奈保子さんの自作期を語る素敵な文章
当店もお世話になっているT2U音楽研究所の臼井孝さんや歌謡曲愛好家の濱口英樹さんなども寄稿されているRe:minderという音楽コラムを掲載しているサイトがあります。先だっては80年代アイドル総選挙なる企画もやっていました。そのサイトに、河合奈保子さんの自作期の活動に着目したコラムを、綾小路ししゃもさんが寄稿されています。(4月26日公開)
河合奈保子【80年代アイドルの90年代サバイバル】知られていないソングライターの活動
90年代を中心に据えて語るコラムは珍しいと思います。もちろん80年代後半の「MY SONG」3部作も触れていますし、さらには休業後のピアノインストアルバム「nahoko 音」のリリースや池田泉州銀行への楽曲提供なども漏れなく言及されているのが素晴らしいですね。世間的に知られていないことを伝えたいという思いが強く伝わっています。そして愛に溢れつつも、事実は事実として書いているところ(どこが該当するかはお読みいただければわかると思います)も良いですね。ほめちぎってしまうとかえって胡散臭くなってしまいがちなので、一般リスナー向けの文章ではこのあたりのバランスは大切かなと。そしてラストはファンとしての思いを吐露。しみじみ共感できます。
私は奈保子さんの魅力に気づくのが遅すぎて後追いになったが故に奈保子さんの音楽活動は全体を俯瞰して見ているところがあって、どの時期にも魅力があると思っていますが、このコラムで自作期の魅力も一般に広まって欲しいなと思います。
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