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2025年5月30日 (金)

まいのアイドルメモリーズ「デビュー45周年!河合奈保子特集」を聴く

 かねて告知しておりましたFMおだわら「まいのアイドルメモリーズ」での「デビュー45周年!河合奈保子特集」は予定どおり5月29日に放送されました。再放送もありますが、すでに番組公式エックス(@idolmemories879)で番組の実況ポストがされていますので、まずは放送曲目から。

BGM-1:大きな森の小さなお家
M1:ヤング・ボーイ
M2:Twilight Dream
M3:セレネッラ
BGM-2:素直に生きる(上石菜月)→番組準レギュラー持ち歌
M4:ラブレター
BGM-3:Invitation
M5:けんかをやめて
M6:街角
BGM-4:エスカレーション
M7:WISDOM RIDE -銀色の髪の少年-
BGM-5:ハーフムーン・セレナーデ
M8:デビュー-Fly Me To Love-
BGM-6:美・来
M9:君は綺麗なままで(NAO&NOBU)
M10:Golden sunshine day
M11:FOR THE FRIENDS
BGM-7:おとこのこ(宍戸留美)→先週のイントロ当てクイズの正解発表
BGM-8:永遠のトリル(昭和とらいあんぐる)→パーソナリティ持ち歌
M12:終夜の蛍

 BGMまで含めると結構なボリューム。そして、吠え系は少な目だったもの初期の曲から後期の曲まで、シングルだけでなくB面やアルバム曲、自作曲、デュエット曲とバラエティに富んだ構成になりました。すべてリクエスト曲からの選曲ですがパーソナリティのいまのまいさんは放送終了後の番組ファンクラブ向け配信で、発表時期をまんべんなくということとB面・アルバム曲をできるだけ入れるよう意識したと話していましたので、ありがたいことだと思います。初めて聴く方にもそこそこ優しく、コアなファンにも刺さるのでは。他では聴けない番組に仕上がったと思います♪デビュー記念日の6月1日を前に、前祝い的に楽しめました。また、この番組は通常、常連リスナーによるリクエストが多いのですが、今回は一見さん、つまり奈保子ファンのリクエストも多く、総数も多かったそうです。全部かけられなくてごめんなさいという感じでした。

 聞き逃した方は6月2日 22:00-23:00 に再放送があります。曲目は上記のとおり公開済ですがリクエスト主の熱いメッセージも聴きどころかと思いますので、ぜひどうぞ。FMおだわらの公式サイトで聴取可能です。また、アーティスト特集でなくてもテーマ特集の回はテーマに沿う奈保子さんの曲をリクエストできるので、今後も継続して聴取いただけると番組ファンとしては嬉しいです。ちなみに6月19日放送は「雨うた」。6月5日までリクエスト受付中です。リクエスト方法は過去記事を参照ください。

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2025年5月28日 (水)

今さらLFJ2025を振り返る(3)

 「Memoires・音楽の時空旅行」をテーマに開催されたクラシック音楽フェス「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025」を今さら振り返るシリーズ3回目です。公演番号は公式サイトと照合ください。

3日目(5月5日)

◆地上広場キオスクステージ(19:15~)
 出演:アンサンブル・コノハ

 こちらは誰でも自由に聴ける無料公演です。屋外ですが気候が良い時期なのでそれもまた心地よかったりします。予備知識なしで聴きましたが、まずはいきなりピアノ演奏のみで「ジュ・トゥ・ブ」「愛の賛歌」とシャンソン2連発!そのあとも声楽(こちらがメイン)が入って「オー・シャンゼリゼ」「私の好きなもの」とシャンソン寄りな曲が。ここでシャンソンが聴けるとは思いませんでした。昨年も綴りましたが、LFJはフランス発のフェスなのにシャンソンは本公演で取り上げないんですよね。。。今年のようにジャズは割と取り上げるんですが。他にはスメタナの交響詩「我が祖国」からモルダウなどポピュラーなクラシックなどを声楽で。心地よい声に癒されました。

