神田で写真集を
日本最大(世界最大かも?)の書店街である東京・神田神保町は毎年、この時期に「神田古本まつり」を開催しています。靖国通りの南側歩道や神保町交差点の一角に古書の露店がずらりと並ぶ様は圧巻です。そんな神保町で、河合奈保子さんの写真集を見かけたのでゲットしてきました(^^)
もちろん、写真集専門の古書店にいけばずらっと揃っていて珍しくもないのでしょうけど、私が入った店は以前、奈保子さんの中古CD音源の大半の入手先だった「タクト」。このお店は元々中古CD専門店だったのですが、近年は芸能関係の古書にも力を入れてるのですね。ここに来れば音源と写真集の両方が手に入るというわけです。音楽の魅力とビジュアルの魅力を高次元で両立させていた奈保子さん向きの店かもしれません(微笑)。
入手したのは85年発行の「LOVELY SUMMER」 4000円也。紙焼けや染みのない状態の良い本としては安くもないがべらぼうに高くもないという感じでしょうか。奈保子さんの写真集はどうも「ビキニの写真の数」で値付けが決まるところがあるらしいですね。本書は水着自体が少なめだし全部ワンピースなので高騰していないのでしょうね。ちなみに水着なしの「スカーレット」は3000円也でしたが、スカーレットの奈保子さんって素晴らしく美しいんですよねえ。それが安いなんてどういう目利きなのか(苦笑)。アルバム「スカーレット」の曲毎のキャラクター設定の解説書の面もあるので、ファンなら備えておいて損はない一冊だと思います。
さて、本書の発行元は音楽専科社となっていたので、ライブステージの写真とかが多いのかなと思ったら一切なくてびっくり。えーと、歌手なんですけど(^^;
ただ、途中に2ページだけですが、編集者の質問に答える形式で奈保子さんのコメントが掲載されていて、私にとってはここが一番の見どころだったかな。後追いとしてはこういう形でしか奈保子さんの「声」に触れることができないわけで。(もちろん、写真も素敵ですよ)
「とにかくじっくりと歌の方をやっていきたい」「いずれは自分の曲だけのアルバムを出せばいいなと思って、少しずつ、少しずつやっています」というくだりからは音楽と真摯に向き合う姿勢が見えますね。
そして「普通の女性という部分を大切にしていきたい」「あまりちやほやされるのは嫌いですから、ここちょっと間違ってるなっていう時にキチンと言ってくれる人がいるだけでも、幸せだなって」という部分からはトップアイドルとなっても謙虚な人柄だなと。こういう文を読むとますます好きになっちゃいます。
私は写真集に関しては積極的に収集していませんが、こんな感じでいくつかは買い求めています。ここではビジュアルの話にはほとんど触れませんが、それはビジュアルに偏った印象が語られることが多いネットで今更アピールする必要がないと思っているからで、ビジュアルの魅力自体を否定したりタブー視しているわけではありません。どうぞご理解いただければと思います。
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