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2017年5月 7日 (日)

祝祭終わる

 「LA DANCE 舞曲の祭典」をテーマに開催されたクラシックフェス「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 熱狂の日音楽祭」(以下LFJ)は6日、予定の3日間の公演を終了しました。私は今年も3日間皆勤で楽しむことができました。

 今年はテーマのためか、特に収容力の大きなホールAを中心に初心者向けの有名な曲が多くて聴きやすかったのではないかと思います。初心者向けでも手加減しないのが芸術監督・ルネ・マルタンの流儀ですが、やっぱり人の気を引くには“撒き餌”は必要かと(^^)
 ラヴェルのボレロは会期中毎日演奏されましたが、1日目の公演116は変わり種でした。ピアノの小曽根真さんとトランペットのエリック宮城さんが参加したのですが、そもそもボレロにピアノなんか入ってないわけで、小曽根スペシャルバージョンと銘打ったアレンジで演奏されたのですが、破壊力が半端なかったです(笑)。小曽根さんは思ったよりも大人しめでしたがエリックさんがやりたい放題(^^)。かなり物議を醸しそうな演奏でしたが、客席は大いに盛り上がりLFJとしてこれはアリだとは思いました。他のコマでは正調な演奏をやっているわけで、お客さんが選べたり聞き比べできるところがLFJの良いところ。ちなみにこの時のオケはフランス国立ロワール管弦楽団で、国立らしからぬ?ノリの良さが印象的でした。最終盤でコントラバスが全員立って演奏したりとか、アンコールは指揮なしでスネアドラムと客席の手拍子に任せて、指揮者はステージ上をお散歩とか(笑)

 話題の気鋭のピアニスト萩原麻未さんのラヴェル・ピアノ協奏曲の熱演も良かったし(公演313)、血湧き肉躍るようなウラル・フィル・ハーモニー管弦楽団のダンソン第2番やマンボとか(216)、印象に残る演奏が多かったです。去年は急病で出演キャンセルになってしまったロシアの巨砲あるいは熊さんことボリス・ベレゾフスキーさんのソロリサイタル(123)も聴けて良かった~。

 運営面ではいろいろと思うところがあります。素人目にもわかる経費節減策があれこれあってちょっと残念なところも。もちろんこの経済情勢ですし、これだけの規模のフェスを安定的に開催していくには経費の問題は避けて通れないことは承知していますが、このフェスが大切にしてきたはずの「祝祭感」をこれ以上損なわないで欲しいなあと思います。もちろん今年のレベルでもクラシックフェスとしては破格の祝祭感はあるのですけどね。

 いずれにしても初心者向けに気楽にクラシックを楽しめる場を提供してくれているLFJには毎年感謝です。また来年も楽しみにしています。

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