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2024年4月30日 (火)

奈保子さんの自作期を語る素敵な文章

 当店もお世話になっているT2U音楽研究所の臼井孝さんや歌謡曲愛好家の濱口英樹さんなども寄稿されているRe:minderという音楽コラムを掲載しているサイトがあります。先だっては80年代アイドル総選挙なる企画もやっていました。そのサイトに、河合奈保子さんの自作期の活動に着目したコラムを、綾小路ししゃもさんが寄稿されています。(4月26日公開)

河合奈保子【80年代アイドルの90年代サバイバル】知られていないソングライターの活動

 90年代を中心に据えて語るコラムは珍しいと思います。もちろん80年代後半の「MY SONG」3部作も触れていますし、さらには休業後のピアノインストアルバム「nahoko 音」のリリースや池田泉州銀行への楽曲提供なども漏れなく言及されているのが素晴らしいですね。世間的に知られていないことを伝えたいという思いが強く伝わっています。そして愛に溢れつつも、事実は事実として書いているところ(どこが該当するかはお読みいただければわかると思います)も良いですね。ほめちぎってしまうとかえって胡散臭くなってしまいがちなので、一般リスナー向けの文章ではこのあたりのバランスは大切かなと。そしてラストはファンとしての思いを吐露。しみじみ共感できます。

 私は奈保子さんの魅力に気づくのが遅すぎて後追いになったが故に奈保子さんの音楽活動は全体を俯瞰して見ているところがあって、どの時期にも魅力があると思っていますが、このコラムで自作期の魅力も一般に広まって欲しいなと思います。

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2024年4月24日 (水)

「博士ちゃん」で奈保子さんのVがチラリ

 いささか遅くなりましたが、20日にテレビ朝日系で放送された「博士ちゃん」をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。当日の新聞のラテ欄に「昭和アイドル(秘)2択Q明菜&奈保子&芳恵」の文字が。ラテ欄に河合奈保子さんが載るのはめったにないので録画しておいたのですが、ようやく視聴しました(^^;

 昭和アイドルに関する2択クイズを番組出演者に出題していき、間違えたら脱落していくという企画の中で、確かに奈保子さんは取り上げられていましたが、2択クイズそのものではなく、その前振りとして。昭和アイドルのデビュー時のキャッチコピー(番組ではキャッチフレーズと言ってました)の例として「ほほえみさわやかカナリーガール」が紹介されていました。ただし使われた映像は奈保子さん本人よりも親衛隊がメインでしたが(^^; 映っていた方はおめでとうございます、と言いたいところですが、顔はわからないようにスモーク処理されてました。ちなみに2択クイズ自体はピンク・レディーのデビュー時のキャッチコピーを問うものでした。ラテ欄に出ていた他のお二人は直接本人にまつわる2択クイズが出題されていたのですけどね。。。

 私なら2択クイズで、奈保子さんのキャッチコピーはどっち?としてA「ほほえみさわやかカナリーガール」B「西城秀樹の妹」としたいところです。実際にネットや雑誌などで「西城秀樹の妹」としているケースが散見されるので、引っかかる人も多いだろうし正しい認識をしていただくには良いかなと思うのですけど。。。もっとも今回の放送で正しいキャッチコピーをしっかり紹介していただいたので、クイズ化しなくても十分とも言えますかね。

 特に貴重映像が出ていたわけでもありませんが、TVerに見逃し配信がありますので興味のある方はどうぞ。4月27日の18:56までです。

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2024年4月13日 (土)

亜美さん初のビルボードライブ

 少し日が開きましたが、花まつりの4月8日はビルボードライブ横浜で「尾崎亜美コンサート2024」を観てきました。観てすぐに書いても良かったのですが、11日にはビルボードライブ大阪での公演もあったので曲目が気兼ねなく書けるこのタイミングにした次第です。

