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2020年8月31日 (月)

8月が過ぎてゆく

 早いものでもう8月も終わり。今年は長梅雨だった上に新型コロナ禍でイベントはことごとくなぎ倒されて出かける先もなく、暑さを除けば夏らしくない夏だったような。。。おかげで今年は、先の戦争について考える時間が多かったように思います。

 そして、本館に頂いたお便りでも触れられていましたが、河合奈保子さんの40周年にまつわる「何か」の発売の告知もなく過ぎていくことに、また淋しさを感じています。1月時点では「何かしら考えている」という前向きな情報があったのですが、新型コロナ禍の影響で狂ってしまったのでしょうか。。。こればかりは待つしかないですが、せっかく「何か」発売するなら40周年の区切りのうちに・・・と願います。

 個人的には全般的につまらない8月でしたが、きのう8月30日は久々に私の推しているユニット「昭和とらいあんぐる」の生バンドライブがあり、感染防止対策の制約の中ではありますがフルバンドの演奏を現場で観ることができたのは良かったです。やっぱり生で聴くバンドの「音圧」はリモートでは感じられないですからね。それに「涙のハリウッド」も歌ってくれたし♪以前リクエストを出していたものを、いまのまいさんに拾っていただきました。ありがとうございます!

 たとえ新型コロナが収まったとしても以前の日常に戻ることはない、と主張される方もいらっしゃいますが、ビジネスはともかく文化・芸術に関してはそれではあまりにも寂しいなと思います。うまい折り合いのつけ方が見つかるといいのですが。。

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2020年8月23日 (日)

プロパガンダ放送

 8月15日に文化放送で放送された特別番組「封印された真実~軍属ラジオ」を録音しておいたものを聴きました。戦争中を中心としたプロパガンダ放送とその妨害放送についての特集でした。

 日本は先の大戦中、日本放送協会が短波による海外向け放送「ラジオトウキョウ」でプロパガンダ放送を行っており、特に米艦隊向けには「ゼロ・アワー」などの番組を出していて、米兵に人気だったとか。これはジャズなどを流して厭戦気分にさせようという意図だったそうですが、面白いのは米軍は聴取禁止などの措置を取らなかったというのですね。自信があるからでしょうか。

 これに対して米側は最初は短波で、のちにサイパン島から中波で「VOA」(ボイス・オブ・アメリカ)によるプロパガンダ放送を開始。日本側は短波に関してはもともと短波受信機の所持と聴取を禁止していたので問題視しなかったようですが、中波に対しては「防圧放送」なる妨害電波を出して国民に聞かれないようにしたと。で、その防圧放送用の施設の一つが、いまの文化放送川口送信所にあったということで、発掘調査もされていたというのは知りませんでした。文化放送の川口送信所はもともと日本放送協会の新郷放送所だったところで、それが川口放送所へ移転したあとに作られたということです。このように政府は国民に聴かせない対策をしたものの、郊外など場所によっては聞こえる場合もあったり、また禁止されていた短波受信についても一部のエリート層などひそかに受信していた人もいたと。本当かなと思うのですが、米側の戦況発表に連動して東京の株式取引所の値が動いたそうです。

 VOAとは別に「日本人有志が国難打開のため日本放送協会に対抗して開局した」という体を偽装した「新国民放送」というプロパガンダ放送があったというのも知りませんでした。日系人を動員して放送したそうです。

 防圧放送はBCLを趣味にしている方ならジャミングという言葉でご存じのことと思います。日本ではなくなりましたが、戦後も冷戦や国の対立で他国ではよく行われていました。特に中国、韓国、北朝鮮のものは日本にも到来し、日本海沿岸で国内のラジオ放送に妨害を与え困った存在でした。

 ひとくちにプロパガンダ放送といっても、本当のことを伝えるものもあれば虚構を伝えるものもあり、それだけで善悪とは決めつけられないという解説が印象的でした。もしかしたら普段のラジオも...とも。リスナーの聴き方が問われるということでしょうか。

 もうradikoのタイムフリーの期間も過ぎてしまいましたが、文化放送のホームページで雰囲気を知ることできます。

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2020年8月15日 (土)

