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2022年3月 7日 (月)

ミロ展を観る

 週末は東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで「ミロ展~日本を夢みて」を観てきました。正直なところ、ミロのような作風はあまり心惹かれないのですが、副題にある「日本を夢みて」に興味が湧きました。

 浮世絵(錦絵)をコラージュで貼り付けた人物画、扇をモチーフに取り入れた絵、平面的な風景画のような20世紀初頭のジャポニズムのブームの影響を受けたようなものから、巻物形式の絵や、戦後に初来日して以降に制作された、まるで書を思わせるような作品のほか、ミロが所蔵していた浮世絵や民芸品、刷毛やたわし(笑)のようなものまで、確かに日本とつながりを感じられるものが多数展示されていて興味深かったです。やきものまで作っていたとは驚きでした。

 展示されていた初期の作品はゴッホに近いポスト印象派といった感じでしたが、パリに移ったあとの作品はシュルレアリスムのほうに行って「なんだこれ」という感じになるわけです。絵の横の解説に「女」だと書いてあっても、どこがだよ、みたいな(微笑)。それがいままで心惹かれない理由だったのですが、本展を観ていて、個人的には縄文の土偶や土器に通じるものがあるなあと思ったりしました。土偶はたいてい女性を表しているそうですが、デフォルメがものすごくて「そんな人いないだろ」みたいなところ、ありますよね。遮光器土偶だって、どうしてああいう造形になったのか。あるいは火焔型土器。あの必要以上に凝りまくったデコレーションは何を表しているのかよくわかりませんが、そういうところとも通じているような。もっともミロは土偶も土器も見ていないと思いますが。。。そう考えると「何が描かれているのか」理解しようとする必要はなくて、パターン・イメージとして受け止めて見ればいいなと。

 本展の出品作品はかなりの数が国内の美術館などに所蔵されているものでした。またミロに関する単行本は世界に先駆けて日本で、それも戦前に出版されていたというのも驚きでした。日本にはミロの作風を受け入れる土壌があったということでしょうか。これも面白いですね。

 私が観たのは3月6日でしたが「ミロの日」とかで、出口でミロ(麦芽飲料)を貰いました(笑)。改めてパンフレットを見たらネスレ日本が協賛してるんですね。こういうダジャレ、嫌いじゃないです。

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