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2019年1月30日 (水)

新春シャンソンショウ2019

 きのう1月29日は、この時期恒例の「新春シャンソンショウ2019」を今年も観てきました。場所も変わらず、東京・渋谷のTSUTAYA O-EAST。ソワレさんとKayaさんがオーガナイザーを務めるこの型破りなシャンソンイベントは、今年も楽しかったです。

<今年の出演者>
 ROLLY
 桑山哲也
 翠千賀
 チャラン・ポ・ランタン
 Ricky
 ソワレ
 kaya
  (敬称略・プログラム掲載順)

 ステージはメドレーコーナーでスタート。パリメドレー(パリを歌った曲のメドレー)に続いてスタンダードシャンソンナンバーのメドレーと、王道曲多数で怒濤のスタートダッシュ。メドレーといってもほぼフルサイズの大ボリュームでした。そのあと、出演者毎のソロコーナーへ。2~3曲の歌とトークで各出演者の個性が出るステージでした。

 今年初参加だったのは翠千賀さん。私も初見でしたが、綺麗な歌唱とくだけたトークのギャップが楽しい方。オペラ界の方だそうですが、フィールドの違う方が集合するのがこのシャンソンイベントの楽しいところです。今年も本職のシャンソン歌手はソワレさんだけという(微笑)。

 ROLLYさん、チャラン・ポ・ランタンのお二人、Rickyさんはもはやこのイベントの常連。Rickyさんは最初に歌の指導を受けたのがシャンソンだったということもあって、いちばん正統的な歌い方。ROLLYさんがいちばん型破りかなあ。型破りではあるのだけどシャンソンの香りはしっかりあるところが面白いです。

 アコーディオンの桑山さんは、今年も自分のコーナーだけでなくバンドに入ってがっつり演奏。シャンソン界のアコーディオンの第一人者がバンドに入っているなんて、どれだけ豪華なことか。桑山さん曰く、正統派のシャンソンのコンサートは歌い手も客席も年齢がどんどん上がっていて、若い人がたくさん集まるこのようなイベントで弾けるのが嬉しいそうで。今年はチャラン・ポ・ランタンとのセッション、つまりアコーディオンの競演まで披露してくれました(当日急遽決まったそうですが)。

 オーガナイザーのソワレさんとKayaさんは歌の他にも司会の山田広野さんとの掛け合いで袖にも度々登場。Kayaさんがいつになくしゃべっていてソワレさんから突っ込まれてました(笑)。もちろん歌はさすがの安定感。Kayaさんの「ボン・ボヤージュ」は長大.なセリフつきで、短編の芝居を観ているようで涙がでてきそう。美輪明宏さんのバージョンだそうですが、そういえばKayaさんがメドレーで歌った「愛の賛歌」も訳詞が美輪さんバージョンでした。Kayaさんは美輪さん推しなのかもしれませんね。ソワレさんは越路吹雪さんの大ファンなので、イベントでお二人が組むとちょうどバランスが取れる、なんてこともあるのかな。

 フィナーレは全員で、恒例の「誰にでもあなただけの歌がある」。客席も歌って賑やかに終幕しました。堅苦しさ無縁の楽しいイベント、今年が第12回だったそうです。長く続くといいなと思います。7月には渋谷巴里祭の開催も決定したとのことで、こちらも楽しみです。

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2019年1月27日 (日)

すごいニッポン、すごくないニッポン

 東京・上野の国立科学博物館で開催されている企画展「日本を変えた千の技術博」に行ってきました。明治150年記念と銘打たれ、日本が作りだしてきた「すごいもの」が所狭しと並んでいます。

 展示は多岐にわたるのですが、ラジオ好きの私としては無線通信関係を少しだけ紹介。

Tyk

 これは何かというと「TYK式無線.電話機」で、世界で最初に実用化された無線電話とされています。離島と本土の間の電話として利用されたそうです。なにがすごいって、完成したのが1914年。この頃はまだ真空管が誕生しておらず、無線通信といえばマルコーニ以来の火花式送信機で電信(トン・ツー)という時代です。2年前にかの有名なタイタニック号遭難事故があったといえば、どんな時代かわかろうというもの。ただし、真空管なしのセットなので感度はかなり悪かった・・つまり聞こえにくかったみたいです。

Yagi

 こちらはみなさんご存じのテレビアンテナとして広く普及することになった八木宇田アンテナ。テレビアンテナといえば世界中どこに行ってもこのタイプです。おそらく日本の発明品でこれだけ人々の生活に目に触れる形で使われているものはないと思うのですが、このことを知らない人が大部分なんですよねえ。残念。
 そもそも、発明当時も日本では全く注目されず、1926年に得た特許権も消滅したのだとか。このアンテナの扱う周波数が超短波とか極超短波という当時まったく使われていなかった周波数帯だったためなんでしょうね。プロの通信が長波から中波どまり。短波は利用価値がないとされアマチュアが細々と使っていた時代に、先を行きすぎたのかもしれません。ところが欧米ではこのアンテナの特徴である鋭い指向性(一方向の電波だけを受発信する性能)が注目され、第二次大戦のときレーダーのアンテナとして使われます。日本軍が英軍から捕獲したレーダーにYAGI arraysとあるのを見て「これは何だ」と捕虜に尋問したところ「あなたは日本人なのにYAGIを知らないのか」と驚かれたとか。