75年前の玉音放送

 きょう8月15日はいわゆる終戦の日でした。

 テレビジョンでは放送協会が特集を組んだりしていますが、関東のラジオでは文化放送が「戦後75年スペシャル アーサー・ビナード 玉音放送を探して」という特番を出していました。国民に終戦の詔書を公表した「玉音放送」に関して、企画したとされる下村宏内閣情報局総裁の人物像や企画の発端、なせ8月15日を終戦の日とするのか(降伏文書調印は9月2日)、なぜこの時期になったのかなど、放送に込められた意図など、玉音放送にまつわる話を様々に取り上げる2時間でした。特に正午過ぎからは、75年前の放送の一部を当時の放送原稿をもとに再現するという試みもやっていました。和田信賢アナのアナウンス→下村情報局総裁のあいさつ→君が代演奏→玉音盤再生→君が代演奏、という流れです。私は当時の雰囲気に近づけようと手持ちの真空管ラジオで聴きました。そのあと、終戦の詔書の現代語訳の朗読もありましたが、現代語でもなんだかもどかしい感じが。要するに負けたとずばり言ってないので。放送当日、放送会館にいたアナウンサーの証言は生々しかったです。

 興味深かったのは、玉音放送の4時間ほど前にアメリカ側の対日宣伝ラジオが「敗戦の放送がある」と放送していた、というのですね。その音源も流れました。調査によるとそれを聞いた日本人もいたというのですが、そんな人がどれほどいたのだろう。。。

 番組はradikoのタイムフリーで1週間聴くことができます。日本の一大転換点となった放送のこと、感じてみては如何でしょう。

 

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2020年8月14日 (金)

恒例の「3秒聴けば~」

 8月10日にテレビ東京系で放送された「3秒聴けば誰でもわかる名曲ベスト100」をご覧になった方もいらっしゃるでしょう。評判がよいのか、このシリーズは回を重ねて放送されていて、かつありがたいことに「高確率で河合奈保子さんがスルーされない」貴重な番組でもあります(微笑)

 ということで録画しておいたのですが、10日の放送も期待にたがわず「スマイル・フォー・ミー」が入選。まあ曲はいつもの・・・となりますが「誰でもわかる」が売り文句の番組なので名刺代わりの曲が出るのは必然でしょう。映像の出典がクレジットで出てこないので(他局からの借用映像でないと出ないようです)正直、どのぐらい貴重が映像なのかわからないのですが、今回特筆すべきはイントロはカットされたものの1コーラス丸々流れたことです。この手の回顧番組だと「あなただけよ~」のBメロ以降になってしまうことが多いのでね。(3月の「3秒聴けば~」がそうでした)

 といっても、奈保子さんの映像が出た「伝説のアイドル15連発」のコーナーでは1曲を除いてみな1コーラスだったのですけどね。で、なんとなんと「青い珊瑚礁」が頭サビだけの時間にして約30秒。日ごろ大きな扱いをされることの多い女史の曲がこの扱いというのはかなり珍しいのではないでしょうか。いつも大きく取り上げられるのでこのぐらいでも十分以上にバランスが取れているとも考えられますが、ひとつのコーナーのなかで1人だけ尺が短いと、さすがにUNバランスなんではないかと思ってしまいますね。テレビ東京は過去にこんな不当な扱いもありましたが、だからといって留飲を下げるという感覚はありませんでした。。。

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2020年8月 9日 (日)

他人事ではなく

 きょう8月9日はアメリカが長崎に原爆を落とした日でした。

 広島の3日後ということで、メディアでは広島よりも扱いが小さくなりがちですが、そこに軽重はないと思います。国際的な大型運動会が(いまのところ)延期になり、新型コロナの影響も広がるという状況など、望んだことではないけれど「静かな環境」となったことで、この2つの日のことに思いを致すことができたのはよかったことかと思います。

 きょう発信された長崎平和宣言には、次のような一節があります。

『新型コロナウイルス感染症が自分の周囲で広がり始めるまで、私たちがその怖さに気づかなかったように、もし核兵器が使われてしまうまで、人類がその脅威に気づかなかったとしたら、取り返しのつかないことになってしまいます』

