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2019年3月29日 (金)

中波AM放送はどうなるのか

 きのう3月27日に、中波AM放送に関する興味深い記事が出ました。

民放連、AMラジオ廃止を要望 23年めどに実証実験も
(共同通信)

 AM放送を止めてFM放送に一本化できるようにしたいという大胆な要望です。

 いま、民放AM局の多くが、FM補完放送(ワイドFM)を実施していますが、当然ながら流れる番組は同じです。収入が低迷する状況では、2波を1波に整理したいという経済的動機はわからなくはありません。でも、それでは単なる縮小均衡ですよね。

 FMのカバーエリアはAMほど広くはありません。AMを止めれば郊外地や山間部などではカバーから外れるところも出るでしょう。(それを実証実験したいということなのでしょうが。) 加えて、ワイドFM対応ラジオもそれほど普及していないのだそうです。エリアが狭くなる上に世に出回っている対応受信機が少ないワイドFMに一本化するということは、聴取できる環境を自ら狭めてしまうことに他なりません。ラジオは大きな災害が起こると注目されるものの平時の聴取率は漸減傾向が続いているそうですが、だからこそ、せっかく今聴いてもらえる環境を手放すのはどうなのか、と思うわけです。コスト削減も結構ですが、まずはリスナーに接触してもらわなければ話にならないでしょう。

 民放連は、エリアの縮小やワイドFM対応ラジオのない人に対してはIPサイマル放送(radiko)で補えば良いと思っているのかもしれません。それも一つの考え方かもしれませんが、そうなればいよいよ「災害時はラジオ」とも言えなくなります。電力が途絶すればネット環境は途端に不自由になります。昨年の北海道で起きたブラックアウトではラジオがとても役に立ったという声が多かったそうです。乾電池で長時間聴けるのがラジオ受信機の最大の強みです。

 もちろん、経営が傾いて放送自体が継続できなくなってしまったら元も子もないのですが、目先のコスト削減だけにとらわれない議論を望みたいです。

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