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2025年1月31日 (金)

新春シャンソンショウ2025

 きのう30日は1月恒例のライブ「新春シャンソンショウ2025」を観てきました。会場は前年の浅草花劇場から変わり、有楽町のI’M A SHOW(アイマショウ)でした。昨年11月に越路吹雪生誕100周年記念 ブラヴォー!コーチャン! を開催した場所ですが、どうやらその縁で今年はここになったようです。出演はROLLY/もも(チャラン・ポ・ランタン)/Ricky/はるな愛/ソワレ/Kaya(チラシ掲載順・敬称略)。新春シャンソンショウではおなじみの顔ぶれですが、はるな愛さんは今年初出演。バンドマスターのおおくぼけいさんとの縁で出演することになったそうです。ももさんは単独出演で、相方の小春さんは赤子誕生ということでお休み。でも会場の影アナの声を担当してました(^^) 場所が変ったからか、バンドメンバーも一新。おおくぼけいとジュテームズになりましたが、アコーディオンの桑山哲也さんは引き続き「裏番長」(ソワレ談)として健在でした。司会の活弁映画監督・山田広野さんも引き続き出演。やっぱりこの方の声を聞かないとね。

 そして構成は一新。一部はバンドだけのメドレー演奏に続き、デュエットというかコラボのコーナーになりました。2人ペアで歌って、1人ずつ次の方に交代していく形式でみなさん都合2曲を歌唱。シャンソンで声を合わせるというのはなかなかないので新鮮でしたし良かったです。これはソワレさん率いるア・ラ・シャンソンでの試みがベースなのかな。はるな愛さんは一部には出演されませんでした。

 2部は各出演者のソロコーナー。それぞれ2曲歌いましたが、はるな愛さんは2部のみのためか3曲の歌唱でした。めっちゃ真剣に、心に届くように歌ってました。しっかり振りも入れていてエンターテイナーだなあと。エンターテイナーといえばROLLYさんもですね。独特のメイクと型破りな歌唱ですが、でもしっかり歌詞は入ってくるし、なんかクセになる感じはさすが。Rickyさんはいまや正統派シャンソン歌手の風格すら感じます。客席からの黄色い歓声も健在(^^) ももさんはふだん小春さんのアコーディオンでチャラン・ポ・ランタンとして歌っているので、バンドで歌うのは貴重なシーンでした。本人も楽しんでいたようです。そう、バンドの音も良かったです。ホーン隊が効いてました。ハコの音響も良かったし。1曲だけバンドだけで「男と女」のパンクバージョンを演奏していましたが、その前説で桑山さんがネタトークを展開していてけっこうウケてました。ソワレさんとKayaさんのオーガナイザーコンビはいつもどおり(笑)。エンディングは恒例の「誰にでもあなただけの歌がある」をみんなで歌ってお開き。1部2部合わせて2時間20分ぐらいだったかな、けっこうなボリュームで、シャンソンをカジュアルにたっぷり楽しめました。

 新春シャンソンショウは今年で18回目だそう。ほとんど観てますが毎回楽しいです。来年もありますように。

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2025年1月28日 (火)

30年目の神戸ルミナリエ

 24日から開催されている第30回神戸ルミナリエを先週末に観てきました。新型コロナ禍であった2020年度~22年度の3年間は代替行事の実施のみで実質的に中止されており、2023年度から復活したのですが観てはおらず、私としては復活後初めて観るルミナリエでした。復活後のルミナリエは大きく変わったので、この目で観ておきたい思いもありました。まず、開催時期が12月から1月に変わりました。先に「年度」で記載したのはこのことによります。そして以前の会場は、旧居留地の仲町通りと、それに続く東遊園地でしたが、仲町通りの「光の回廊」はメリケンパークに移って分散化のうえ、有料化されました。有料ゾーンの入場には日時指定の入場券が必要で、当日券が出るかどうかは前売券の売れ行き次第となっています。

 私はできるだけ新型コロナ禍前に近い形での観覧をしたかったので、メリケンパークからスタート。

Luminarie30_01
 巨大な光の回廊が出来ていました。玄関にあたる両翼の壁も大きい。ちなみに、光の回廊の正面方向については有料ゾーンと無料ゾーンの境に黒い幕が張られていて、無料ゾーンからは回廊の上のほうしか見えません。横方向と向こう正面は遮りるものはないので普通に見ることができます。頭隠して尻隠さず、みたいな。

