つか版・忠臣蔵 再演千秋楽
劇団扉座の「幻冬舎プレゼンツ つか版・忠臣蔵リターンズ」、昨3月3日が千秋楽でした。
2月22日に観て、3月1日に観て、やっぱり千秋楽も見たくなって、当日券に賭けて「討ち入って」きました。
当日券なので桟敷席・・・要するに舞台と定席一列目の間の通路に座椅子を並べて座るわけです。さして広くない通路に座椅子を2列並べるので足を伸ばす余地はなく、体育座りのような格好で2時間以上の観劇になりました。正直なところ、少々辛い体勢ではありましたが、それがどうでもよくなるぐらい、その空間にいられたことが嬉しくなる芝居でした。何よりかぶりつきで見る立ち回りは大迫力でしたし、役者の表情など細かい演技が見えたりして新たな発見があったり。
客席もテンションが高くて熱い芝居になりました。意図的にアドリブを突っ込んできたりして、まったく同じではなかったところもミソですね。
2回、3回と見ていくと、最初はハチャメチャなところに目が行きがちだったのが、深さが感じられたり。「人にとって大切なものは何か」を問いかけられているようでありました。
怒涛の2時間が過ぎ、ついにフィナーレ。カーテンコールで主宰の横内さん、今回のスポンサーの幻冬舎・見城社長があいさつに立ち、客演の山本亮さんにもマイクロフォンが向けられましたが声ガラガラ(笑)。さっきまであんなに滑らかにセリフを吐いていたのに、いかにも燃え尽きた感のあるあいさつでした。最後は扉座筆頭格の岡森諦さんが締め。客席は総立ちでした。
私も見終わって軽く虚脱感でしたね~。
この公演、本当に大入りで、芝居の前にも横内さんのあいさつがあったのですが、お客さんの数が想定を上回ったため、配布するパンフレットが足りなくなり急遽手作りで追加したほどだったと。昨日ロビーで誘導していた劇団員は本来の定員の130%と言っていましたね。補助席(ひな壇のパイプ椅子)と桟敷席で30%ぶんを詰めたということです!千秋楽ではありませんが2月28日の無謀ナイト(学生無料招待公演)の様子が岡森さんのブログに載っていますので雰囲気を感じていただければと思います。
熱い夜 ~ごぶもり日記
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