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2023年4月26日 (水)

病み上がり、な今年のLFJ

 今年、4年ぶりに復活する大型連休のお楽しみ、クラシックフェスのラ・フォル・ジュルネ東京(以下LFJ)ですが、公式サイトに情報が追加されPDF版のガイドブックも発表、会場の東京国際フォーラムでは冊子版のガイドブックの配布が始まりました。これで全貌がわかるようになったのですが、新型コロナ禍の前と同じというわけにはならないようで、やっぱり病み上がり感がありますね。

 有料公演についてはチケット先行予約開始の時点で公演数の縮小が分かっていましたが、無料公演についても大幅縮小。地上広場キオスクステージはあるものの、公演は1日3回のみ。地下展示ホールEのキオスクステージはなくなりました。というかホールE自体を使いません。コロナ前のホールEは有料公演のチケットまたは半券を見せて入れる場所で、キオスクステージのほか飲食スペースや物販コーナー、CD販売や出演アーティストのサイン会、出展社の展示があって、有料公演の合間を過ごすのにいい場だったのですが。またホールEの八角形のステージはLFJを象徴する場のひとつでした。これがないのは残念。。。

 で、出展社はどこに展開するか見てみると主にガラス棟地下のロビー。そして例年そこにあったチケット売場はD棟D1ホール前に移動。このチケット売場、一般発売の開始初日と2日目にも設置されましたが、会議室で使うような長机を置いただけの臨時カウンターでびっくりしました。コロナ前は13か所の窓口で対応していましたが、もし一般発売時と同じ対応だとすると窓口は3か所ぐらいと思われます。今年は長蛇の列になることはないだろうという読みなんでしょうか。。。チケットは事前にぴあ(ネット・コンビニ)で購入することをお勧めします。でも会場のチケット売場は発券手数料が不要なのは魅力なんですよね。

 縮小の話が続いてしまいましたが、地上広場のネオ屋台村は出るそうで、天気が良ければコロナ前のように食事をしたりビール・ワインを呑んだりが楽しめるでしょう。これはいいですね。また周辺のビルや路上などで行われる無料のエリアコンサートはほぼコロナ前の規模で予定されていますので、東京国際フォーラムでの無料公演は減りましたがこちらで楽しめそうです。

 コロナで経済も打撃を受けましたし、すべてが元通りにならないのは致し方ないところかと思います。まずはフェスが戻ってきたことに感謝しつつ、楽しみたいですね。

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2023年4月17日 (月)

藤田朋子さんと小林綾子さんのユニット始動

 先週14日は東京・東新宿のライブハウスPetitMOAで「toa-toa 第1回公演 ~はじめましてtoa-toaです 長子と由紀がナニスルノ~」というとっても長いタイトルの公演を観てきました。出演は藤田朋子さん、小林綾子さん、この二人が組んだユニットがtoa-toaで、さらに演奏とおしゃべりで桑山哲也さんも。こんな小さいライブハウスに渡鬼出演の役者さんが2人も揃うのはすごいですが、オーナーのソワレさんと藤田さんが以前からのお友達で、何かやりませんかと声を掛けられのがきっかけだったとか。

 で、何をやったかというと、二人のトーク、歌、そしてメインは朗読劇。

 藤田さんのトークが達者なのは何度も観ている南青山MANDALAでのライブで充分承知していましたが、小林さんも負けず劣らず。この二人だと永遠にしゃべっていられるのではと思うほどの楽しいトークでした。二人が旅公演で仲良くなった想い出話とか、今回ものすごい勢いで藤田さんが立ち回ってユニット結成となった経緯とか。小林さんが驚くほどの速さだったそうで。

 歌は藤田さんのボーカルで「バラ色の人生」1曲だけでしたが、小林さんは半音が出るクロマチックハーモニカで参戦して、とってもいい感じ。加えてオープニングとエンディングに公演のオリジナルの唄を披露。ということは長く続けるつもりのようです。

 メインは朗読劇で、1幕は短めの、2幕では長めのものを。朗読劇といっても手振りや表情の演技もあり、これなら前の方で観ておけばよかったかなと(^^; たった二人の掛け合いですが物語の世界にひきこまれました。1幕の「カレーかハヤシか」は怖かったですね~。2幕の「小枝をつたう毛虫のように」は意味深で解釈が人により変わりそうな、深い話。いまやるべき内容だと思って選んだそうです。

 この日は昼と夜の2回公演で、私は夜を観たのですがぎゅうぎゅうの満席。昼も満席だったそうで、役者さんとこんな近い空間でのイベントは今後さらに人気が出るんじゃないかと。すでに第2回が決まっていて、8月25日だそうです。

Toatoa1

 こちらの写真は、オープニングの撮影OKタイムのもの。拡散希望だったので載せました。小林さんのほうがしっかりもののお姉さんのように見えるのは私だけでしょうか(微笑)

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2023年4月 5日 (水)

春爛漫の京都と「桜の闇に振り向けば」

 この週末、ふらっと上洛して桜見物してきました。

Keage

 こちらは蹴上。琵琶湖疏水の建設を機に生まれた明治期の重厚な建築物が残る界隈で、桜スポットになっています。有名なのは高低差のある水路の間の船を運搬したインクライン(傾斜鉄道)の跡ですが、人が多くて写り込んでしまうので、インクラインから浄水場の建屋が見える方面を。盛りが過ぎて散り始めではありましたが、十分綺麗でした。

Heian

 こちらは平安神宮の神苑。明治維新で荒廃した京都の復興を期して開かれた内国勧業博覧会のメインパビリオンとして内裏の朝堂院を模して作られたのが平安神宮。神苑の桜は見応えありました。

Kyoden

 神苑には、日本初の電気鉄道である京都電気鉄道から引き継いだ京都市電北野線(1961年廃止)の車両が保存されています。事情を知らないと場違いに見えますが、内国勧業博覧会への交通手段として京電が開業したという縁で鎮座しています。開業時の車両ではありませんが明治生まれ。2020年に重要文化財になっていたとは知りませんでしたが、その割には痛みがちょっと(^^; できれば吹きさらしでないところに保存して欲しいところです。

 で、一番見たかったのはこれ。

Maruyama

 夜の円山公園の枝垂れ桜です。かがり火が焚かれているという情報に接してぜひ見たいと思ったのでした。もちろん河合奈保子さんの「桜の闇に振り向けば」のイメージと重ねて♪ ただ、円山公園は花見の定番スポットでとにかく人が多いし周りは屋台が出ているしで、情緒に浸れる感じではありませんね(^^; 引いて撮ったのがこれ。いちおう人だかりにはモザイク処理を。

Maruyama2

人は多いですが桜は綺麗でした。

Chioin

 こちらはご近所の知恩院の山門。幻想的です。

 急に決めたので駆け足で巡りましたが、なかなか良かったです。こんどはゆっくり回ってみたいです。

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