 タイトルにも書きましたが亜美さんはビルボードライブでのコンサートは初めてだそうで、公演前から楽しみしていたそうです。ちょっと格が高いんでしょうかね。観る側とするとお値段もいろいろ高いですが(^^; コンサートホールではなくライブレストランなので何も注文しないというわけにはいかないし、メニューの一つひとつが・・・(以下省略)

 ビルボードライブは2ステージ制ですが、私は仕事の都合もあり19:30開場の2ndステージを観ました。実際にライブが始まるのは20:30ですから、かなり遅いですね。開演までの1時間は飲食してくださいタイム(^^;

 では曲目です。亜美さんによると横浜・大阪の計4ステージすべて同じだったそうです。

1.My Song For You
2.マイ・ピュア・レディ
3.VOICE
4.あなたの空を翔びたい
5.メッセージ〜It's always in me
6.Lady Madonna (ビートルズのカバー)
7.A Song For You (カーペンターズのカバー)
8.純情
9.伝説の少女
10.Smile
11.オリビアを聴きながら

ec1.天使のウィンク
ec2.Will You Love Me Tomorrow? (キャロルキングのカバー)

 今回は、亜美さん、小原礼さん(Ba)、是永功一さん(Gt)の3人(通称・水戸黄門スタイル)での演奏。ドラムレスですが、いわばコアメンバー3人の奏でる演奏は心地よいです。2ステージ制なので公演時間は短めの実測85分で、曲数は抑え目。近年のライブの定番曲をコンパクトにまとめた感じですが、ふだんやらない外国曲カバーが3曲入ったのはビルボードライブらしさですね。亜美さんも「ビルボードライブなので」とおっしゃってました。亜美さんのトークもビルボードライブを意識してかいつもよりかっちりとした感じで始まったのですが、ライブが進むにつれていつものゆるふわな感じに(微笑)。でも亜美さんらしくて好きです。

 ステージと客席が近くて、私も久々に間近で聴けたのは良かったです。近さ故なのか客席のノリも良く、結構歓声が飛んだりしていい感じ。アンコールの「天使のウィンク」ではスタンディング決行。目視の範囲では七分立ちで盛り上がりました。

 コスパ的にはアレですが(しつこい)雰囲気も良くトータルで楽しめましたので満足です。亜美さんは喉の手術から1年、主治医から完治宣言をもらったそうですが、2ステージは結構な負荷だったのではと思います。おつかれさまでした。調子を見てライブを続けて欲しいなと思います。

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2024年4月 8日 (月)

虚構新聞展を観る

 3月31日は大阪・粉浜でソワレさんのライブを観てきたわけですが、せっかく大阪に行ったので堂島できょう8日まで開催の「虚構新聞展」も観てきました。嘘ニュースを配信する虚構新聞は以前から見ているので、それが展覧会をやるというのでどんなもんだろうと、野次馬的な感じで。会場はABC朝日放送の敷地内?のArt Beat Cafe。カフェの名前の頭文字がABCですね。

Kyoko0

 行ってみたら、あれ、本当にカフェだ(笑)。要するにイベント向けの展示スペースがあるような会場ではなくて、普通のカフェなんですね。しかもさして大きくない。これで入場料1000円なのか?と入ったときには思いましたが、内容は濃かったです♪

 入ってすぐのところには、社史と代表的な記事、そして本当の社会の動きを3段に並べた巨大な年表。公称の創刊が1880年とは初めて知りました(微笑)。この年表を見ると記事はばかばかしいのですが、ちゃんと社会の風刺になっていたり世相を反映したものが多いのがいいですね。

Kyoko1

 他には、虚構記事のネタを実際に形にしたものがいくつか展示されていたり、虚構新聞社の社主の部屋のイメージがあったり、虚構記事を紙面化してスクラップブック風に綴った冊子があったり、虚構記事をテレビニュース風に仕立てた動画が流されていたり。変わったところでは梅田にあった大阪マルビルの模型なんかもあって、その最上部の円形の電光掲示板に虚構記事の見出しが躍るという(笑)。展示物が多い訳ではないですが、なかなか笑えました。

