でした。

 私が観たのは20時の上映回で、上映前に出演者や監督による舞台挨拶がありました。

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 左から(敬称略)山根高文[監督]、浜浦綾乃、山田純大[主演]、中西悠綺[ヒロイン]、ケニー大倉、田中愛桜

 16時の上映回の舞台挨拶は上映後だったそうですが、上映前ということでネタバレしすぎないよう気にして慎重な物言いをしていたのがちょっとおかしかったです。加えて撮影が2年前だったということで「なつかしい」みたいな話になっていたのも印象的でした。ちなみに公開が2年後になったことについての言及はありませんでした。撮影の裏話的なトークももちろんありましたが、ここではカッツアイ。

 さて映画本編です。これはちょっと歯ごたえのある映画です。時代設定として2020年代、1990年代、1960年代を行き来しながら進み、SFやホラーの要素で謎のエピソードがちょいちょい出てくるので読み解くのに少し力が要ります。でも観終わるころにはなんとなくつながっていることがわかってきます。選挙、再生医療、AIが大きな柱ですが最大のものはAI。AIに対する警鐘、というよりもAIを使う(使われる?)ことで自分で考えなくなる人類への警鐘を鳴らす社会派の内容でした。謎のエピソードは最後まで謎だったりするので、観終わってもモヤモヤするかもしれません。そこは自分で考えてください、ということなのかもしれません。そして本編の最後に流れてくるのが主題歌「Wings Of My Herat」。ストーリーが歯ごたえあることもあって、これを聴くと安らぎを感じます。会場で販売されていたパンフレットによれば「人にとってもっとも大切なものは何かを率直にそしてストレートに伝えてくれる」ということで、映画本編の問いかけへの答えとして主題歌にしているようです。

 上映後、見送りで館内にいらした山根監督に奈保子ファンであることを明かしたうえで少しお話しさせていただきました。すでにネットの記事でも明かされているように特にファンではないとのことですが、あるきっかけで奈保子さんの歌声に魅了され、これまでリリースされた全ての曲を聴いたのだそう。その中で「これだ」と思ったのが「Wings Of My Herat」だったということでした。ファンしか知らないような曲がなぜ主題歌に選ばれたのだろうと思っていたのですが、なるほどと思いました。今では毎日聴いているそうです。ファンではないことを申し訳なさそうにしていましたが、むしろ特にファンではない方の心を動かしたということは素敵なことだと私は思います。ということで売野雅勇さんの存在は主題歌とは関係ないとのことでした。そうそう、売野さんは研究所の所長役で出演しているのですが、様になってました!

 さて、今後の上映ですが、今のところシアターギルド代官山しか発表されていません。そのシアターギルド代官山も9月11日までの上映予定しか発表されていませんが、監督によると12日以降も上映予定だそうです。「衝撃の問題作」だと思いますのでこの機会に如何でしょうか。

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2025年9月 1日 (月)

「博士ちゃん」効果

 8月30日に放送されたテレビ朝日系「博士ちゃん」は『令和の今こそ聴きたい!「昭和の歌姫」ベスト20!』という内容でした。あまり期待は持たずに、リアルタイム視聴できないので留守録を仕掛けておいたのですが、後で録画内容を確認したら河合奈保子さんが10位にランクインしていました。まぁこの番組はランキングの決め方とか対象の定義(今回でいえば歌姫とは?)が不明なので、順位に関係なく取り上げられたらOKという受け止めですが、アイドル出身に限定しない中で今こそ聴きたいというタイトルで入ったことは素直に嬉しいです。この番組を一度でもご覧になった方はご承知のように、解説役は10代の青少年です。そんな若い世代が大人顔負けの物知り顔で解説するところが売りの番組ですが、今回の河合奈保子さんに関しては私たちファンの認識と概ね合致していたのも良かったです。何より「陰に隠れてしまっている印象が強くて悔しい。奈保子ちゃんの良さを一発みんなに広めてやりたいという気持ちもある」とまで語っていた方もいたのが驚き。本来そうしたことはリアルタイムで知っている私たちが取り組むことで、なんだか姿勢を問われたような気分でした(^^; 

 再評価ポイントでピアノが上手い、作曲もしているという点も最後に強調されていて、86年のNHK紅白歌合戦の映像を借りて「ハーフムーン・セレナーデ」を出していたのは画期的でした。よくある回顧系番組では「スマイル・フォー・ミー」か「けんかをやめて」しか出ませんからねえ。そしてT2U音楽研究所の臼井孝さんのエックスによると、翌日のレコチョク歌謡曲部門で「ハーフムーン・セレナーデ」が1位であったということで、なんだかんだいっても地上波テレビジョン放送は影響力があるなと思いました。これを機にさらに再評価が進むといいなと思います。欲を言えば自作に絡めて9月5日公開の映画「TSUSHIMA」の主題歌に「Wings Of My Heart」が採用されたことも入っていれば良かったなあと思いますが、そこまで「博士ちゃん」に求めるのは酷でしょうね。

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