春爛漫の京都と「桜の闇に振り向けば」
この週末、ふらっと上洛して桜見物してきました。
こちらは蹴上。琵琶湖疏水の建設を機に生まれた明治期の重厚な建築物が残る界隈で、桜スポットになっています。有名なのは高低差のある水路の間の船を運搬したインクライン(傾斜鉄道)の跡ですが、人が多くて写り込んでしまうので、インクラインから浄水場の建屋が見える方面を。盛りが過ぎて散り始めではありましたが、十分綺麗でした。
こちらは平安神宮の神苑。明治維新で荒廃した京都の復興を期して開かれた内国勧業博覧会のメインパビリオンとして内裏の朝堂院を模して作られたのが平安神宮。神苑の桜は見応えありました。
神苑には、日本初の電気鉄道である京都電気鉄道から引き継いだ京都市電北野線(1961年廃止)の車両が保存されています。事情を知らないと場違いに見えますが、内国勧業博覧会への交通手段として京電が開業したという縁で鎮座しています。開業時の車両ではありませんが明治生まれ。2020年に重要文化財になっていたとは知りませんでしたが、その割には痛みがちょっと(^^; できれば吹きさらしでないところに保存して欲しいところです。
で、一番見たかったのはこれ。
夜の円山公園の枝垂れ桜です。かがり火が焚かれているという情報に接してぜひ見たいと思ったのでした。もちろん河合奈保子さんの「桜の闇に振り向けば」のイメージと重ねて♪ ただ、円山公園は花見の定番スポットでとにかく人が多いし周りは屋台が出ているしで、情緒に浸れる感じではありませんね(^^; 引いて撮ったのがこれ。いちおう人だかりにはモザイク処理を。
人は多いですが桜は綺麗でした。
こちらはご近所の知恩院の山門。幻想的です。
急に決めたので駆け足で巡りましたが、なかなか良かったです。こんどはゆっくり回ってみたいです。
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