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2019年8月19日 (月)

マグカル・パフォーミングアーツ・アカデミー「バイトショウ-プラチナ盤ー」を観る

 8月18日の千秋楽を過ぎてから綴っているのが申し訳ないですが、8月17日の夜はマグカル・パフォーミングアーツ・アカデミーのミュージカル公演「バイトショウ-プラチナ盤ー」を観てきました。昨年観て良かった公演だったので、今年もあるかなと思ったらありました(^^) タイトルは「ベスト盤」から「プラチナ盤」へ微妙に変わっていて、昨年と同じでないことを主張しています。マグカルとはなんぞやとか、私が知ったきっかけとかは昨年の観劇記を観て頂ければと。

 観劇のシステム・・・すなわち客席が回り舞台にセットされていて360度回転する趣向は昨年と同じ。盆まわしで場面転換がされていきます。この演出はマグカルが初めて取り入れたのだとか。
 バイトに明け暮れしながらプロで活躍する夢を追う若者の群像撃という芝居の骨格も同じですが、脚本には変化があって、新しいエピソードが追加されたり、逆に削ったところもあり。元々は扉座の本公演用に書かれたミュージカルですが、今回はほぼマグカルオリジナル版と言っていい感じになっていて、私はマグカル向けに洗練された感じに思えました。どっちが良いという話ではなく、ひとりの女性の半生記だった扉座版と、「今」の若者の群像劇のマグカル版ではストーリーや描くエピソードが異なるということだと。公演のフライヤーには「ガチのリアルで勝負すっから」という文字が躍っていますが、もしかしたらキャストの「あるある」も織り込んでたりするのかな、なんて思ったりします(本当のことはわかりません)。こっそり時事ネタが仕込んであったりするのは扉座っぽいですが、そりゃ総指揮は扉座の横内謙介さんですものネ。あ、お色気はさすがに無かったな(^^;

 芝居はもう、若者の溢れるエネルギーのぶつかりあいといった感じが舞台に充満してました。ミュージカルですから歌もダンスもたくさん盛り込まれてますが、それにしても勢いがある。なにせ踊り出したら客席が物理的に揺れますからね(笑)。でも抑えるところは抑えて、挫折や苦悩などもしっかりと。そのあたりの緩急の見せ方も昨年より洗練されたように感じます。きっと演じているキャストもおなじように夢を追い、もがいているんだろうなと思うと、観ていて目頭が熱くなるものがありました。芝居の筋書きそのものは必ずしも皆がハッピーエンドでないけれど、希望が残る終わり方。キャストのみなさんが夢をつかめたらいいなと、しみじみ。

 アカデミー生による公演とはいえ、これだけ見応えあるミュージカルが2000円とは破格です。来年もあれば多くの方に観て頂きたいと思います。リアルな若者も、親世代もきっと共感でき楽しめると思います。

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