26年目の1.17
きょう1月17日は阪神淡路大震災から26年の日でした。新型コロナ禍の中、関東ではますます扱いが小さくなって、ラテ欄に阪神の字のなんと少ないこと。テレビジョンに日中帯のワイドショーがなく、ラジオもいわゆる昼ワイドのない日曜ということもあるのかもしれません。
きょうは午前中、radikoでラジオ関西(神戸558kHz)を聴いていました。
9時からは「サンデー神戸」の拡大生放送版。神戸市消防局の方が出演していましたが、当時の消火活動の生々しい証言が印象的でした。そして、「教訓は『課題』と置き換えられる。教訓をあたりまえのことにして教訓を消していくのが私たちの役目」と言っていたのも印象的でした。
10時からは特別番組「知らないけど知っている~私たちの1.17」。震災を直接知らない高校生の放送部員がワークショップなどを通じて震災を知り、自分たちがどう震災を伝えていくかということに取り組む姿を紹介していました。最後は防災CMを制作し発表してましたが、実際に使えそうな出来でした。「サンデー神戸」でも舞子高校の生徒が震災を伝えていく取り組みを紹介していましたが、若い方がこうして伝えることに取り組んでいるのは心強いことだと思います。放送の中で高校生が、直接知らないことを人に伝えることに悩む姿も紹介されていました。自分たちがしゃべっても「知らないくせに」と言われないかと。。。これは私にも当てはまることです。リアルタイムで大量の報道に接し、半年後に現地も訪れていますが、自分自身も親戚縁者も被災したわけではありません。
今年は新型コロナ禍の影響で関連行事が縮小や中止になっているそうですが、伝えていくことは不要不急ではありません。
「明日が1.17かもしれない」
放送でもそんな言葉がありました。
こちらもどうぞ。
神戸新聞 【特集】阪神・淡路大震災
1.17→ (イッテンイチナナカラ)
・・神戸の大学生を中心に活動しているプロジェクト。
【追記】
放送協会もラジオ関西も、震災で取り上げる歌が、被災直後に学校の先生が作ったという物語性のためか、合唱曲にアレンジされて歌い継がれたせいか「しあわせ運べますように」ばかりなので、私としてはこちらを紹介します。
『美し都~がんばろや We Love KOBE ~NIPPON version』
YouTube 平松愛理 Channel *SLOWROOM* より
新型コロナ禍のなか、KOBEをNIPPONに置き換えた特別バージョンです。
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