空襲の夜、め以子の乗った地下鉄
きょう3月14日は、大阪大空襲から69年の日でした。
NHKテレビで放送中の連続テレビ小説(朝ドラ)「ごちそうさん」では、この空襲の際に主人公のめ以子らが心斎橋駅から地下鉄に乗って避難する様子が描かれていました(3月4日放送分)。
この、め以子が乗ったのと同じ地下鉄車両に、私も乗ったことがあります。
といっても、空襲当時の車両は私が生まれた頃に現役引退しており、営業路線を走っていた車両に乗ったわけではありません。大阪市交通局が年に1回、緑木検車場で開催している「市営交通フェスティバル」で一般公開された保存車両に乗った、というわけです。
こちらが正面。私が訪れたのは2008年ですが、その日は雨だったため屋外に引っ張り出されず、建屋の中での公開でした。1933年に最初に開通した区間が梅田-心斎橋だったため、当時を再現して心斎橋行の方向板を掲げています。空襲当時の営業路線は、1号線・梅田-天王寺、3号線・大国町-花園町の2路線でした。
こちらは車内。ポールが多いことや網棚が無いこと、天井の照明が白熱灯であることを除くと、現代の車両とそんなに違わないように感じます。製造当時はモダンだったでしょう。
そしてドラマに登場したのがまさにこの車両で、画面でも車両番号の105がはっきりと確認できました。緑木検車場、すなわち市営交通フェスティバルが行われた場所でロケをしたそうです。
大阪大空襲時に地下鉄が動いて避難者を運んだ・・・という話しがあることは、鉄道贔屓の私は以前から知っていました。ただ、運行側の市交通局には公式な記録が残っておらず、地下鉄で避難したという証言の積み重ねによる「伝説」なのだそうです。NHKは今回、果敢にその伝説を実車ロケで映像化したわけで、制作スタッフに何か強い思い入れがあるのかもしれませんね。もとよりNHKのドラマは大河ドラマも含め「フィクション」が前提なので、必ずしも真実を描く必要はない訳ですが。。。
地下鉄が本当に動いたのかどうかはさておき、こんなエピソードが再び必要になるような事態は起こしてはならない、ということが重要なことだと思います。
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