被爆80年・広島
きょう8月6日は広島原爆忌でした。
今年の平和記念式典での首相のあいさつは、ここしばらくのものとは違い、自分の言葉で作られたと感じられるものでした。しかし、広島市長の読み上げた平和宣言や被爆者の願いである核兵器禁止条約の批准や締約国会議へのオブザーバー参加に対しては完全スルー。80年の節目でありながら何も姿勢が変わらないことにもやもやが募るものでした。日本政府が重視するNPT(核兵器不拡散条約)の求める核軍縮が結果を出せていればいいのですが、そうではないのですから。
それよりも、核抑止論に関して、抑止とはフィクションであると喝破した広島県知事のあいさつに共感できました。抑止とは破られるものだとして、その実例のひとつに、圧倒的戦力差がありながら太平洋戦争の開戦に踏み切った日本を挙げていました。これほどわかりやすい説明はありません。ぜひ、あいさつ全文を見ていただければと思います。広島県の公式サイトに掲載されています。
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