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2024年1月28日 (日)

toa-toa 第3回公演を観る

 きのう1月27日は藤田朋子さんと小林綾子さんのユニットtoa-toaの第3回公演を、東京・東新宿のPetitMOAで観てきました。第1回、第2回と観ていますので、私あてにお誘いのメールが来るのです♪
(注・ブログタイトルは大文字でTOA-TOAと表示されていますが、これはココログの仕様で小文字が大文字に強制変換されてしまうのです。ご了承ください)
 「タツとムツキの巻」というサブタイトルが付いていて何だろうと思ったのですが、辰年で睦月ということですね。今回はこれまでの平日開催と異なり、初めての土曜日。私はマチネ(昼公演)を観ました。小さいハコはぎゅうぎゅうの満員。

1幕は短編の朗読と音楽。「伝票あらそい」は筒井康隆さん作のコメディで、客席から笑いが。上品な奥様同士が途中で口論になっていくのですが、リハではお二人とも上品で、もっと激しくと桑山哲也さんがダメ出ししたとか(微笑)。本番ではしっかり口論になってました。歌は「見上げてごらん夜の星を」。桑山さんのアコーディオンにのせて朋子さんがVo、綾子さんはハーモニカとハモり。能登半島地震に思いを寄せて選んだそうです。そのあと桑山さんのアコーディオンのソロ演奏。クロマチックアコーディオンが生きる速いワルツの演奏でした。恒例の前説トークもウケてました。

2幕は長編の朗読。「やさしいまなざし~ミチとテル、そして、みすゞとふうちゃんの物語~」は、金子みすゞさんの生涯を、詞をちりばめながらたどったもので、オリジナル作品。1幕の短編とはうってかわって、マイクを使わず静かにシリアスに。幕の裏では桑山さんが劇伴をしていて、これもまたいい感じに。金子みすゞさんは恥ずかしながら名前ぐらいしか存じ上げなくて、どんな方だったのかこの朗読で垣間見ることができました。ラストが切ないですが上演後は大きな拍手が。

 それにしても、ネームバリューのある役者さんがこんなに小さくて最前列ならステージに手が届くような近さのハコで公演をしているって、奇跡のように思います。お二人の「こんなことをしたい」という思いの強さを感じます。次は8月ごろを予定しているということです。あれ、8月って朋子さんのバースデーライブもあるんじゃない?

 拡散用の撮影OKタイムがありましたので、遠慮なく掲載します。

 こちらは1幕。春を先取りしたような明るい衣装。

Toatoa3_1

 お披露目でくるりと1周してましたので、うしろも。

Toatoa3_2

 2幕はうってかわってシックに黒。物語に集中してもらうためでしょうか。

Toatoa3_3

 

公演時間は2時間。素敵で濃密な空間でした。また行きたいと思います。

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2024年1月20日 (土)

ビデオJDナイト 河合奈保子ナイト開催

 本館トップページで告知しておりましたコロムビアのプロジェクト(というのでしょうか?)J-DIGSの企画であるビデオDJナイトの第一弾として河合奈保子ナイトが19日に開催されました。どんなものかよくわからなかったので、私も取材気分で観てきました。

 で、レポを書くつもりで観ていたのですが、当日のYouTube配信がアーカイブスで公開されていますので、駄文を綴るよりも見ていただくのが一番です。こちらをご覧ください。

J-DIGS PRESENTS 昭和歌謡 VDJ NIGHT Vol.1河合奈保子ナイト

 では、映像で伝わらないところを補足的に。
 ギャラリーは多かったです。ステージ前の座席はほぼ満席でしたが、このエリアは飲食店KABUKI CAFEの座席ですので何か注文しないと座れません(席料も取られましたw)。で、エリア外からの立ち見もちらほらありましたし、通りがかりの人(外国人含む)もちょっと見ていってくれたりしていました。来場していたソワレさんによると、吹き抜けの上階から立ち見していた奈保子ファンもいたそうです。ステージ前の座席で河合奈保子ナイトが目的で来ていたと思われるのは目視の範囲でざっと1/5から1/4ぐらいでしょうか。(終了後に退店したのがだいたいそのぐらい) これをきっかけに知ってくれる人がいたら嬉しいですね。コロムビア(J-DGS)もそれが狙いでしょうし。

 ステージ前の盛り上がりは実はちょっと微妙でして、DJが手拍子を煽ると手拍子を始めるのですが、すぐにフェードアウトしちゃったりとか(微笑)。私も含めてですが、こういうイベントの楽しみ方に慣れていないような感じが。オープンな空間だったからでしょうか。アーカイブを見るとチャット欄のほうが盛り上がってたかも(^^;

 そして、めっちゃ寒かったです(爆)。会場の新宿カブキhallは商業ビルの2Fにあるのですが、外階段から入る構造かつ出入口のそばで人の出入りが多いものですから、外気が間断なく入ってくる状態でした。

 コロムビアの衛藤プロデューサーもお見えになっていて、久々にご挨拶しました。横目で見ていたらしょっちゅう名刺交換していましたので業界の方も多数いらしたのかなと。

 あとはアーカイブを見ていただければわかりますが、基本的にはライブ映像(DVD復刻済)をモニターに映しつつ、音源はスタジオのものを使っているのですが、テンポはスタジオ音源よりも速いです。スピード感を出すためなのかライブ映像の尺に合わせるためか。。。個人的にはライブ音源をそのまま出しても良かったのではと思いましたが。

 なにせ初めてのことなので私も少々戸惑いがありましたが、このような企画をしていただいて嬉しかったです。ホールのそこかしこにあるモニターすべてに奈保子さんの映像が出ているのは壮観でした。今回のライブDJにはVol.1とついてますが、Vol2以降は奈保子さん以外の音楽でやるのでしょう。もしまた奈保子さんの番が回ってきたら、もう少し弾けてみたいです。