◆公演315 アメリカ仕込みのアーティストたちが奏でる、ニューヨークの「生」

 21:00開演のファイナルコンサートです。クラシックフェスでありながらここにジャズ寄りの曲をプログラムしたところがLFJらしいところ。オーケストラは東京フィルハーモニー交響楽団。そこに曲ごとに多彩な顔触れが加わっての演奏でした。1曲目のガーシュウィン「ピアノ協奏曲へ調」は山中千尋さん(ピアノ)、大井澄東さん(ベース)、山本裕之さん(ベース)が共演。通常は楽章の終わりでは拍手しないクラシックですが1楽章の終わりで拍手が沸き起こるくらい熱演で盛り上がりました。2曲目のワクスマン「アルテミスの夢」はプログラム解説書によると管弦楽版は日本初演とのこと。各楽章の演奏に入る前に前説的な朗読があったり、共演のエリプソス四重奏団(サックス)が宇宙服のようないでたちで入場してきたり(演奏に入る前に取りました)仕掛けが多く、コンテンポラリーの曲なので独特の世界観が楽しめました。で、ここまでで演奏予定時間の80分を使い切り、3曲目は延長戦に(^^; ラストはおなじみガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」。ここで共演したのはフランスのジャズトリオであるポールレイ・トリオ。通常はピアノが途中のカデンツァを弾くところ、ベースとドラムもカデンツァに参加し、そこだけ聴くと完全にジャズでした。そして驚くことに途中、今度はオーケストラのほうがカデンツァ的にジャズ寄りの演奏をするところがあり、なかなかに斬新な「ラプソディ・イン・ブルー」でした。熱演で演奏が終わったのはなんと22:55頃。カーテンコールもそこそこに客電が点いて退場モードになり余韻が無かったのが少々残念でした。ここまで予定時間より遅くなれば帰宅の足が気になるので致し方ないですが、もう少し早く終わっていればカーテンコールが盛り上がり音楽監督のルネ・マルタン氏も登場したのではないかと思います。とはいえLFJが始まった頃の売りは「朝から終電まで」だったので、久しぶりのその感覚が味わえたという点で個人的には悪い気はしなかったです。新型コロナ禍での中断から再開を経て早じまいになっていたので。。。

○おわりに
 今年は夜間の有料公演を中心に聴きましたが、昼間も周辺エリアの無料公演などをいくつか聴き、年に1度のクラシックのシャワーを楽しむことが出来ました。もう少しかつてのような「お祭り感」があるといいなと思うのですが、まずはクラシックが気軽に聴ける場が続くことがなにより。来年も開催されることを楽しみにしています。

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2025年5月22日 (木)

今さらLFJ2025を振り返る(2)

 「Memoires・音楽の時空旅行」をテーマに開催されたクラシック音楽フェス「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025」を今さら振り返るシリーズ2回目です。公演番号は公式サイトと照合ください。

2日目(5月4日)

◆公演214 ウィーンを席巻した作曲家が聴かせる豪壮なる破天荒

 なんともスゴそうなタイトルにひかれて前日に切符を取りました。ウィーンを席巻した 作曲家とはベートーヴェンで、ピアノ協奏曲5番「皇帝」と合唱幻想曲というプログラム。会場配布のプログラムの解説によると当時としては革新的で独創的な手法が盛り込まれているということで、どこが革新的だったかという解説を開演前に読んで聴いてみると確かに!と思えました。こういうのは解説がないとわからないのでありがたいですね。合唱幻想曲は交響曲第9番の前身とされる曲だそうで、こちらもなるほどという感じでした。演奏はどちらも大迫力で、終演後のカーテンコールは3回の盛り上がりでした。

◆公演237 「四季」世界一周

 四季の移ろいとともに世界一周してしまおうという趣向のプログラムです。今年唯一、先行抽選で切符を取った公演でした。というのも会場が153席の小さなホールD7なので、早々に売り切れてしまいそうで。。。ヴェネツィアの春・パリの夏・ブダペストの秋・ニューヨークの冬というテーマで選曲され、もちろんヴィヴァルディの四季もベネツィアの春として入ってます。ハンソン四重奏団にソリスト2人を加えた小編成の室内楽は小さなホールD7に合いますね。至近距離から弦の音を全身に浴びて堪能しました。王道な弦楽から、ニューヨークの冬で披露されたジャジーな曲まで軽やかに華やかに弾きこなしていて惹きこまれました。終演後は拍手が鳴りやまずアンコールも!盛り上がりました。

残るは3日目。3回目に続きます。

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2025年5月20日 (火)

今さらLFJ2025を振り返る(1)

 「Memoires・音楽の時空旅行」をテーマに開催されたクラシック音楽フェス「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025」の閉幕からもう2週間以上経ちましたが、今さら今年聴いたものを振り返りたいと思います。公演番号は公式サイトと照合いただければ。(例年通りの手抜き・・)

初日(5月3日)

