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2025年2月25日 (火)

お久しぶりの尾崎亜美&岡本真夜コンサート

 きのう24日は「尾崎亜美&岡本真夜コンサート LOVE&HEART」を観てきました。会場は埼玉県・新座市民会館ホールで「新座市民会館開館45周年記念事業」の肩書もついてました。その前日は埼玉県・坂戸市文化会館ふれあい大ホールでも公演があり2daysの公演だったのですが、今回私は新座のみの参加としました。亜美さんと真夜さんのジョイントは過去に何度も行われていますが、私の知るところでは3年ぶり。今回も宝くじ文化公演ということで切符がだいぶお安くなっていました。そんなこもとあってか客席は前売りで完売・当日券なしの盛況でした。

では曲目から。

岡本真夜ソロコーナー
1.Close To You
2.Happy Happy Birthday
3.Alone
4.サヨナラ
5.そのままの君でいて
6.TOMORROW
7.アララの呪文
8.10年目のLove Letter

(休憩)

岡本真夜&尾崎亜美コラボコーナー
8.It's Too Late
9.You've Got A Friend

尾崎亜美ソロコーナー
10.My Song For You
11.マイ・ピュア・レディ
12.VOICE
13.冥想
14.メッセージ~It's always in me
15.蒼夜曲 セレナーデ
16.伝説の少女
17.オリビアを聴きながら

アンコール 尾崎亜美&岡本真夜
en1.天使のウィンク
en2.卒業写真

 前半は真夜さんのコーナー。以前はピアノ弾き語りもしていましたが今回は歌手に徹していて、ピアノとヴァイオリンの伴奏で歌っていましたが5・6ではオケを使っていました。本人がバラードやマイナーのアップテンポが好きとのことで、その系統の曲を中心に。8は岩崎宏美さんへの提供曲で、デビュー30周年を機にセルフカバーを音源化したいと言ってました。音源化前に聴けたのは貴重かもです。

 後半は亜美さんのコーナーですが、その前のコラボコーナーは、以前もやったキャロルキングのカバーで。亜美さんのソロは配偶者の小原礼さんのベースとともに。事前にチャレンジングなことをするとブログで綴っていたのでどうなるかなと思ったら、久々に13が!間違いなく今回の目玉でしょう。ファンに人気の曲ですが歌うのに気力が要るとかで近年はお披露目の機会が減っていたところに2年前の喉の手術も重なって、以降は歌っていませんでした。術後はぐっと前に出るような曲は控えていたところ、一歩を踏み出したいということでのチャレンジだったそうです。ついでに言うとこの曲は亜美さんだけのピアノ弾き語りが定番でしたが、今回は礼さんのベースとともに。私の記憶ではたぶん初めてなんじゃないかな。。。とにかく久々の蒼夜曲は震えました。これだけで来た甲斐があったと思えます。13も礼さんと二人だけでの演奏はチャレンジング。そして、曲目にずらっとバラードが並ぶのも滅多にないことでチャレンジングだとおっしゃってました。言われてみれば確かに。

 アンコールは二人そろって。定番曲ですね。パラパラとスタンディングもありましたが前方はスタッフにより座らされたとのことで。。公営ホールではたまにあることですが、無粋だなあと感じます。(意見には個人差があります)

 お二人ともバラード多めで客席も「行儀のよい人」が多かったので全体に静かな客席でしたが、拍手や手拍子はよく出ていたし時々声も飛んでいたし盛り上がる曲は盛り上がったしで、LOVE&HEARTということで良いコンサートだったと思います。ジョイントとはいえソロがお互い8曲あるとミニコンサートぐらいのボリュームがあるのでいいですね。公演時間は15分の休憩込みで2時間25分ぐらいでした。このシリーズ、機会があればまた観たいと思います。

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2025年2月12日 (水)

演劇「日の丸とカッポウ着」を観る

 10日は東京・浅草九劇で演劇「日の丸とカッポウ着」を観てきました。1932年に大阪で誕生し全国組織になった「国防婦人会」の顛末を描いた演劇です。これを知ったのは9日付東京新聞の「社説」。「カッポウ着と戦争協力」のタイトルでこの演劇を取り上げ、そこに込められたフェミニズムの視点と戦争協力に組み込まれた歴史から何を学ぶかを論じています。硬軟とりまぜたテーマを「ですます」調で書き比較的柔らかいのが東京新聞の日曜の社説「週のはじめに考える」の特徴ですが、演劇が取り上げられるのはたいへん珍しいことです。読んで、これは観ておきたいと思いましたが席が空いていたのが10日夜だけだったという次第。連日満員だったようです。100席ほどの小劇場でしたが私が観た回も通路までびっちり埋まってました。

 内容については紹介した社説を見ていただければだいたいわかっていただけると思うので割愛(^^; 初めは素朴な思いから始まった主婦の民間運動が、国(陸軍)に取り込まれて国民統制の手段に変わってゆく(変えさせられてゆく)様には考えさせられましたし、怖いなという。。。ただ、初期の段階で国防婦人会が運動を大きくするためや、役人・軍人の妻で構成されていた「愛国婦人会」への対抗心から陸軍の後ろ盾を得ようとした時点で(芝居ではそう描かれている)運命は決まっていたようにも見えてしまいます。もちろん、歴史として後から見ているからというのもありますが。大阪vs東京、庶民vs上流階級という対抗心を周囲(そこには新聞も入る)が煽らなければ、もう少し違った結果になったかもしれないかなと思うのは甘いのかな。

