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2019年4月30日 (火)

「へそまがり日本美術」展を観る

 東京の府中市美術館で開催中の「へそまがり日本美術」が静かな話題のようです。ん?静かなら話題ではないか(微笑)。私も前期展示の時に観てきましたが、今までに無い面白さの展覧会でした。

 どんな展覧会なのかは公式サイトを見てもらうのが一番ですが、一見なんじゃこりゃ、みたいな絵が大集合。サブタイトル「禅画からヘタウマまで」のとおり、展示されていたのは禅画が多かったです。禅の世界は言葉で伝えにくく、絵を描いて伝えようとした禅師が多かった由。禅問答というぐらいで常人には?と思うような摩訶不思議な絵が並んでいて面白かったです。

 本当は絵が上手いのに、あえてヘタウマに描いているものも。近年人気沸騰の伊藤若冲といえば細密な総天然色の鶏の絵が有名ですが、伏見人形をゆるーいタッチで描いているのを見るとほっこりします。

 他にもいろいろありますが、一番の衝撃(笑撃?)は殿様の描いた絵。 徳川将軍家にはお抱えの狩野派絵師が出入りして絵の手ほどきもしていたらしいのですが、展示されている徳川家光、徳川家綱の絵は狩野派とは無縁のタッチの絵。なんでこうなっちゃったの?(笑)
 でも、例えば家光の描いた兎の絵(公式サイトでどうぞ)をよく見ると、体毛のふわふわ感を出そうとしていることは伝わってきます。家光なりのリアリティを追求していたのかもしれなですね。

 楽しい内容で気楽に見られて700円はお買い得な展覧会です。後期展示の会期も残り少ないですが、大型連休に如何ですか。


 へそまがりといえば、2019年4月30日にこのような記事を出したり、また世の大勢に迎合せず80年デビューのあの方ではなく河合奈保子さんを、そして昨年のNHK紅白歌合戦に豪華すぎるミュージシャンとともに出演して話題になった女性シンガーソングライターではなく尾崎亜美さんを敬愛する私自身も、世間から見ればへそまがりなのかもしれないですね。ただし両人の歌唱や音楽はヘタウマなどではなく、伊藤若冲のようにピカイチの実力派です。

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