藤田朋子さん小林綾子さんのユニットが再び
いささか日が空きましたが、25日の夜は東京・東新宿のライブハウスPetitMOAで藤田朋子さんと小林綾子さんのユニットtoa-toaの第2回公演を観てきました。(第1回のレポはこちら)
今回のサブタイトルは「え?文ちゃんも来るの?って文ちゃんて誰?」という、ドラマ好きでない方には謎な内容。私もわからない(微笑)。文ちゃんとは「渡る世間は鬼ばかり」に板前の文ちゃんで出ていた横田大明さんなのでした。他に出演者は桑山哲也さん。
1幕はtoa-toaの2人による、書き下ろしの短編朗読劇「4丁目の魚屋まで」と、ゲストの横田さん交えてのレ・ミゼラブルでの劇中歌「民衆の歌」のショートバージョン、そして桑山さんによるアコーディオンの解説と演奏。朗読劇は猫が主人公の物語でしたが小林さんの鳴きまねが上手で、藤田さんが江戸屋猫八さんじゃないかと褒めてました(微笑)。
2幕はtoa-toaの2人とゲストの横田さんによる長めの朗読劇「少年口伝隊一九四五」。広島の原爆の惨禍を描いた物語でずっしりと重く、しかし8月にやる意味のある朗読劇でした。ちなみに口伝隊とは、社屋が焼けて新聞発行ができなくなった中国新聞社が、軍官の要請により市内を巡回してニュース(といってもほぼ当局の発表もの)を声で伝えるために結成したもの。たった3人ながら光景が見えるような朗読劇。照明もいい仕事をしてました。
今回もちいさなハコにお客さんがぎっしり。正直言って、もう少し大きなハコならゆったり観られて環境がいいとは思うのですが、この距離感と密着度でやることにtoa-toaは意味を見出しているのかなと感じます。第1回のとき「あの椅子で2時間座るのはきつい」という感想があったことの対応として座り心地のよいクッションを敷いたりとか、なんとかここで続けようという執念めいたものを感じたりします。次回あればまた観たいと思います。
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