◆公演114 パリ、ニューヨーク 2大都市を彩る華麗なブラス

 これはシエナ・ウィンド・オーケストラの公演で、絶対楽しそうと思って切符を取りました。そしてやっぱり楽しかった!「オリエント急行」では汽車の音が聞こえてきました。ラストの「星条旗よ永遠なれ」はシエナお得意の聴衆参加型で、事前告知の上で楽器を持った方はシエナと一緒に演奏しましょうという趣向。5000人収容のホールAでしたが、楽器を持った聴衆がステージの上にこれでもかという程にどんどん乗ってすし詰め状態で演奏スタート。大迫力の演奏に客席も手拍子で参加して盛り上がりました。シエナの聴衆参加には私も過去、ホールCで「宝島」でパーカッションを持ってステージに乗ったことがあり、今回も検討したのですが吹奏楽版の「星条旗よ~」だとパーカッションが明確に入っているところがなく、断念(^^; それでも楽しかったです。

◆公演115 20世紀初頭のパリに集う才能の煌めき

 このタイトルだと何のことやらな感じですが、ラヴェル、デュカス、ドビュッシーのプログラム。会場配布のオフィシャルガイドに5月3日の聴きどころとして紹介されていたので当日券で入りました。ラヴェルの「ツィガーヌ」は、こんな野趣あふれる曲がラヴェルにあったの?とちょっと驚き。ラヴェルといえばきらびやかで美しい音が特徴だと思ってましたが、会場配布のプログラムの解説を見たらロマ音楽を題材にしてるとのことで納得でした。ドビュッシーの「海-管弦楽のための3つの交響的素描」はドラマチックな構成で楽しめました。初日の締めとして良いプログラムでした。

ということで2日目に続きます。(たぶん)

 

 

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2025年5月12日 (月)

FMおだわらで「デビュー45周年!河合奈保子特集」放送へ

 というわけでNHK-FMみんなのうた特番では少々もやっとしたところもありましたが、それを吹き飛ばす番組が予告されています。

 毎週木曜21:00-22:00にFMおだわらで放送されている「まいのアイドルメモリーズ」が5月29日の放送で「デビュー45周年!河合奈保子特集」を放送します。(再放送:6月2日(月)22:00-23:00)

 そして番組ではリクエストを5月15日(木)24:00まで募集中です。リクエストフォームはFMおだわらの公式サイトにあります。少々わかりにくいですが画面上部の「番組へのメッセージ」をクリック、番組名「まいのアイドルメモリーズ」を選択し、ラジオネーム、メッセージ本文、リクエスト曲などを記載して送信ボタンを押すと完了です。常連リスナーですとリクエストのバッティングを考慮してか、何曲か列記して「この中からどれか」みたいなリクエストをされる方もいらっしゃいますが、私はいつも1曲入魂です。そのあたりはお好みで。

 また、番組のキャッチコピーは「メジャーからちょっとマニアックなところまで」ですので、シングルA面に限らずB面・アルバム曲でも基本的にはOKです。(市販音源入手困難曲は無理ですが)

 パーソナリティのいまのまいさんは私も長年追いかけていますが、80年~95年のアイドルソングを愛をもって歌い伝道している方ですので、奈保子ファンに限らず楽しめる60分になると思います♪ ただし、同じFMおだわらで「午前0時の歌謡祭」のオーガナイザーを務める濱口英樹さんと違って奈保子ファンというわけではありませんので、そこはお手柔らかにお願いしますね。

 FMおだわらは神奈川県小田原市のコミュニティFMですが、FMおだわら公式サイトから全国で聴取することができます。ブラウザで聴けますので特別なアプリは不要です。また番組自体は録音放送ですが、同時間帯にいまのまいのSHOWROOMで「一緒に聴きましょ配信」があります。こちらはラジオの副音声的な生配信でエピソードを補足したりチャット欄の書き込みに応えたりしていますのでこちらもよろしければ。2音源を聴くことになるので耳が忙しいですが(微笑)

 本放送は6月1日のデビュー45周年記念日の前祝い的に楽しみましょう♪

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2025年5月11日 (日)

みんなのうた特番、流れましたが。。。

 というわけで大型連休後半の5月3日から5日はクラシック音楽フェス「ラ・フォル・ジュルネ東京」にかかりきりだったので、5日にNHK-FMで放送された「みんなのうた放送100年100曲SP 64年間の名曲大放出」についてはリアルタイムで聴けておりませんでした。SNSでは河合奈保子さん歌唱の「雨のてん・てん」が流れたという情報が出ていましたので、らじる☆らじるの聞き逃しサービスで確認しました。聞き逃し期限が12日に迫っているためまずはフリーソフト「らじれこ」でサクッと録音。で、聴いてみましたが。

 確かに16時55分ごろに「雨のてん・てん」流れていました!クリアな声で温かく包み込むような歌唱!これまで「みんなのうた」関連の特番で流れた記憶がないので、これはこれで画期的だとは思いました。が、扱いが。。。

