« 今年も楽しい猫森集会(Cプロ) | トップページ | 石川ひとみさんの40周年コンサート »

2018年9月30日 (日)

神戸市電に逢いに行く

 先週末のことになりますが、9月24日は神戸市交通局の「交通フェスティバル」へ行ってきました。場所は神戸市営地下鉄の名谷車両基地。地下鉄といっても西神線は地上区間が多く、名谷駅も車両基地も地上にあります。

 地下鉄の車両基地なのでイベントのメインは地下鉄車両の運転台公開とか工場の公開だったりするわけですが、私が目ざしたのは一角にある神戸市電の保存庫です。神戸市電から広島電鉄に移籍した車両に乗ったことはありますが、オリジナルの保存車両を見るのは初めて。

 ここに保存されているのは戦前製の2両。
 まずは700形

Kobe7001
 製造初年が1935年(昭10)。丸みを帯びた正面に大ぶりの窓など優美な車体です。


Kobe7002
 こちらが車内。路面電車なのになんとオールクロスシートです。前後の扉に近い場所は一人掛け、中央部は二人掛け。二人掛け部分にはつり手がありませんね。

Kobe7003
 照明もしゃれていますね。吊り手はリコ式といって琺瑯製のものがバネで斜めに跳ね上げられています。使用時はつかんで手前に引きます。

Kobe7004
 座席です。ただのクロスシートではなく、転換クロスシート。背ずりをバタンと倒すことで前後どちら向きにもできます。(動かせないようにバンドで固定されていましたが)
 この二人掛けシートを当時「ロマンスシート」と称したそうで、700形はロマンスカーと呼ばれたそうです。今ロマンスカーといえば関東の小田急電鉄の特急車両になりますが、実はロマンスカーという呼び方は関西に先にあったのです。(神戸市電より先、1927年に京阪電車に登場した急行用の転換クロスシート装備車両がロマンスカーの先駆け)


 もう1両は800形。

Kobe8001_2
 こちらも車体も700形と同じような優美な姿です。柱に邪魔されて見えませんが700形よりも大型で中央にも扉があります。

Kobe8002
 車内は700形とは違いオーソドックスなロングシート。吊り手も一般的なものですね。製造初年が1937年(昭12)で、すでに日中戦争が始まるなど戦時色が濃くなっていくなか、ロマンスシートなどと言ってられない状況だったのでしょう。

 神戸っ子が「東洋一の路面電車」と自慢したという神戸市電の車両がこうしてきれいに残されていて、常時ではなくとも公開して頂けるのは嬉しい限りです。屋外展示だとどうしても痛んでしまいますからね。きょう9月30日で全線廃止から40年の京都市電は、未公開のまま大切に保管してきた保存車両を4年前に屋外展示に出してしまいましたからねえ。。。(→こちらを参考にどうぞ

この先、きちんと手入れがされれば良いのですが。

|

« 今年も楽しい猫森集会(Cプロ) | トップページ | 石川ひとみさんの40周年コンサート »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/7234/67225010

この記事へのトラックバック一覧です: 神戸市電に逢いに行く:

« 今年も楽しい猫森集会(Cプロ) | トップページ | 石川ひとみさんの40周年コンサート »