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2024年1月17日 (水)

阪神淡路大震災の教訓

 きょう1月17日は阪神淡路大震災から29年の日です。毎年この日は何かしら震災のことをここに綴っていますが、今年はとても複雑な気持ちで迎えました。元日に発生した能登半島地震の報道で見る被害の状況が阪神淡路大震災を彷彿とさせるものだったからです。二階建ての木造家屋の一階がぺちゃんこになっている様子は、阪神淡路での典型的な被害でした。報道によれば、地震の揺れの周期に木造家屋に被害を与える成分が多かったそうで、それが阪神淡路に似ていたといいます。

 実は最近、とあるきっかけで防災関連の講演を聴きました。その講師にNHKの記者出身の方がいて「マスコミは震災の本当の教訓を伝えていない」と自戒を込めて話していました。いわく、阪神淡路では大火災や阪神高速道路の倒壊などを大きく取り上げていたが、そこでの死者はそれほど多くない。死者の8割はニュースではあまり映らない住宅の倒壊による圧死や窒息死であり、倒壊家屋の多くは1981年以前の旧耐震基準であったと。そして震災での行政や国の対応を問う番組は多く作られたが、旧耐震の家屋に住んでいた人が犠牲になったということは大きくとりあげなかった。なぜか。それは「死者に鞭打つ」と遺族に受け取られることを恐れたからだ、と。そして本当の教訓は、死者を減らすには住宅の耐震化(新耐震基準にによる建替え又は補強)がなんとしても必要だということでした。

 そんな話を聴いた後に起きたのが能登半島地震で、死者の多くは古い住宅の倒壊によるとみられるとの報道に接し「繰り返されてる・・」と思ってしまったのでした。教訓を生かすことの大切さをこんな形で認識するのは切ないです。もちろん、新耐震の家屋なら絶対倒壊しないとは言えず、実際に倒壊例はありますが、倒壊率は旧耐震に比べれば大きく下がります。リスクを減らすという観点で住宅の耐震化がクローズアップされることを願います。

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2024年1月16日 (火)

越路吹雪生誕100周年イヤースタート

 今年は越路吹雪さんの生誕100周年にあたり、越路さんに関する知識の第一人者であり河合奈保子さんとともに愛してやまないシャンソン歌手のソワレさんがとても張り切っております。そんなソワレさんが出演するライブを2本観てきました。

 まずは1月12日の「新春シャンソンショウ2024 in 浅草」。昨年まで東京・渋谷のO-EASTで開催されていた1月恒例のイベントライブが、今年は会場を東京・浅草花やしきに隣接する浅草花劇場(かげきじょう)に会場を移してリニューアル。指定席が完売になる盛況で、私はもたもたしているうちに買いそびれてしまい、配信で観ました。出演はROLLY / チャラン・ポ・ランタン / Ricky / ア・ラ・シャンソン(きゃんひとみ&メイリー・ムー&ソワレ) / Kayaの5組8名(主催者発表順・敬称略)。ここ数年のコアメンバーに絞った分、ソロの時間が増えました。演奏はこれも毎年お馴染みのおおくぼけいと薔薇⾊シャンソン楽団で、桑山哲也さんががっつりアコーディオンを弾きまくり♪ オープニングのパリ・メドレーで華やかに始まり、ソロコーナーは割としっかり聴かせる曲が多かったかな。そしてフィナーレは出演者全員が客席も一緒に「誰にでもあなただけの歌がある」を歌うという全体の構成は渋谷時代そのまま。新春シャンソンショウになくてはならない活弁映画監督・山田広野さんの名調子の司会も良いアクセントでした。配信でも楽しい時間でしが、やっぱり会場で聞きたかったなあ。
 ということで、私も観た配信は1月26日まで視聴可能です。こちらからどうぞ。

 続いては1月14日の「越路吹雪ナイト 生誕100周年記念公演vol.1」。こちらはソワレさんが共同オーナーの東京・東新宿PetitMOAでの開催。出演はソワレさんと美雲さん。私は美雲さんは初見でしたが越路さんのことが小さいころから好きだったそうで、ソワレさんは越路さんのことが語れるのが嬉しいと話していました。ライブは曲順をその場で決めるユルさ(微笑)。曲目は越路さんのオリジナルナンバー中心でシャンソンは薄め。私がすぐ分かった曲は3つだけでしたが、知らない曲でもいい曲が多いですね。しっかり楽しめました。vol.1と銘打っているのでこのあとも続くのでしょう。ミュージカルナンバーもやりたいねと話していました。vol.2は2月18日です。
 こちらも配信があり、1月26日まで視聴可能です。こちらからどうぞ。

 ソワレさんは、今年はしつこく越路吹雪生誕100周年を打ち出していくということでした。百年に一度ですものね。シャンソンも盛り上がるかな。注目したいと思います。

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2024年1月12日 (金)

正月らしくない正月

 もう松の内も明けてスーパーやコンビニなどは正月から節分モードに切り替わった感じですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。今年の正月は元日に能登半島地震、2日に羽田空港航空機事故、3日に北九州・小倉の大火と、立て続けに正月気分が吹き飛ぶような痛ましいことが起こり、今年の日本はどうなってしまうんだと思いました。被害に遭われた方にはお見舞いを申し上げます。
 なんとも正月らしくない正月でしたが、自然災害も事故も時を選ばないのだと改めて思った次第です。せめてこの先は平穏であって欲しいと願うばかりです。

 能登半島地震は、もうすぐ発災から29年を迎える阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)と似たところがあるなと感じましたが、このことについては改めて綴りたいと思います。

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