特番での曲の流し方は大きく分けて次の3つのパターンでした。
(1)ヒット曲・話題曲扱いでリクエストと紐づけずフルコーラス流す
(2)リクエストメッセージとともにフルコーラス流す
(3)リクエストのラジオネームのみ紹介してワンコーラスだけ流す
「雨のてん・てん」は残念ながら(3)のパターンでした。そのコーナーの曲はみな同様の扱いなので「雨のてん・てん」だけ扱いが悪かったわけではないのですが、ちょっと残念な気持ちです。というのも(3)のパターンだと歌手名の紹介すらないのです。

 水無月の少女さん他のリクエストで「雨のてん・てん」

 曲紹介はこれだけ。いくら時間が限られているからといって歌手名まで省略することはないでしょうに。。。これは他の曲にリクエストした方も同じ気持ちではないでしょうか。もちろん(1)(2)のパターンのときは歌手名の紹介がちゃんとありました。

 そもそも5時間弱の番組で100曲紹介しようという企画は時間的にかなり厳しいです。100曲をこなすために曲数稼ぎの(3)のパターンを作ったことは想像に難くありませんし、曲数を絞って聴きたい曲が流れないのとどっちが良いのだと問われると難しいところではあるのですが、大事なことまで省略しないでよ、と思います。流れて嬉しい反面、ちょっともやもやも残る放送になりました。

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2025年5月 6日 (火)

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025 終わる

 東京国際フォーラムで開催されたクラシック音楽フェス「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025」は5日、3日間の会期を終了しました。今年も3日間通して観ることができました。天候に恵まれ会期中ビール日和だったのも良かったです(微笑)

 今年観たのは、有料公演は夜を中心に5つ。有料公演の合間とか昼間は地下ホールEや地上広場の無料公演などを観たり腹ごなししたり。以前は気楽に聴けるクラシックはこの機会しかないとばかりに公演を詰め込んだものですが、歳を重ねてゆったり観る方向になってきました。それは他のお客さんも同じなのかなあ、、、会期中ずっと会場の東京国際フォーラムは賑わっていましたが、かつての人の渦のような混雑ぶりはなく、程よいにぎわいといった感じ。以前使用していたホールB7を使わなくなって公演数(=販売席数)が減った影響ももちろんあるでしょう。公演の合間も椅子に座って休めることが多くなって(以前はまず座れなかった!)これでこのフェスが持続可能ならこのぐらいがちょうどいいように思います。

 今年は都市とその時代をテーマに据えたこともあってニューヨーク=ジャズやジャズとクラシックの融合を取り上げた公演も多く、ファイナルコンサートをガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」で締めたのが象徴的でした。私が観た公演もジャズ寄りが多め。普段着でクラシックとジャズが聴ける楽しいフェスでした。個別の感想は追々書くかもしれません。誰のため?はい、自分の備忘録です(微笑)

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2025年5月 4日 (日)

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025 始まる

 大型連休の恒例イベントであるクラシックフェス「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025」(以下LFJ)が3日から東京国際フォーラムで始まり、さっそく有料2公演を聴いてきました。コロナ禍で開催が中断したとき以外は初開催時から毎年通っているLFJですが、今年の規模感は昨年と同程度ですね。収容力の大きなホールA、ホールCと小空間のホールD7、G409の4会場が有料公演。無料公演は地下のホールEキオスク(要・有料チケット半券)と地上広場キオスクの2か所。様々なしつらえが簡素になって祝祭感はコロナ禍前には及びませんが、地上広場のネオ屋台村もあって多くの人で賑わっています。

 今年のテーマは「Memoires(メモワール)~音楽の時空旅行」。ある時代の都市で活躍した音楽家の楽曲を集めてプログラムが組まれているようです。クラシックフェスながらジャズの公演(アメリカの都市)もあります。

 5日までの会期中の公演チケットは小空間のホールF7、G409は売り切れ。ホールCにも売り切れ公演がありますが、5000人収容のホールAはまだまだ買うことができるので、時間が空いていてちょっと気になっているという方はぜひ一度足を運んでいただければと思います。無料公演も組み合わせれば低予算で充分楽しめます!なお会場にもチケットオフィスが特設されていますが(ホールD1)稼働している受付台が6か所ですので時間によっては行列が長くなっているかもしれません。確実に買うにはあらかじめコンビニ(チケットぴあ)で買っておくことをお勧めしますが、現地チケットオフィスは発券手数料がかからないのが魅力ではあります(微笑)。公演情報は公式サイトで。気軽に、気楽に楽しめるのが魅力です。

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