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2021年9月 1日 (水)

日本の商業放送70年

 70年前のきょう9月1日、名古屋の中部日本放送(現:CBCラジオ)と大阪の新日本放送(現:MBSラジオ)がラジオ本放送を開始しました。中部日本放送と新日本放送は1951年4月に電波監理委員会が予備免許を与えた民間放送局16局のうちの2局で、このあと全国に商業放送局が続々と開局しています。今年から来年にかけて「開局70周年」を掲げるラジオ局が多数あるのはそのためですね。この民間放送の開局ラッシュがラジオ受信機の高性能化を後押しします。それまで普及していた真空管を3本~4本使った戦前の放送局型受信機や戦後の国民型受信機といった古いタイプのラジオは民間放送の開局で局数が増えると混信しやすいとされ、混信しにくいスーパーヘテロダイン方式のラジオ(5球スーパー)への置き換えが進むことになります。

 中部日本放送と新日本放送の歩みはそのまま日本の商業放送の歩みとなります。いまは広告費の縮小で大変な時代になってきましたが、一人ひとりに寄り添うメディアとして頑張って欲しいと思います。
 ここでは民間放送とせず、あえて商業放送としました。ウィキペディアは民間放送を「民間の資本によって設立された放送事業者によって行われる放送」と書き、商業放送という呼称も用いられるが「この呼称は私企業による放送に対してのみ使われ、非営利法人が行う放送は該当しない」としています。この文章に従うなら、1925年にラジオ放送を開始した東京放送局、大阪放送局、名古屋放送局、そしてその3局を糾合した日本放送協会(電波3法成立の1950年まで)は社団法人、すなわち非営利法人であり、まさに「民間放送」になるからです。ちなみに、来年70周年を迎える文化放送は、開局当時は財団法人だったので民間放送ではあるけど商業放送ではなかった、ということになります。

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