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2019年5月29日 (水)

藤田朋子さんのとっても長いライブ

Cdcdlive
 5月27日の夜は、東京・南青山MANDALAで藤田朋子さんのライブを観てきました。藤田さん(以下tokoさん)のライブを観るのはおよそ2年ぶり。好きなんですけど予定が合わなかったりでご無沙汰してしまい。。。ふだんのライブのタイトルは「chanter et chanter! 」なんですが、この日は「マジっすか? 幻のユニットcomme des chiens dormants 崩壊から15年 誓いを破り再結成か?全然普通に大丈夫だって53なんだからの夕べ」ですって(笑)。ピアノの黒木黒木千波留さんが考えたそうですが、まあ長いこと(笑)。解説を聞いてわかったことは、いつものライブは配偶者の桑山哲也さんと黒木さんとの3人(+コントラバスが入ったり)でやるところ、桑山さんの予定が合わず2人でやることになり、それがかつて組んでいたユニットcomme des chiens dormants そのものであるということでした。別に再結成を狙ったわけではなく、たまたまそうなったという感じ(微笑)。そのユニットはけんか別れしてしまったそうですが、桑山さんが仲を取り持つ形でライブをやるようになったのが chanter et chanter! なんだそうで、なんだか人に歴史あり、みたいな。

 そんな経緯というか企画なので、今回はミュージカルナンバーは控えめで comme des chiens dormants のオリジナル曲が中心の構成になりました。

<曲目>

◎1部
・INFANT EYES
・いつものように
・君が大好き
・風便り
・愛のかけら
・相合傘
・MEMOIR

◎2部
・愛のグルメ天国
・そして君に辿り着いた
・きっとこれが愛だろう
・君の誕生日に
・Out Here On My Own
・他に何もいらない

◎enc
・Love Letters
・おやすみ

 久しぶりのtokoさんのライブはやっぱり良かったです。オリジナル中心の構成は実は私好みだったりします。もちろん歌唱はすばらしいし歌っているときの表情や仕草は役者だし、トークは一転して面白いし、本当に楽しいひとときでした。「愛のグルメ天国」ではtokoさんが客席を回って曲に合わせて4文字相当の好きな料理名を言ってもらうという趣向がありましたが、なぜか焼き物の料理が連発だったのがおかしかったです。今回は桑山さんがいないので夫婦漫談はなかったわけですが、その分いつもは静かな黒木さんが結構しゃべっていてちょっとびっくり。しかもネタを投下してくるのでこれも楽しかったです。

 舞台やテレビジョンで忙しいtokoさんですが、これからも歌って頂きたいなと思います。7月にはソワレさんが企画の渋谷巴里祭2019に出演予定なので楽しみです。

 

<トークあれこれ>
・桑山さんに「あの女だけはやめろ」と言った黒木さん。
・tokoさんが黒木さんと付き合っていると思って黒木さんに探りを入れてきた桑山さん
・けんか別れをしたときは二度とやるかと思ったが、お互いに伴侶を得て丸くなった(tokoさん)
・テレビ番組の企画で薩摩切子の修行をしたtokoさん。
・上原浩治選手に請われて絵を描いて進呈したことがある黒木さん。
comme des chiens dormants でデビューしようと思っていたtokoさん
・携帯電話を持たず、とにかく連絡がとりにくい黒木さん。

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2019年5月15日 (水)

扉座公演「新浄瑠璃 百鬼丸」を観る

 5月12日の夜は、劇団扉座の公演「新浄瑠璃 百鬼丸」を観てきました。場所は扉座のホームグラウンド的な東京の座・高円寺。こじんまりとした舞台と客席の近い劇場です。

 なぜ3日遅れで今、書いているのかというと、観てみてとってもお勧めしたいのですが、なんと東京公演は初日を迎える前に前売券が完売!毎日当日券が若干枚出ているそうですが、切符の確保がお約束できない状況ではプロモーション的に早く書く必要性がないだろうという。。。扉座でこんなことは滅多にないのですけど(^;

 この芝居は手塚治虫さんの「どろろ」が原作ということですが、私は漫画方面は全く疎くて原作を知りません。また扉座での初演は14年前、今回は10年ぶり3回目の上演だそうですが、私が扉座を見始めたのが2011年ですから、これも知らない(^^: ということで全くの新作として観ました。

 芝居は、まだおなかの中にいる子どもを親が魔物に生け贄として差し出してしまったばかりに、肉体を魔物に奪われて生まれてきた百鬼丸が、魔物を倒して奪われた肉体を取り戻していく姿を描いていきます。スペクタクル、活劇的な要素も多く盛り込みつつ、百鬼丸と、行動を共にすることになった泥棒(どろろ)との掛け合いを通じて人間の弱いところ、ずるいところなどがあぶり出されていき、いろいろと考えさせられるところも。百鬼丸の肉体は奪われていても心はピュア。そこに泥棒がだんだんと心を寄せていく様が良かったです。終盤、ピュアだった百鬼丸が肉体を取り戻したとたんに豹変してしまうのも人間の性を見たようで考えさせられましたね。かなり切ない展開になったりもしましたが、ラストは希望の見える終わり方だったのは扉座らしいなと。新浄瑠璃とあるとおり、芝居の一部では台詞に代えて浄瑠璃の語りを入れているところも私にとっては初めてで新鮮でした。全体として美しい芝居でしたね。扉座お得意のエロい要素もありますが(笑)