Kyoko2

 会場のカフェには虚構記事にちなんだコラボメニューもあり、私は天日干しバームクーヘンと「嘘」が浮かび上がったカフェオレを頼みましたが美味しかったです。バームクーヘンは天日干しはしてないんでしょうけど表面がカリカリに仕上げてあって、中のしっとり感との対比がなんとも言えなかったです。

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 この日は社主UKさんのトークショーもあったのですが、時間がソワレさんのライブとまる被りだったので残念ながら聴くことはできず。でも十分楽しめました。こういうばかばかしい企画ができる世の中は大切にしたいです。

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2024年4月 3日 (水)

ソワレさんが粉浜で唄うと

 もう3日経ってしまいましたが、3月31日は大阪で「ソワレシャンソンコンサート2024★春の西日本ツアー」の千秋楽を観てきました。会場は、大阪・粉浜西の喫茶館プロコップ(Le procope)。小さな喫茶店ですがライブも不定期にやるところのようです。粉浜といえば河合奈保子さんのファンなら奈保子さんの出身地として有名。しかも会場のそばには奈保子さんが卒業した住吉第一中学校があり、最寄り駅は奈保子さんが高校通学で使った地下鉄玉出駅。こんなロケーションでソワレさんが唄うのですから、奈保子さんを素通りすることはなかろうと思いつつも、あくまでシャンソンコンサートなので1曲ぐらいかなと思って当店での告知はあえて行っていませんでした。

 結果は・・・
 1部はシャンソン。ソワレさんは1曲ぐらいしか唄わなくて、基本的にソワレさんが引き連れてきた東京・東新宿のPetitMOAで開催されているソワレシャンソンコンサートの出演メンバーが1人2曲ずつ入れ替わりで歌唱。

 2部は、ほぼソワレさんの歌唱で奈保子カバーを中心に。さらにはソワシャンメンバーのどーなっちょるめるsheさんが「ストロータッチの恋」を衣装込み、振りつきでカバーしたり(その横でソワレさんが振りまねしてたのがおかしかったです・微笑)、最後は出演メンバー全員と客席が一緒に「月影のふたり」のコーラスをうたったりと、がっつり奈保子まつり状態。これだったら当店で告知しておけば良かったなあ、という。後の祭りですが。どうやら、ソワレさんは1部の出番を減らす代わりに2部を好きなようにやる、という趣向だったみたいでした。

 ソワレさんは意外にもこれまで粉浜参りはしていなかったようで、粉浜で唄えることをとても喜んでいました。コンサートの前に住吉一中は行ったそうですが、南海電車粉浜駅と住吉団地は訪れていないようで、ライブ後にどのぐらい時間かかるか私に聞かれたりしましたが、あの後行ったのかしら。。。私はコンサート前に粉浜駅→住吉団地→住吉一中と巡ってきましたが、住吉団地のたたずまいは引き続き「わたぼうし翔んだ」の描写のとおりで、なんだかほっとしました。近商ストアも盛業中でしたが友達とのたまり場だったマクドナルドがずいぶん前に閉店してしまったのは惜しまれます。

 シャンソンも奈保子まつりも含めて楽しいコンサートでした。演奏はシャンソン仕様でキーボードとコントラバス(ウッドベース)でしたが、この演奏で聴く奈保子ナンバーもなかなか良いものでした。ちなみに唄われた奈保子ナンバーは次のとおり。
 ・夏の左岸、冬の右岸
 ・けんかをやめて(キーボード弾き語り)
 ・ストロータッチの恋(唄・どーなっちょめるshe)
 ・永遠のシネマハウス
 ・唇のプライバシー
 ・月影のふたり

 いかにもソワレさんらしい選曲です。

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