Luminarie30_02
 注目したいのは回廊の天井。これまでのルミナリエではアーチの骨組に相当するところだけに電飾がついていたものですが「屋根」に相当するところまでびっしり電飾がついています。これは初めてではないでしょうか。30年の節目ということでかなりがんばったみたいです。

 有料ゾーンの入場の際に「Thank youカード」が渡されます。これを周辺の提携店に持っていくと特典が受けられるというので南京町の提携店で夕食。一品サービスを頂きました。「Thank youカード」は会場で行われている100円募金への協力でももらえます。

 南京町から仲町通りを進むと途中の三井住友銀行前に看板のような電飾作品が置かれていました。そして東遊園地へ。

Luminarie30_03
 ここは光の壁掛け「スパッリエーナ」ですが、大きいです。圧巻。ただ、メリケンパークもそうですが、私ははしゃぐ気にはなれず、厳粛な思いで見上げていました。教会音楽のようなものも流れていますし、綺麗というより荘厳。なにより、阪神淡路大震災の犠牲者の鎮魂と街の復興を願って始まった行事です。でも、行ってみると、これじゃ言われなければわからないだろうなとも思います。

 メリケンパークの一角には地震で崩れた岸壁を保存した震災メモリアルパークがあります。元町方面からルミナリエ有料ゾーンへの動線上にあり、円形の電飾「ソローネ」が置かれてはいるのですが、肝心の震災遺構は壁で隔てられているので気づく人が少ないのではと。実際、訪れる人はいますが有料ゾーンの混雑とは比べ物にならないほど少ないです。
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 東遊園地の一角には1.17希望の灯りがあります。ここにも小さな電飾が設置されてはいますが、人の集まるところからの誘導もなく、知っている人だけが訪れているというような状況でした。

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 1月17日付東京新聞朝刊には、震災の記憶や経験の継承の課題を扱った記事の中で「単なるイルミネーションと思われている」「本来の趣旨が伝わっていない」という実行委員会のコメントが載っていました。実際に現地に行ってみて、はて、実行委員会は何か努力をしているのでしょうか?と思いました。公式サイトでは趣旨の説明がありますが、もっと会場で震災関連行事であることをアピールしたり、直接的に震災関連の展示をしたりしたほうが良いのではないかと思う次第です。30年が過ぎ記憶の継承が難しくなりつつあるからこそ、冬の神戸の一大行事であるルミナリエをうまく活用してはと思います。

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2025年1月17日 (金)

震災30年

 きょう1月17日は阪神淡路大震災から30年でした。ここ数年、メディアでの取り上げが減っているように感じていましたが、今年は30年の「節目」ということもあってか、きょうを迎える前から連日、メディアで積極的に取り上げられていました。能登半島地震から1年ということもあるのかもしれません。発災時刻に放送されていたラジオ関西(兵庫・558kHz)の特別番組「阪神・淡路大震災30年 神戸からの祈り」をradikoタイムフリーで聴きましたが、インタビューに応じていた方が記憶の継承について「31年、32年になったときが大切」といったことをおっしゃってました。今年はこうして大きく取り上げられていたけれど、その先も語り継いでいかなければならないということです。新聞報道によると「30年の壁」という言葉もあるそうです。30年経つと体験者も少なくなり語り継ぐのが難しくなってくるということです。それを意識してか先の特番では次の語り継ぎを担う若い世代の出演が目立ちました。またアナウンサーは「この国では災害から逃れられない」ということも強調していました。阪神淡路大震災が起こる前、漠然と「関西は地震が少ない」などと言われていたものです。しかし突然あの烈震に襲われた。。。東海地震、あるいは南海トラフ地震の30年以内の発生確率がどうのと言われ続けていたのに、東日本大震災、中越地震、北海道胆振地震、熊本地震、そして能登半島地震などなど、それ以外の地域で大きな地震が起きています。いつどこで起こるかわからない。。。だから、これまでにあった震災の記憶と教訓を、自分事として受け止めて、できることをしていくのが大切なのではと感じます。この30年、耐震化などの事前の備えや被災者支援など進化したところもありますが、避難所の状況など相変わらずのこともあります。できるだけ教訓を生かせる社会でありたいです。

