LFJも中止に・・・
5月の大型連休の恒例イベントであるクラシックフェス「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」(以下、LFJ)の中止が27日に発表されました。私にとって5月で一番楽しみなイベントがなくなってしまったことは残念でなりませんが、 欧州を中心に多数のアーティストが出演するのが特徴であるLFJにとって、新型コロナウイルス感染拡大の影響で各国からの入国制限が4月末までとられることになったことは致命的でした。東日本大震災の直後だった2011年も規模を縮小しつつも開催したLFJですから、初の中止を決定した主催者も無念でしょう。開催できていればベートーベン生誕250年を祝うテーマで盛り上がるはずでした。
音楽イベントは平時でなければ楽しめないということを、こんな形で実感することになるとは。。。何気ない日常のありがたさを想います。
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いま、音楽を生業にしている人は苦境に陥っています。イベント自粛要請の影響でアーティストは出演機会がなくなり、ライブハウスは興行が激減、音楽教室が休業で講師の仕事がなくなったりとか。自粛に合わせて「不要不急」という言葉が飛び交っているこの頃ですが、観る側にとっては不要不急であるかもしれないけれど、生業にしている人にとってはそれがなくなったら食べていけません。こういったことは音楽に限らず、演劇など文化芸術全般に起きているわけですが、自粛要請をするなら収入の補償(給付)による救済措置がセットであるべきだと、私は強く思います。
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