 美しいといえば、効果音もがまた美しかったです。舞台袖にパーカッションがあれこれ置いてあり、劇団員が交代で音を入れていくのですが、実に効果的で豪華な音づくりでした。私も音楽ではパーカッションをやるので、演技も見つつパーカッションも気になってつい目がいってしまういという、かなり忙しい観劇になりました(笑)

 冒頭で触れたとおり、お勧めしたいのですが東京公演は前売り完売・・・ただ、このあと地方巡業があるようなので、お近くに来たときには如何でしょうか。

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2019年5月12日 (日)

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2019の公演を振り返る(2)

前回に引き続き、今年のラ・フォル・ジュルネTOKYO(以下LFJ)の公演を振り返ってみたいと思います。前回と同じく各公演の出演アーティストや曲目の詳細は公式サイトのプログラムで公演番号と対照していただければと(手抜き・・・)

◆公演243 “シエナが贈る!世界のブラス傑作選”

 LFJはジャンルを超えたプログラミングをするのでこうした吹奏楽の公演もあります。これはシエナ・ウィンド・オーケストラの演奏がかっこよかったですね。「くるみ割り人形」の花のワルツがジャズアレンジになっていてびっくりしたり、ガーシュインの「パリのアメリカ人」もノリノリで。で、この公演の個人的ハイライトはラストの「宝島」。プログラムに「客席の皆さんも演奏にご参加いただけます」と書かれいていたたのですが、公式サイト上の案内ではどんな楽器でも参加OKとのことだったので、私も図々しく(微笑)パーカッションで演奏に参加しました。東京国際フォーラムのホールCでプロと共演!とても楽しく、気持ちよかったです。3F席まである1500人の客席をステージから見ることなんておそらくもうないだろうなあ。もう1回演奏したいぐらいでしたが、さすがにアンコールはありませんんでした(^^;

◆公演315 “アメリカ~JAZZ meets クラシック”

 LFJ常連と言ってもいい小曽根真さんが登場。シンフォニア・ヴァルソヴィアと「ラプソディー・イン・ブルー」を演奏するという、ある意味「王道」のプログラミングですが、そこは小曽根さん、いろいろやってくれます。まずカデンツァが大盛り(笑)いったいどこまで行ってしまうのだろうというぐらい。最初はおとなしく弾いていた感じですがだんだんとジャズ寄りに。で、びっくりしたのは、オケのホルンの人とトランペットの人がふらっと前に出てきて小曽根さんのカデンツァに絡んできたのです。これが完全にジャズ。このときばかりはジャズセッションの様相でした。小曽根さんがジャズに寄せて弾くのはある意味当然ですが、クラシックのオケメンがジャズを演奏したのには大拍手。このときは指揮も手拍子を煽ったりして、なかなか粋だなあと。小曽根さんのサイン会に参加した方のツイッター情報では、オケメンにジャズをやらせたのは小曽根さんが仕込んだんだそうで、やるなあと。そんなこんなで客席は大いに盛り上がりました。
 その後は、フランク・ブラレイさんが登場してラヴェルのピアノ協奏曲を。こちらの曲はラプソディー・イン・ブルーほどジャズっぽくはないですが、ほのかな香り、ぐらいでしょうかね。ラヴェルらしいキラキラしたサウンドが良かったです。ブラレイさんの熱演に小曽根さんに負けず劣らずの拍手が送られました。


 ということで、今年聴いた公演は個人的にはみんな当たりだったなあと。行ってみるとやっぱり楽しいクラシックフェスです。プログラムの書き方が初期の頃のように初心者に優しいとなお良いんですけどね。そこは来年に期待しましょうか。

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2019年5月10日 (金)

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2019の公演を振り返る(1)

 というわけで、今年のラ・フォル・ジュルネTOKYO(以下LFJ)の公演を振り返ってみたいと思います。なお各公演の出演アーティストや曲目の詳細は公式サイトのプログラムで公演番号と対照していただければと(手抜き・・・)

◆公演241 ”6人ピアノストの豪華饗宴”(2台8手)

 これはタイトルだけで切符を取りました。なんかすごそうだなと。実際,すごかった(笑)。ピアニストがまず豪華だったし。6人いて2台8手とはどういうことなのかと思ったら、6人を3組に分けて、1曲につき2組(つまり4人・8手)で演奏、1組ずつ交代して3曲やるとちょうど一回りする、という仕掛けでした。2台8手のピアノは音の厚みがあって華やか。曲が南欧をテーマにしたものだったことも華を感じた理由のひとつかもしれません。弾き終えたあとのアーティストの「やったぞ」といった感じの笑顔がまた良かったです。客席も盛り上がって大拍手。アンコールではなんと2台12手、つまり1台のピアノに3人張り付いての演奏という、滅多に見られないパフォーマンスでまたまた客席が盛り上がりました。まさにタイトル通りの饗宴でしたね。

