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2016年2月 8日 (月)

PCオーディオで聴く奈保子さん

 本館へのお便りで、河合奈保子さんのCD-BOXの音源を鳴らすオーディオイベントが2月6日に東京・秋葉原で開催されるとの情報を頂きましたので、行ってきました。

 正式タイトルは「CDジャーナル掲載記事連動企画 OLIOSPEC Presents “河合奈保子CDボックスの 真の姿を聴く!”」という長いもの(微笑)。オリオスペックのホームページの案内にあった住所を訪ねると、神田明神下の雑居ビルの2F。パソコンパーツショップの奥のこじんまりしたスペースが開催場所でした。売場との仕切りはいちおうありますがドアで閉鎖されるわけではないオープンな環境で、売場の音が時々入ってきます(笑)。20名弱の参加者が集まってスタート。多くが奈保子さん目当てだったようです。

Oliospec

 今回はタイトルのとおり、先日発売されたCDジャーナル2016年2月号に掲載された特別企画「CDボックスの真の姿を聴く」で紹介された機器をを実演しようというもの。肝は本誌で紹介されていたDELA NIAというデジタルミュージックライブラリーで、これにCD音源をリッピングさせるとアルバム名や作曲者名などのラベルで自動的に分類されるようになっているとのこと。ただ、CDに紐づくテキスト情報が必ずしも統一されていない(半角の有無など)ので、綺麗に分類させるには手補正も必要だそうで。そのほか名前順ではなく発売の時系列順に並べたいということでアルバム名の前に発売年月を付加したりして、奈保子さん全曲のライブラリを作るのに2日がかりだったそう。

 試聴会は記事で紹介されていたメーカーの荒木さん自らが解説と操作を担当。さらにコロムビアのエンジニアもゲストで同席。ここまではホームページで予告されていましたが、なんと奈保子さんのBOXの多くを手がけられたディレクターの衛藤さんも!さらにCDジャーナルの編集者も加わりなんとも豪華な顔ぶれです。豪華といえば試聴システムも豪華で、発売されたばかりのDAコンバーターにアンプとスピーカーを含めてシステム総額が約100万円!

 デモではこんな感じで曲が流れました。

<初期の楽曲・アルバムLOVEから>
フォーエバー・マイ・ラブ
青い視線

<ジャンル別に聴く・ライブ音源(EAST'88)から>
エスカレーション
SKY PARK

<自作曲から>
ハーフムーン・セレナーデ

<同一楽曲の音源比較>
けんかをやめて
Invitation

それぞれについて下記6音源を比較
・オリジナルCD
・JEWEL BOX(2001年)
・NAOKO PREMIUM(2007年)
・Mariya's Songbook(2013年)
・私が好きな河合奈保子(2015年)
・ハイレゾ配信(2015年)

<レア音源から>
雨のてん・てん
デリカシー

 BOXのCDをデータライブラリ化すると、ボートラを除外してオリジナルの収録内容で聴けたり、レア音源にしても例えばベストアルバムの構成を再現した中で聴くことが簡単にできたり、音源比較ができたり・・・などなど、順序・意味を考えて曲を聴くことができるという利点がありますよ、というデモでした。それをパソコンでやることもできるのでしょうが、専用マシンだとちゃんと再生中にCDのように曲タイトルなどが出てくるところが良いと(^^) さらにジャケットもスキャナーで読み込ませておけば再生中にモニターにジャケットも映せますよという・・・とかく味気なくなりがちなパソコンオーディオを音楽ファン目線で楽しめるように工夫されているなという感じでした。


 興味深かったのは音源比較で、それぞれみんな違うのにびっくり。視聴時間が短いので顕著に感じたのは音圧の差ぐらいでしたが、こんなにバラバラとは。。ちなみに一番音圧が高かったのはワーナーが発売したMariya's Songbookでした。衛藤さん(だったかな・・後ろからの声だったので)の解説によると、オリジナルCDはアナログLPに近く、JEWEL BOXのときは各社が音圧合戦をしている中、コロムビアとしてはある程度音圧も上げつつアナログっぽさも残したとのこと。NAOKO PREMIUMは2007年当時のデジタルの音作りだそう。昨年の「私が好きな河合奈保子」はハイレゾ配信と同じマスタリングで、少しアナログに回帰した音作りをしているとのこと。なるほど~という解説でした。噂のハイレゾは、言われてみると響きが少し良いように感じました。荒木さんいわく「全部違うから、結局出たモノは買わなきゃいけないのです」ですって(笑)
 そうそう、レアトラックの収録で大変なことはという質問には「関係者の許諾を取ること」と答えておりました。特にCD化(商品化)を前提にしてないよいうな音源(放送音源など)は演奏者も含めて一人ひとり許諾を取らねばならぬそうです。みなさんレアトラックはありがたく拝聴しましょうね(微笑)

 予定していたデモはここまでで、あとはリクエストタイムに突入。 たまたま会話の流れて最初に私にお鉢が回ってきたので、レアっぽいデュエット曲を選んでみました(1曲目)。

<リクエストタイム>
君は綺麗なままで
ヤング・ボーイ
大きな森の小さなお家
唇のプライバシー
水の中の蜃気楼
MANHATTAN JOKE
ホワイト・スノー・ビーチ

 ここまでで予定の1時間半を大幅に超えて2時間半!いったん中締めとなり、私は所用(バンドのリハ)の都合で泣く泣く退席しましたが、このあともアナログレコードも含めた延長戦が続いたようです。

 いやーそれにしても良い試聴会でした。奈保子愛に溢れる方の解説やコロムビア担当者の興味深い話しなどでかなり「濃い」内容になり楽しかったです。そして100万円オーディオで聴く奈保子さんの歌唱はひときわ素晴らしく聞こえました。主催のオリオスペックの担当の方は、奈保子ファンではないのですが「歌が上手くてかわいいのは知っていたけど、どんどん聴ける。聴きたくなる」と評しておりました。やっぱり聴けば良さが分かりますよね。

 帰り際に衛藤さんに御礼かたがたご挨拶したのですが、ファンサイトをやってましてと話したらご存じのようでした。ありがたいことです。下手なことは書けませんね。

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