 もう一つ
Magn
 これはマグネトロンという真空管の一種(1927年)。極超短波の電波を安定的に作り出すことができるもので、世界に先駆けて成功したそうです。展示品のそばには「マグネトロンなくして電子レンジなし!」というキャッチコピーが添えられていたのですが、これ、第二次大戦のときにレーダーの心臓部として使われたのです。つまり、日本はレーダーの核となる技術をを2つもいち早く手にしていたのに、敗戦までに実用的なレーダーとして完成することはなかったという。。。すごくないニッポン。

 もちろん、すごいものも数多くありますが、一方ですごくないこともあるるわけで、歴史は冷静に見るものだなあとつくづく思った企画展でした。

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2019年1月17日 (木)

阪神淡路大震災から24年

 1月17日は阪神淡路大震災から24年の日でした。
 震災20年を過ぎたころから「記憶の継承が課題」と言われながら、実際には年を経る毎にメディアで取り上げられる量が減っているように感じます。関東では今日の新聞のラテ欄を見ても、民放テレビジョンのニュースやワイドショーは大相撲と大手アイドルグループ新潟支店の話題が幅をきかせ、阪神の文字を見かけません。そんななか唯一、放送協会だけはNHKスペシャルで災害時の救助におけるトリアージを取り上げていました。大災害が発生すると、救助要請に対して圧倒的に救助の人員が足りず、選別せざるを得ない。阪神淡路のときの東灘消防署の救助活動記録をひもとき、部隊によってどんな判断をしてたのか、救助隊員の葛藤などを紹介していました。当時トリアージという言葉は一般的でなかったと思いますが、現場の判断で同じようなことが行われていたといいます。救助を後まわしにされた遺族の心情や、トリアージの対応訓練の様子も紹介されていました。

 この救助トリアージについて、震災直後に取り上げていたのが神戸新聞でした。95年1月20日朝刊の社説「被災者になって分かったこと」で次のような記載があります。

『東灘消防署にある救助本部へいく。生きている可能性の高い人からやっている、お宅は何時になるか分からない、分かってほしいといわれる。十分理解できる。理解できるが、やりきれない。』

 奇しくも今回、番組で取り上げた東灘で被災した論説委員長の体験と心情が率直に綴られた社説は、大きな反響を呼んだといいます。24年たって、このときの経験をどう生かしていくか、どう社会に理解してもらうか、当事者になったときどう受け止めるのか、番組を見ながら考えさせられました。


地元紙の神戸新聞は今年もウェブサイトで特集ページを出しています。ご覧下さい。
【特集】阪神・淡路大震災

引用した社説の全文はこちらで読めます。
社説 被災者になって分かったこと/阪神・淡路大震災

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2019年1月11日 (金)

【告知】いまのまいさんのライブがラジオで

 12月にいまのまいさんのライブ「まいのアイドルメモリーズ年末大感謝祭」を観てきたことを綴りましたが、当日のライブの模様がFMおだわらで流れます。

「まいのアイドルメモリーズ新春特番」
 2019年1月13日(日) 17:30-18:00
 FMおだわら聴取方法
 ・小田原市内:FM78.7MHz
 ・インターネット:FMおだわらHPにて全国で聴取可

実は13日は再放送。
6日の本放送を聴いたのですが、アンコールで歌った「疑問符」も流れましたので告知した次第です。
私の文章でしかまいさんのことを知らないと言う方、この機会に如何でしょうか。

なお、番組中にライブ会場でのリスナーのインタビューがあって、好きなアイドルとして河合奈保子さんと答えている方の声も入っているのですが、私ではありません。疑問符をリクエストしたのは私ですが(^^;

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2019年1月 6日 (日)

年末の大型音楽番組は

 新しい年を迎えました。いささか遅くなりましたが、みなさん如何お過ごしでしょうか。穏やかな年であると良いですね。といいつつ出鼻で熊本では強い地震に見舞われましたが、大きな被害にはなってないようなのは救いです。

 さて、年末恒例の大型音楽番組というとNHK紅白歌合戦と日本レコード大賞。注目度が高い分、毎年あれこれと感想・批評が出ます。紅白で良くあるのが出演者の人選や演出(選曲とか、今どき男女別もないでしょ?とか)。レコ大はずばり表彰結果について。どちらもモヤモヤしている方が多いようで。

 私も紅白を見ているとあれこれ思うところはあります。細かいところですが、ステージにバンドを乗せて生演奏して欲しいとかね。ただ、紅白は日本放送協会が自主制作するいち番組に過ぎません。ですから全ては放送協会の裁量の範囲であって、なぜこの人選なのか、なぜこの演出なのかをいちいち説明するようなものではないと私は思います。とはいえ放送協会は受信契約者の受信料で成り立っているので、契約者の期待から離れすぎると結局はしっぺ返しを受けることになるでしょう。そこである程度の牽制が効くと考えます(性善説ですが・・・)。

 一方、レコ大は紅白とは違います。音楽番組として放送されていますが、肝である日本レコード大賞は、制定委員会にTBS系列の放送局のほか新聞社や音楽評論家らも入ってはいるものの、主催は公益社団法人日本作曲家協会です。一般社団法人と違って公益性が認められている団体であり、税制面でも優遇があるのですから、事業内容すなわちレコード大賞については「説明責任」が伴うものと考えます。番組を見ていると結果発表だけで講評も何もありませんが、受賞理由は説明すべきだと思うのです。まさか説明できないような選考をしている、とは思いたくないのですが。。。
 

 思うところをつらつら綴りましたが、地上波テレビジョンでのレギュラーの音楽番組が少ないなか、年末の大型番組が貴重な存在であることは確かです。音楽でみんなが笑顔になれれば良いですね。

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