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2023年11月13日 (月)

フィギュアスケートで奈保子さんの自作曲が!

 さる11日に中国・重慶で開催されたフィギュアグランプリシリーズ2023第4戦中国大会の男女フリーの模様が昨12日にテレビ朝日系で放送されましたが、なんと中国の陳虹伊さんの演技で河合奈保子さんが作曲した「ハーフムーン・セレナーデ」(1986年発売)が使われていました。この情報はT2U音楽研究所の臼井孝さんのツイッター(現X)で知ったのですが、たまたま留守録をしていたので(夜ならリアルタイムで視聴しますが昼間に放送があったです)見てみたら、はい、まぎれもなく「ハーフムーン・セレナーデ」のピアノインストでした。正確にいうと、プログラムの前半が「ハーフムーン・セレナーデ」のピアノインストで尺はワンハーフ、後半の演技の盛り上がり部分はピアノ+弦楽の演奏でしたが、これが「ハーフムーン・セレナーデ」とは判別がつかないもの。変奏曲だったのでしょうか。。。それはともかく、国際大会で奈保子さんの曲が使われたのは初めてと思われ「ハーフムーン・セレナーデ」が中国で「月半小夜曲」としてカバーされて歌い継がれ親しまれていることが実感できる出来事でした。名曲と言っていいと思いますし、それを作曲した奈保子さんの素晴らしさを改めて思います。

 ところが、放送では使用楽曲が奈保子さんの曲であることについて一切言及がありませんでした。各選手の演技開始時には使用楽曲名が字幕で出るのですが「Half Moon Serenade」と英語表記。選手側から大会事務局にそのように届けられていたのかもしれませんが、奈保子さんの曲だと分かっていればカタカナ表記にしたはず。実況の山崎弘喜アナは「しっとりとした曲調で演じていきます」、解説の荒川静香さんは「せつなさとしっとりした曲調で・・・」といった言及のみで、どうやら奈保子さんの曲であることはご存じでない模様。中国では親しまれているのに、肝心の日本での認知度が及ばないのはなんとも残念に思います。どうにかして国内でも普及させたいところですが、さてどうしたらよいものか。。。やっぱりカラオケで歌うことでしょうか。

 今回の出来事は嬉しさ半分、くやしさ半分といったところですが、とりあえず今回の放送録画は保存版にします。この手の国際大会は見逃し配信に対応していないのがまた残念なところです。

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コメント

こんばんは
いつも楽しく拝見させて頂いています。
フィギュアグランプリで奈保子さんの「ハーフムーン・セレナーデ」が使われている件で、私も聞いてみたいと思い動画を探したらMicrosoft Bingの動画にありました。
タイトル「花样滑冰 女单自由滑 陈虹伊 2023上海超级杯」で検索して頂ければ最初に出てきます。
感想ですが、いやーいいですね。静かなのだけど情熱を秘めた感じの曲調がフィギュアにも合ってますね。
こんな素晴らしい曲を作ることができる奈保子さんのファンで、今更ながら本当によかったと思っています。

投稿: CB125JX | 2023年11月14日 (火) 22:06

■CB125JXさん
いらっしゃいませ。
フィギュアスケートの音楽というとオペラなんかが主流ですので、ハーフムーン・セレナーデ、それもピアノ版というのはかなり新鮮で驚きました。個人的には「滑走」のBGMとしてはピアノよりも弦楽で聴いてみたいところですが、メロディの良さが生きる使われ方ですね。本当に奈保子さんは素晴らしいです。

投稿: MARU | 2023年11月16日 (木) 23:47

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