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2019年5月12日 (日)

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2019の公演を振り返る(2)

前回に引き続き、今年のラ・フォル・ジュルネTOKYO(以下LFJ)の公演を振り返ってみたいと思います。前回と同じく各公演の出演アーティストや曲目の詳細は公式サイトのプログラムで公演番号と対照していただければと(手抜き・・・)

◆公演243 “シエナが贈る!世界のブラス傑作選”

 LFJはジャンルを超えたプログラミングをするのでこうした吹奏楽の公演もあります。これはシエナ・ウィンド・オーケストラの演奏がかっこよかったですね。「くるみ割り人形」の花のワルツがジャズアレンジになっていてびっくりしたり、ガーシュインの「パリのアメリカ人」もノリノリで。で、この公演の個人的ハイライトはラストの「宝島」。プログラムに「客席の皆さんも演奏にご参加いただけます」と書かれいていたたのですが、公式サイト上の案内ではどんな楽器でも参加OKとのことだったので、私も図々しく(微笑)パーカッションで演奏に参加しました。東京国際フォーラムのホールCでプロと共演!とても楽しく、気持ちよかったです。3F席まである1500人の客席をステージから見ることなんておそらくもうないだろうなあ。もう1回演奏したいぐらいでしたが、さすがにアンコールはありませんんでした(^^;

◆公演315 “アメリカ~JAZZ meets クラシック”

 LFJ常連と言ってもいい小曽根真さんが登場。シンフォニア・ヴァルソヴィアと「ラプソディー・イン・ブルー」を演奏するという、ある意味「王道」のプログラミングですが、そこは小曽根さん、いろいろやってくれます。まずカデンツァが大盛り(笑)いったいどこまで行ってしまうのだろうというぐらい。最初はおとなしく弾いていた感じですがだんだんとジャズ寄りに。で、びっくりしたのは、オケのホルンの人とトランペットの人がふらっと前に出てきて小曽根さんのカデンツァに絡んできたのです。これが完全にジャズ。このときばかりはジャズセッションの様相でした。小曽根さんがジャズに寄せて弾くのはある意味当然ですが、クラシックのオケメンがジャズを演奏したのには大拍手。このときは指揮も手拍子を煽ったりして、なかなか粋だなあと。小曽根さんのサイン会に参加した方のツイッター情報では、オケメンにジャズをやらせたのは小曽根さんが仕込んだんだそうで、やるなあと。そんなこんなで客席は大いに盛り上がりました。
 その後は、フランク・ブラレイさんが登場してラヴェルのピアノ協奏曲を。こちらの曲はラプソディー・イン・ブルーほどジャズっぽくはないですが、ほのかな香り、ぐらいでしょうかね。ラヴェルらしいキラキラしたサウンドが良かったです。ブラレイさんの熱演に小曽根さんに負けず劣らずの拍手が送られました。


 ということで、今年聴いた公演は個人的にはみんな当たりだったなあと。行ってみるとやっぱり楽しいクラシックフェスです。プログラムの書き方が初期の頃のように初心者に優しいとなお良いんですけどね。そこは来年に期待しましょうか。

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