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2018年4月11日 (水)

今年のラ・フォル・ジュルネは

 5月の大型連休の楽しみ方はいろいろありますが、ここ十数年の私にとってのお楽しみはクラシックフェス「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 熱狂の日音楽祭」です。クラシック演奏を気楽に聴ける場として楽しんできました。
 今年も5月3日から5日まで開催されるのですが、大きな変化が。
 まず、会場が東京・有楽町の東京国際フォーラムに加え、池袋の東京芸術劇場が追加されました。国際フォーラムの全館使用は変わらないので、純粋にハコ(客席数)の拡大です。しかし、有楽町と池袋は地下鉄で約20分とはいえ、距離が離れています。これで一体感のある音楽祭になるのか。。。ラ・フォル・ジュルネの成功をきっかけに仙台で生まれ定着した仙台クラシックフェスティバル(せんくら)も複数の会場間を地下鉄で移動するシステムで成功しているようなので、目算はあるのでしょうね。

 そして、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 熱狂の日音楽祭」の名称は「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」にリニューアル。これに伴いロゴタイプも一新、2005年の第1回から使用してきたラッパをデザインしたロゴマークも消滅してしまいました。(ホームページはこちら
 正直に言って、ホームページのビジュアルや各コンテンツの記述も含めクラシック初心者、というかまだこの音楽祭を認知していない人に向けてのアピールはかなり薄くなったと感じています。わくわく感やキャッチーさがない。プログラムを見ても以前は「これは聴いてみよう」と思わせるコピーが踊っていたものですが、今は淡々とした記述になって。もう、わかってる常連さんだけ相手にしていればいい、みたいな雰囲気も感じられるんですよねえ。
 だいたい、タイトルから「熱狂の日音楽祭」を取ってしまっては、初めて見た人がこれが何のイベントなのか認知できないでしょう。初回開催のときはそこを危惧して「熱狂の日音楽祭」というサブタイトル的な日本語を足したという経緯があったはずなのに。。。ラ・フォル・ジュルネは東京に定着したという判断なのかもしれませんが、新たに上京してきた方とか、成長したお子さんとか、これからもリーチしていくべき層はあると思うのですけど。

 私がこの音楽祭を贔屓にしてきたのは、初回にたまたま立ち寄ってその敷居の低さと楽しさに一気に魅せられたということと、とにかく初心者・新参に優しい仕掛けや運営であるということでした。なので、今回のリニューアルで私としてはテンションが低くなっています。もちろん聴きに行きますけど、これまでのように3日間朝から晩まで会場に張り付くような聴き方はしない予定です。

 なんだかネガティブなことばかり綴ってしまいましたが、1公演平均45分のプラグラムを手頃な料金で聴けるという基本的なフォーマットは何ら変わっていないので、ちょっとクラシックを聴いてみたいなと思っている方は会場デビューしてみては如何でしょうか。

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