他人事ではなく
きょう8月9日はアメリカが長崎に原爆を落とした日でした。
広島の3日後ということで、メディアでは広島よりも扱いが小さくなりがちですが、そこに軽重はないと思います。国際的な大型運動会が(いまのところ)延期になり、新型コロナの影響も広がるという状況など、望んだことではないけれど「静かな環境」となったことで、この2つの日のことに思いを致すことができたのはよかったことかと思います。
きょう発信された長崎平和宣言には、次のような一節があります。
『新型コロナウイルス感染症が自分の周囲で広がり始めるまで、私たちがその怖さに気づかなかったように、もし核兵器が使われてしまうまで、人類がその脅威に気づかなかったとしたら、取り返しのつかないことになってしまいます』
他人事ではなく自分事として捉えるというところがまずはスタートなんだと、改めて感じます。
そういう意味では、原爆は広島と長崎だけの話ではないと捉えることも、ひとつのアプローチではないかと思います。実際に原爆が落とされたのは広島と長崎ですが、京都、新潟、小倉など他にも攻撃目標とされた都市があったわけです。終戦が遅れたら第3、第4があったかもしれない。そして原爆投下前から終戦前日まで、アメリカは日本各地に「模擬原爆」を落としてもいます。急速な退避行動が必要な原爆の投下訓練として実行されたといいますが、模擬とはいえ火薬の詰まった大型爆弾で、各地で犠牲者が出たそうです。訓練なのに訓練場ではなく人の上に落とすとは酷い話です。私もそんな話を知ったのはつい4日前で、まだまだ知らないことがたくさんあるのだと思います。
(参考:東京新聞 特報Web 長崎と同サイズの模擬原爆4.5トン、皇居狙うも外れ八重洲に)
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