新春シャンソンショウ2019
きのう1月29日は、この時期恒例の「新春シャンソンショウ2019」を今年も観てきました。場所も変わらず、東京・渋谷のTSUTAYA O-EAST。ソワレさんとKayaさんがオーガナイザーを務めるこの型破りなシャンソンイベントは、今年も楽しかったです。
<今年の出演者>
ROLLY
桑山哲也
翠千賀
チャラン・ポ・ランタン
Ricky
ソワレ
kaya
(敬称略・プログラム掲載順)
ステージはメドレーコーナーでスタート。パリメドレー(パリを歌った曲のメドレー)に続いてスタンダードシャンソンナンバーのメドレーと、王道曲多数で怒濤のスタートダッシュ。メドレーといってもほぼフルサイズの大ボリュームでした。そのあと、出演者毎のソロコーナーへ。2~3曲の歌とトークで各出演者の個性が出るステージでした。
今年初参加だったのは翠千賀さん。私も初見でしたが、綺麗な歌唱とくだけたトークのギャップが楽しい方。オペラ界の方だそうですが、フィールドの違う方が集合するのがこのシャンソンイベントの楽しいところです。今年も本職のシャンソン歌手はソワレさんだけという(微笑)。
ROLLYさん、チャラン・ポ・ランタンのお二人、Rickyさんはもはやこのイベントの常連。Rickyさんは最初に歌の指導を受けたのがシャンソンだったということもあって、いちばん正統的な歌い方。ROLLYさんがいちばん型破りかなあ。型破りではあるのだけどシャンソンの香りはしっかりあるところが面白いです。
アコーディオンの桑山さんは、今年も自分のコーナーだけでなくバンドに入ってがっつり演奏。シャンソン界のアコーディオンの第一人者がバンドに入っているなんて、どれだけ豪華なことか。桑山さん曰く、正統派のシャンソンのコンサートは歌い手も客席も年齢がどんどん上がっていて、若い人がたくさん集まるこのようなイベントで弾けるのが嬉しいそうで。今年はチャラン・ポ・ランタンとのセッション、つまりアコーディオンの競演まで披露してくれました(当日急遽決まったそうですが)。
オーガナイザーのソワレさんとKayaさんは歌の他にも司会の山田広野さんとの掛け合いで袖にも度々登場。Kayaさんがいつになくしゃべっていてソワレさんから突っ込まれてました(笑)。もちろん歌はさすがの安定感。Kayaさんの「ボン・ボヤージュ」は長大.なセリフつきで、短編の芝居を観ているようで涙がでてきそう。美輪明宏さんのバージョンだそうですが、そういえばKayaさんがメドレーで歌った「愛の賛歌」も訳詞が美輪さんバージョンでした。Kayaさんは美輪さん推しなのかもしれませんね。ソワレさんは越路吹雪さんの大ファンなので、イベントでお二人が組むとちょうどバランスが取れる、なんてこともあるのかな。
フィナーレは全員で、恒例の「誰にでもあなただけの歌がある」。客席も歌って賑やかに終幕しました。堅苦しさ無縁の楽しいイベント、今年が第12回だったそうです。長く続くといいなと思います。7月には渋谷巴里祭の開催も決定したとのことで、こちらも楽しみです。
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