明治百五十年
報道によると、きょう10月23日、政府主催の明治改元から百五十年を記念する式典が開かれたそうです。そういえば今年は盛んに明治百五十年ということが謳われ、各地のイベントにも冠が付けられたりしてますね。放送協会の大河ドラマも明治維新ものですし。
では全国どこでも祝賀ムードかといえば、決してそうでもありません。
9月に京都を訪れた折に、ある学生イベントに立ち寄ったのですが、そこに市の明治百五十年のブースが出ていたので、私はちょっと驚きました。京都は幕末の動乱で街が焼けた上に明治新政府によってなし崩し的に都の地位を奪われており、快く思っているわけがないと思っていたからです。で、ブースのスタッフにそのことを直球で尋ねたら「そうなんですよ。京都は明治維新でえらい目にあって、本当に大変だったんです。なので、その大変な状況をどうやって克服してきたかということを中心にアピールしているんです」という答えが返ってきました。なるほど、ブースで紹介されていたのは京都復活の大きな原動力となった琵琶湖疏水をはじめとした近代化遺産の紹介でした。
これは一つの例ですが、地域や人によって受け止め方は違ってくると思います。一口に明治百五十年といっても様々な切り口があって、陽の部分もあれば陰の部分もある、そういったことにも心を配りたいものです。
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