toa-toa 第3回公演を観る
きのう1月27日は藤田朋子さんと小林綾子さんのユニットtoa-toaの第3回公演を、東京・東新宿のPetitMOAで観てきました。第1回、第2回と観ていますので、私あてにお誘いのメールが来るのです♪
(注・ブログタイトルは大文字でTOA-TOAと表示されていますが、これはココログの仕様で小文字が大文字に強制変換されてしまうのです。ご了承ください)
「タツとムツキの巻」というサブタイトルが付いていて何だろうと思ったのですが、辰年で睦月ということですね。今回はこれまでの平日開催と異なり、初めての土曜日。私はマチネ(昼公演)を観ました。小さいハコはぎゅうぎゅうの満員。
1幕は短編の朗読と音楽。「伝票あらそい」は筒井康隆さん作のコメディで、客席から笑いが。上品な奥様同士が途中で口論になっていくのですが、リハではお二人とも上品で、もっと激しくと桑山哲也さんがダメ出ししたとか(微笑)。本番ではしっかり口論になってました。歌は「見上げてごらん夜の星を」。桑山さんのアコーディオンにのせて朋子さんがVo、綾子さんはハーモニカとハモり。能登半島地震に思いを寄せて選んだそうです。そのあと桑山さんのアコーディオンのソロ演奏。クロマチックアコーディオンが生きる速いワルツの演奏でした。恒例の前説トークもウケてました。
2幕は長編の朗読。「やさしいまなざし~ミチとテル、そして、みすゞとふうちゃんの物語~」は、金子みすゞさんの生涯を、詞をちりばめながらたどったもので、オリジナル作品。1幕の短編とはうってかわって、マイクを使わず静かにシリアスに。幕の裏では桑山さんが劇伴をしていて、これもまたいい感じに。金子みすゞさんは恥ずかしながら名前ぐらいしか存じ上げなくて、どんな方だったのかこの朗読で垣間見ることができました。ラストが切ないですが上演後は大きな拍手が。
それにしても、ネームバリューのある役者さんがこんなに小さくて最前列ならステージに手が届くような近さのハコで公演をしているって、奇跡のように思います。お二人の「こんなことをしたい」という思いの強さを感じます。次は8月ごろを予定しているということです。あれ、8月って朋子さんのバースデーライブもあるんじゃない?
拡散用の撮影OKタイムがありましたので、遠慮なく掲載します。
こちらは1幕。春を先取りしたような明るい衣装。
お披露目でくるりと1周してましたので、うしろも。
2幕はうってかわってシックに黒。物語に集中してもらうためでしょうか。
公演時間は2時間。素敵で濃密な空間でした。また行きたいと思います。
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