こちらで告知していた「再会の秋 河合奈保子ファンミーティング2017」をきのう10月10日、東京・渋谷のサラヴァ東京で観てきました。ファンミーティングと称するイベントは各種開催されていますが、大抵はご本人が登場する他の企画とは違って、もちろん?昨年に引き続きご本人の登場は無し(^^;。 それでも人が集まるというところが奈保子さんの素晴らしさを示していると考えたいです。(そうえいば今年夏に開催された岡田有希子さんのファンミーティングも盛況だったそうで)
ファンミーティングは3部構成で、第1部はシャンソン歌手&サラヴァ東京社長のソワレさんによるトリビュートライブ。今回も素敵な曲が並びました。
1.WEATHER SONG (アルバム「HALF SHADOW」より)
2.SECOND NATURE (アルバム「DAYDREAM COAST」より)
3.ささやかなイマジネーション (アルバム「あるばむ」より)
4.終夜の蛍 (アルバム「JAPAN as waterscapes」より)
5.クラブ・ティーンネイジ (アルバム「Scarlet」より)
6.プリズム・ムーン (微風のメロディーB面)
7.けんかをやめて (95年「NHK歌謡コンサート」の尺で)
8.月影のふたり (アルバム「Calling you」より)
これまでのソワレさんのトリビュートライブは小編成のバンドでの演奏でしたが、今回は初めてピアノだけの演奏で、曲目はピアノが合うものを選んだということでした。ピアノ担当は最近ソワレさんのライブで弾くことが多いドビッチーまゆさん。良い演奏でした。ソワレさんはもちろん原キーで歌唱。シンプルなステージでしたが、シンプルだからこその良さも分かる良いライブでした。「月影のふたり」では客席もコーラスで参加して良い思い出になりましたし。ソワレさんは「前座だから」なんておっしゃってましたが、もっと聞いていたかったなあ。。
そうそう、衣装はソワレライブ2017の2部と同じ、すなわち「デビュー -Fly Me To Love」の時の衣装を模したたものでした。
第2部はFMおだわら「午前0時の歌謡祭」パーソナリティの濱口英樹さん、日本コロムビアで奈保子さんのリイシューを手がける衛藤プロデューサを迎えてのトークライブ。とりとめもなく話し出すと止まらなくなるということで、衛藤さんの出すテーマ(質問)に沿って話を進めていきました。
・奈保子さんとの初めての出会い(テレビなど)
・初めて生で見たのは(ライブなど)
・最後に生で出会った体験
・好きな奈保子さんの衣装
・DVD「プレミアムコレクション」で良かった映像
それぞれの立場の違いがトークに反映されて面白かったですね。例えば最後に生で出会った体験でいうと、ソワレさんと濱口さんはファンという立場ですが、濱口さんは社会人になるタイミングでアクティビティが下がらざるをえず、87年のイーストライブが最後なのに対して、若いソワレさんは95年のライブ「音の流れの中で」がオフィシャルでは最後(その後、街で偶然遭遇した経験あり)。衛藤さんは逆に社会人になって、つまりコロムビアに入社して赤坂の本社内で取材中の姿を見たのが最後とか。
DVDで良かった映像でも、濱口さんは見る機会が減っていた時期の「歌謡コンサート」が見られて良かったというのに対して、ソワレさんは自身がNHKホールで観覧していたレッツゴーヤングの「唇のプライバシー」あたりが良かったという、思い出に重ねての感想を。
トークライブでの衛藤さんの証言は印象的でした。初めての出会いが東京12チャンネル(=テレビ東京)の「おはようスタジオ」の観覧後に芸能人の入り待ちをしていたときだそうですが、他の芸能人がただ通り過ぎるだけなのに奈保子さんは玄関前で振り返ってお辞儀をしたのを見て、いい人だなと思ったそう。また、最後に奈保子さんを見た時は、コロムビア本社の階段の踊り場で奈保子さんが取材を受けていたので通行を遠慮していたら、奈保子さんが「どうぞどうぞ」と通してくれたそう。社内の誰もがいい人と言うそうで、奈保子さんの人柄がわかるお話でした。
第3部はクイズ大会。奈保子さんの活動期である80年~96年を1年毎に区切ってその年のエピソードなどから出題され、当てた方にはソワレさんや衛藤さんが持ち寄ったグッズ類やマガジンハウスから提供のポスターなどが賞品として振る舞われました。けっこう難しくて、データ系に疎い私はなかなか分からなかったですが、運良く1問だけ当てることができました。中には何問も当てて賞品をコンプリートする勢いのファンもいらして、すごいなあと(微笑)
押し気味で進行したファンミーティングは22時頃に終了、あとはバータイムで映像を見ながら遅くまで呑んでいました(^^)。ソワレさんとの交流もみなさんしていたようですね。
昨年のファンミーティングは土曜の夕方から開催、しかもネットニュースでも開催告知が出回ったということもあってか盛況でしたが、今年は平日の夜の開催ということで都合が付かず行けなかった、という方もいらっしゃったでしょう。コンパクトでアットホームなミーティングになりました。それでも遠方からおいでの方もいらして、大人しめながらも静かな熱さを感じるものでした。このような機会を提供していただいたソワレさん、出演の濱口さん、衛藤さんありがとうございました。
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