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2022年1月 4日 (火)

昨年のNHK紅白歌合戦を視聴して

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくおねがいします。

 さて、12月31日に放送されたNHK紅白歌合戦のTV視聴率が過去最低だったとニュースが出ています。これを機にさまざまな紅白論がこれから出てくるのだろうと思いますが、視聴率の低下は歌謡界とTV界の構造上、致し方ないのではと思ったりします。

 ラジオやTV、あるいは有線放送からヒット曲の生まれていた時代、ヒット曲は生活の中で耳にしていたので大衆に広く認知されていました。レコード会社や所属事務所がCMタイアップに腐心したのも放送を介してヒット曲が出やすかったからでしょう。この点、多数のCMに出演していながら自作期に入るまでほぼノンタイアップだった河合奈保子さんは潔いというか上品というか欲がないというか(^^; あ、ちょっと脱線しました。今は、配信やストリーミングの多さがヒットとされる時代です。ストリーミング再生○万回、とかDL数○万回と言われても、それらに接してなければヒットしている実感が湧かないかなと。いっぽうで配信やストリーミングに親和性があると思われる若者世代はTV受像機を持っていない人も多いと言われます。こういう状況で出演者をどう選んでも、昔ほどには関心が高まらないのはやむを得ないかと。

 それでも、落ちたとはいえ世帯視聴率は34%(関東地区)。民放で比較的評判の良い大型音楽特番というとフジ系のFNS歌謡祭が思い浮かびますが、視聴率は10%程度。その3倍以上もあるのですから、大型音楽番組としては依然、お化け番組だと思います。

 視聴率よりも気になったのは、紅白らしさが薄れていっていること。昨年は2年ぶりの有観客が強調されましたが、有観客の公開生放送でありながら、ステージ以外で歌う出演者の多いこと。。。いったい何のために有観客にしたのでしょう。まるでミュージックビデオを見ているかのような映像になっている出演者もいくつかありました。バンドの姿が見えないし紹介もされないので、きっと演奏は事前収録なんでしょう。(出演者によっては歌唱も事前収録?・苦笑) 紅白のだいご味は、大晦日のひととき当代の人気歌手がステージに集まって生の歌唱と演奏を届けることだと思っていたものですが。。。放送協会が昨年の構成をベストだと思っているなら、もう公開生放送は止めてスタジオ収録放送にしてしまえばいいと思います。他にもテーマに「カラフル」を掲げておきながら演歌の扱いが悪かったり、要所要所で紅白の勝敗は煽っておきながら紅白の対決色は薄めているというのはちぐはぐさを感じたりしますね。

 文句あるなら見なきゃいいじゃんと言われそうですが、見ても見なくても受信料は払うわけですし、公共放送のスポンサーのひとりとして言いたいことは言わせていただきたいと思います。

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