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2025年1月14日 (火)

今年は45周年

 きのう13日は東京・東新宿のPetitMOAで「越路吹雪ナイトvol.8」を観てきました。この企画ライブは越路さん生誕100年の昨年から始まりましたが、越路さん大好きなシャンソン歌手のソワレさんと美雲さんのふたりがピアノ1本の伴奏で越路さんの歌唱曲だけを、しかもスタンダードナンバーはほぼ入れずに歌いまくるというのは、いかにもソワレさんらしい企画です。必然的に私にとって初めて聴く曲が多くなりますが、良い曲をたくさん歌っていたのがわかるライブなので、都合がつけば観に行っています。生誕101年の今年も続けていくようですので、また機会があれば伺いたいと思います。

 で、昨夜のことですが、ソワレさんが開演前に「今年は45周年ですね」と私に話しかけてきました。もちろん河合奈保子さんのことですが、ソワレさんはそれ以上何も言わず。。。でもニコニコしていましたので、これは奈保子さん絡みで今年は何かリリースがあることを匂わせているのかな?と私は感じました。昨年はリリースはお休みしていたので、ちょっと期待していいかも、と思う次第ですが、さてどうなりますか。夏を楽しみにしたいと思います。

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2025年1月 6日 (月)

年の初めに

 2025年を迎えました。みなさん如何お過ごしでしょうか。大雪の影響がある地域もありますが、昨年に比べれば穏やかな年明けでした。正月も正月らしかったように思いますが、1日の新聞・ラジオ・テレビジョンには当然ながら能登地震の関連記事・番組があり、1日が災害を記憶する日としてこれからも続くことと思います。能登は復興どころか復旧すらおぼつかない状況の場所もあるようでもどかしいですが、風化させずに伝え続けることが復興につながるものと信じたいです。

 さてそんな正月ですが、1日放送のテレビ番組で思わぬ形で河合奈保子さんの名を耳にしました。NHK-BS1の「英雄たちの選択スペシャル 大江戸エンタメ革命 実録・蔦屋重三郎」です。今年のNHK大河ドラマの連動(番宣)企画ですが、もともとレギュラー番組は割と見ていたので録画しておいたのでした。ちなみに大河ドラマはある時期から全く見なくなりました。ドラマでは史料に書かれていることは変えないが、書いてない部分は自由に作るそうで、つまり虚実入り乱れており、しかもどこが虚でどこが実かは見ていてもわからない。。。。これで歴史をわかった気になるのは怖いなと思う次第で、ならばちゃんとした歴史番組を見たたほうがいいなという。最初からフィクションのエンタメと割り切って見れば良いのでしょうけど。。。
 ちょっと脱線しましたが、番組では蔦重こと蔦屋重三郎が喜多川歌麿と組んで大首絵(=バストアップ)の美人画浮世絵をヒットさせたことを紹介します。モデルはそれまでの美人画の定番だった吉原遊郭の花魁だけでなく、茶屋や菓子屋で働くような町娘を取り上げたところが「会いにいけるアイドル」的で画期的だったと言います。そんな浮世絵について江戸文化に詳しい田中優子さんが「壁や柱に飾るものではなく、引き出しに入れておいて時々手に取って見る。だから視線が近い。目の前にいるような感覚だったはず」という解説をします。これを受けて漫画家のヤマザキマリさんが「堀ちえみさんとか河合奈保子さんみたいな人、私たちの当時のアイドルはみんな(写真を)いつもポケットに忍ばせておいてふっと見て「聖子ちゃん」とかやったりたりする。それに近い」と応じたのでした。ヤマザキさんが当時の代表的アイドルをどのように思っているかが思わぬ形で垣間見えて興味深かったのと、歴史番組を見ている(録画ですが・・・)最中に突然奈保子さんの名前がでてきたので「おっ」と思ったのでした。忘れないでいてくれる方がいるのはありがたいことですね。正月から縁起が良い、かな。

 

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