 それと、本当のことを知らないことの怖さでしょうか。中国で本当は何が起きていたのか知らぬまま国防婦人会は活動していたわけで、これもまた知っていたらもう少し違った結果になったかもしれないかも、なのですが当時は情報統制で知る由もなく。。

 重いテーマでしたが、基本は大阪のおばちゃんが織りなす物語なので特に前半は大阪的なノリのコミカルな味付けで笑いどころも多数。役者さんもみなさん良くて、約2時間ぐいぐいと引き込まれる芝居でした。

 戦後80年の今年にこの演劇を観ることが出来て良かったです。やはり「戦前」にはしたくないですね。

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2025年2月10日 (月)

扉座サテライト公演「リボンの騎士2025」を観る

 劇団扉座の研究生の卒業公演である「リボンの騎士2025 県立鷲尾高校演劇部奮闘記」を今年も観てきました。6日から9日の上演でしたが私が観たのは8日の配役B楽日と9日の配役A・大千秋楽の2回。今年も配役違いのA・B2パターンによる上演でしたので両方セットということで。観るほうは役の違いによる演技の違いも観られて面白いのですが、演じる研究生はA・B両方の役を覚えなければならないので大変だと思います。

 今年はまた演出を少し変えてきました。歌のシーンがいくつか盛り込まれて、ミュージカル的要素も含んだ形に進化。また、劇中の生徒会総会のシーンがオンライン開催から対面開催に変わりました。もともと扉座の本公演では対面開催だったのが、新型コロナ禍における演劇の上演を「トライアル」する中でオンライン開催という形に変えてきた演出を研究生の卒業公演でも引き継いでいたのですが、世相を反映した形になりました。また、人員の関係で扉座本体より北村由海さんと大川亜耶さんという若手の巧者2人がスペシャルサポートで参加。この二人は流石としかいいようがないです。

 今年の公演はA・Bどちらも役がきれいにはまった感で甲乙つけがたい感じでした。毎年のことですが若手の熱気あふれる舞台には圧倒されます。そして、話の筋はわかっているのに毎年観たくなる芝居です。それは、細かな演出変更などもありますが、なんといっても卒業公演。ここからみな巣立っていくわけですが、最後にすべてをぶつける感が伝わってくるんですよね。この座組での上演は2度とないわけで。もっとも演劇の世界では再演されることがあってもキャストがすべて同じ顔触れになることはめったにありません。そういう儚さを持ち合わせているのも心を揺さぶられるひとつなのかなあと思います。研究生のみなさんに幸あれと願います。

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2025年2月 3日 (月)

TEXLYNX 2回目の銀座ライブ

 きのう2日は東京・ケネディハウス銀座で。Aisaさん、徳武孝音さん、尾崎博志さん、小原礼さんの4人によるバンドTEXLYNXのライブを観てきました。TEXLYNXのことは以前も何度か綴っているのでカッツアイ(微笑)。このハコでのライブは昨年10月に引き続いて2回目です。今回のライブにはカントリーミュージシャンでヨーデルの名手の片山誠史さんがゲスト出演し「バレンタインはザギンでヨーデル」という副題が付いていました。バレンタインデーはまだ先ですけどネ(微笑)

 ライブは2部構成で盛りだくさん。1部はTEXLYNXのみでオリジナルやアメリカの楽曲のカバーなどを。小原礼さんが参加するバンドSKYEのっ曲をTEXLYNX風にカバーするなんてことも。TEXLYNXが目指すのはアメリカーナ、SKYEはロックなので音作りが違うのですが、TEXLYNX風のカバーは面白かったです。メンバーの演奏の腕の見せ所になる「超絶技巧コーナー」なんかもあったりして盛り上がりました。

 2部はゲストの片山さんを迎えてのコラボ。ヨーデルというとスイスあたりのイメージが浮かぶところですが、なぜカントリーミュージシャンがヨーデルなのかと思ったら、アメリカの音楽は移民が持ち込んだいろんな国がルーツの音楽が混ざり合っているということだそうで。ライブの副題にもなっているので当然演奏曲はヨーデル推し(笑)。私は生で聴くヨーデルは初めてでした。ヨーデル講座のコーナーもあったりして客席みんなでやってみたりとか、楽しかったです。客席大盛り上がり♪

 TEXLINXは音が心地よいしトークも楽しいのでおすすめしたいバンドです。加えて今回ゲストの片山さんもトークが達者で楽しくて、よくあの時間で終わったなあと(笑)。そして次のケネディハウス銀座でのライブが決まっていて、6月1日とのこと。河合奈保子さんのデビュー記念日ですので覚えやすいですね。終演後の会計時に予約するか聞かれたので予約しちゃいました。奈保子さん絡みのイベントがもしあるとすればバースデー近辺でしょうから大丈夫かと。

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