 他人事ではなく自分事として捉えるというところがまずはスタートなんだと、改めて感じます。

 そういう意味では、原爆は広島と長崎だけの話ではないと捉えることも、ひとつのアプローチではないかと思います。実際に原爆が落とされたのは広島と長崎ですが、京都、新潟、小倉など他にも攻撃目標とされた都市があったわけです。終戦が遅れたら第3、第4があったかもしれない。そして原爆投下前から終戦前日まで、アメリカは日本各地に「模擬原爆」を落としてもいます。急速な退避行動が必要な原爆の投下訓練として実行されたといいますが、模擬とはいえ火薬の詰まった大型爆弾で、各地で犠牲者が出たそうです。訓練なのに訓練場ではなく人の上に落とすとは酷い話です。私もそんな話を知ったのはつい4日前で、まだまだ知らないことがたくさんあるのだと思います。

(参考:東京新聞 特報Web 長崎と同サイズの模擬原爆4.5トン、皇居狙うも外れ八重洲に

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2020年8月 8日 (土)

臼井孝さんの「拡げる」取り組み

 音楽マーケットアナリストの臼井孝さんといえば河合奈保子ファンにとっては2000年代の奈保子さんのリイシューにかかわった方として認識されていることと思いますが、「音楽を届ける」ために地道に紙媒体やネットで地道に執筆活動も続けておられます。もちろんそれは仕事なので守備範囲を広く扱っているのですが、そのなかでも時おり奈保子さんのことも取り上げてくれたりします。

 そんな臼井さんの最近の奈保子さん関連の記事をご紹介。

【1】Re:minder
 河合奈保子「涙のハリウッド」あえてキラキラポップスに挑んだ隠れた名曲

 当時の音楽ランキング的にはおとなしい曲ですが、記録より記憶の曲として楽曲や歌唱の魅力を語っています。

【2】週刊女性PRIME
 河合奈保子&柏原芳恵デビュー40周年、4つの共通点と同期・松田聖子にない「実績」

 契約しているdマガジンで週刊女性を読んだら出ていなかったのでネット限定記事なのかな?同期と比べて取り上げられることが少ないけれど、実力派であり「実績」も残していることを指摘し、キャラクターの魅力も紹介しています。

 

 どちらも、ファンの視線もあるていど意識はしているとは思いますが、ファンではない一般リスナーに向けて伝えようとしている記事になっています。それも週刊誌などにありがちな「釣り」の要素なしで。音楽を主軸に地道に拡げたいという思いには頭が下がります。これを読んだ一般リスナーが「おっ」と思って奈保子さんの音楽に触れてくれたらいいな。
 もちろんファンが読んでも「そうだよね」とうなずきながら楽しく読めると思います!特に週刊女性PREIMEはめったに取り上げられない写真が豊富で(なぜか結婚、出産会見のときの写真多し!)、太っ腹にも保存が可能ですので(微笑)ぜひどうぞ。

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2020年8月 6日 (木)

75年、だからではなく

 きょう8月6日はアメリカが広島に原爆を落とした日でした。

 75年・・・節目であろうとなかろうと、やはりこのことは心に刻まねばならぬのでは、と思います。とはいえ、新聞のラテ欄を見る限りテレビジョンは放送協会を除いては扱いも小さく、そもそも若い人はテレビジョンを見ていないとか。新聞は大きく紙面を割いてますが、おそらくテレビジョン以上に若い人は見てないだろうし。

 となるとネット空間ですね。当店ではこれまで何度もヒロシマ新聞を紹介してきました。もし8月7日に新聞を出すことができたら、そしてそれを発展させてもしインターネットがあったら、という視点で作成されていて読み応えがあるのですが、今年は放送協会が新しい取り組みをしています。ひろしまタイムラインです。75年前にSNSがあったら市民はどんなつぶやきをしていたのだろうか、という視点で当時の市民の日記をもとに時間軸をたどってツイートしています。新聞記事とは違う当時の市民の生の声が続くツイートは、1つ1つのつぶやきは短いので負担にならずに読めますし、あの日時間とともに何が起きたのか追体験しているかのような感じになります。ネット世代の多くの人が見てくれたらと思います。

 ただ、もし当時SNSがあったとしても、政府に都合の悪いことが書かれた投稿は、今の中国のように当局によって削除されてしまったことでしょう。そんなことも思いながら私はタイムラインを追っています。

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