扉座ミュージカル「バイトショウ」千秋楽
何度も紹介してきた扉座の本気ミュージカル「バイトショウ」。10月27日ついに東京公演(座・高円寺)の千秋楽を迎えました。私は厚木公演で1回観ていますが、東京公演は楽日前のソワレ(夜公演)と千秋楽の2回を観てきました。ということで都合3回。
厚木公演も素晴らしいと思いましたが、厚木のときより歌や踊りがさらに熟成・洗練された感じがしましたね。やはり芝居というのは生き物だなと。芝居も扉座も初心者の私が言えることではないかもしれないですが。
26日ソワレは終演後にイベントが付いた「ラクイブナイト」。楽日のイブだからラクイブですね。「バイトショウ」にちなんで、出演者から事前に取ったアルバイトに関するアンケートの結果をもとにしたクイズ大会で盛り上がりました。ある意味内輪ウケなんですが、座員の素顔が垣間見えて面白かったです。ミュージカルの感動を吹き飛ばすぐらい楽しかったかも(笑)
そして27日の千秋楽。千秋楽というのはやはりひと味違いますね。客席のテンションが高いし、ステージの役者さんのテンションも高いような・・・例えばアドリブが増量してたりね(笑)。なんかもう、最後だから楽しんじゃおう、みたいな。そんな雰囲気、好きだなあ。
感動的なラストを迎えたあとのカーテンコール。アンコールとしてヒロインの久保薗チエ役・五十嵐可絵さんが劇中のラストナンバーを歌ったのですが、そのさいに出演者総出で舞台の立ち位置のマーキングをはがしだしたり、セットを片付けだしたのには大笑い。カーテンコール中にバラシ(セットの撤収)をやるとは思わなかったです。最後はスタンディングオベーションになりました。
終わって軽く虚脱感。本当に素晴らしいオリジナルミュージカルであり「扉座の芝居」でした。そういえばプレオープン会見のとき、扉座主宰の横内さんが課題として
「素晴らしい客演を招くと肝心の扉座劇団員がしょぼく見えかねない」
「扉座がやる意味のあるものにしなければ」
の2点を挙げていましたが、どちらもクリアしたと思います!できることなら再演していただきたいですねえ。まだ頭の中で劇中歌がぐるぐる回ってます。
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