熱狂の日を振り返る(1)
大型連休のクラシックフェス「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン熱狂の日音楽祭」(以下LFJ)も終わってもう1週間ですが、未だ余韻が残っていたりします。今年は有料プログラムを10公演聴きましたが、特に印象が強かったものを振り返ってみます。
■前夜祭「みんなでハレルヤ」(5月1日)
有料公演ではないので番外編になりますが、やっぱりこれは外せない(^^)
2013年から始まったフラッシュモブのような参加型プログラムで、事前に公開された譜面を元にみんなで集まって一夜限りのセッション演奏をしてしまおうという企画。今年はタイトルのとおりヘンデルの「ハレルヤ」。演奏と合唱ですね。
東京国際フォーラム地上広場の集合場所は楽器や譜面を手にした人で埋め尽くされました。そして練習演奏からかなりの完成度。そこに指揮の曽我大介さんがワンポイントアドバイスを加え、本番はさらに完成度の高いものに。アンコールもあり都合3回の演奏でしたが、大変な盛り上がりでした。私は楽器はできないし合唱譜の譜面も読めないのでリスナーで参加しましたが、それでも楽しかったです。歌えたらもっと楽しかったんだろうな。。。
民間撮影の映像が動画サイトに出ていますのでご参考に。(練習演奏はカットされています)
■公演121(5月2日)
御喜美江さんのアコーディオン1本によるコンサート。バロック音楽からアコーディオンの定番であるフランスのミュゼット?や映画音楽、ピアソラのタンゴまで幅広い演奏でした。初日の朝イチの公演でしたが、とってもおしゃれなスタートになりました。アコーディオンは体と一体になって演奏する楽器であり、奏者の体調が演奏に現れるとおっしゃっていたのが印象的でしたね。最後はロード・ランナーという曲をやりましたが、これはアコーディオンをパーカッションにもして様々な効果音や動物の鳴き真似を入れた実に賑やかで愉快な演奏でした。
■公演116(5月2日)
ベルリオーズが女優に恋をして、そこから妄想を膨らませて?作ったという「幻想交響曲」。演奏はデュッセルドルフ交響楽団で、今年のLFJの目玉アーティストの中の一団体でありました。曲もオケも私にとって初めてでしたが、実に情景の良く浮かぶ演奏でした。曲の設定では主人公は夢の中で恋人を殺してしまい断頭台に送られるのですが、首がスパッと落ちるところが実にリアル(^^; ちなみに、改札で配られるプログラムにはアーティストや曲の解説が載っているので、私のように曲を知らなくてもこうやって楽しめます。
長くなるのでとりあえず1日目までで終わり。2日目以降はまた次の記事で(^^;
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