◆公演246 ”ボリス・ベレゾフスキーのカルト・ブランシュ” 

 これはアーティストで切符を取りました。ボリス・ベレゾフスキーさんのピアノはLFJで何度も聴いてますが、素晴らしいので。ロシアの巨砲とか熊さんとか言われたり、ベレ様と呼ぶ人も。人気ピアニストです。
 カルト・ブランシュはアーティストに全ておまかせの公演で、曲目は当日のお楽しみという趣向。なのにホール入口で貰えるプログラムにはなぜか曲目が印刷されてまして。ところが実際に演奏したのはそのプログラム通りではなかったそうで、インフォメーション掲示板に訂正情報が2回入るという(笑)。カルト・ブランシュなんだからプログラムの曲目は空白にしとけば良かったのにねぇ。(実演された情報は別途欲しいですが)
 演奏されたのはスクリャービン作品。初めて聴く作家ですが、現代音楽的な香りもあり、どこかスピリチュアルな香りもあるという、不思議な感覚の曲でした(意見や感じ方には個人差があります・笑)。大柄な体と対照的に音は実に繊細。でもどーんと弾けるところはバリバリと弾くという、ベレゾフスキーさんならではの曲だったようにも思います。全て弾き終わって大拍手。ベレゾフスキーさんもご機嫌だったのかアンコールを2曲も弾いてくれてまたまた大拍手でした。


ということで、まずピアノの2公演を綴りました。まだ続きます。

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2019年5月 6日 (月)

15回目のラ・フォル・ジュルネ終わる

 大型連休恒例のクラシック・フェス「ラ・フォル・ジュルネTOKYO2019」(以下、LFJ)は3日から5日までの会期を終了しました。私も3日間、ふだん聴かないクラシックの生音を会場で楽しみました。

 会場の東京国際フォーラムは賑わっていましたが、切符売場に長蛇の列が出来るようなこともなく、少し落ち着いた感じが。完売公演も続出していましたが、5000人収容のホールAの完売公演が殆ど無かったのと関連しているのかな。。。

 私は2005年の初開催から皆勤ですが、結局有料公演は事前に取った4公演のみで、2005年の2回に次いで少ない結果になりました。少し前までは、LFJでなければクラシックのコンサートを気楽に聴けないからと、3日間できるだけ有料公演を詰め込み、余裕があれば現地で切符を買い増したりしていたものですが、もっとゆったりした聴き方で良いかなと思って(^^; 空き時間に有料公演出演アーティストの無料ステージも2回見たので、感覚的には有料6公演相当といったところでしょうか(微笑)

 数は絞りましたが選んだ公演が我ながら良くて、どれも強く印象に残るコンサートでしたので、事前にはネガティブなことも書いてましたが結果は大満足。人生初の経験もしちゃったし!そんなこんなを、この後少しずつ綴っていきたいと思います。

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2019年5月 4日 (土)

大型連休はクラシック

 大型連休恒例のクラシック・フェス「ラ・フォル・ジュルネTOKYO2019」(以下、LFJ)が3日から始まりました。会場は昨年、東京国際フォーラムと池袋芸術劇場との2会場制に拡張されましたが、今年は東京国際フォーラム単館開催に戻りました。2館に拡張しても来場者数が変わらなかったので、どうなるのかなと思ってたんですけどね(^^;

 15回目の節目となる今年のテーマは「Carnets de voyage」 日本語表記では「ボヤージュ 旅から生まれた音楽(ものがたり)」となっています。作曲家が異国を旅して受けた刺激を取り入れた音楽、ということだそうです。

 近年のLFJは敷居は低いもののクラシック初心者への優しさが薄れつつあり、プログラムを見ても、公式サイトを見ても何を選んで良いのかわからない、というのが正直なところ。以前ならプログラムには思わず聴きたくなるようなキャッチコピーが併記されいたり、公式サイトにはお勧めの演奏曲やアーティストが解説付きで載っていたりしていて、それを頼りに切符を買ってたんですけどね。そういうのが無くなってしまったので、事前に押さえた切符は4枚に絞りました。初日の3日は結局有料公演は聴かず、有料公演のチケットを見せれば入れる無料公演だけ聴いてました(爆)

 2年前までは会期中のどこかでNHK-FMが会場にサテライトスタジオを構えて、アーティストとのトークとか演奏や会場の様子の中継をしていたのですが、昨年から無くなってしまいました。その代わりクラシック専門のインターネットラジオOTTAVAが連日中継していますので、様子が気になる方は聴いてみると良いかも。

 個人的には現時点であんまりテンションが上がってないのですが(^^; クラシックが気楽に聴ける貴重な機会なので残り2日間楽しみたいと思います。

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