84年まで来ました
先月21日に発売された河合奈保子さんのライブ作品の復刻DVD全6タイトル、気づけばもう発売1ヶ月です。この間、私は休みの日も外出が多くて、ようやく84年のライブ映像まで見る事ができました。(遅っ。。)
ということで、感想をちょこちょこっと。
「愛のコンサート」(83年)
コンサートというよりはリサイタルと呼んだ方がふさわしい感じの1部が圧巻ですね。元気な曲で盛り上がりたいファンにとってはサプライズな演出、選曲、構成ですが、丁寧で情感豊かな歌唱にノックアウトです。これは素晴らしい。中尾ミエさんのヒット曲「片想い」のカバーなんてぞくそくします。
で、たぶん本領発揮たるべき持ち歌中心の2部からの収録が少ないのですが、当時の制作陣はずいぶん思い切ったことをしたなあと思います。カバー曲中心の1部をメインに据えたのは、奈保子さんの音楽面での素晴らしさを表現したかったのかなと感じましたが、実際のところはどうだったんでしょうね。もちろん、2部もまるでスタジオ音源かと思うようなカチっとした歌唱で、口パクが当たり前の現在のアイドル歌手のファンが聴いたらきっとビックリすることでしょう(微笑)
「SUMMER SPECIAL in EAST '84」(84年)
この年からのライブ作品は、よみうりランド・オープンシアターEASTでのバースデーコンサートの収録に変わっていきます。「愛のコンサート」とはガラッとかわって弾ける奈保子さんが前面に出てますね。同年発売のLA録音アルバム「DAYDREAM COAST」からの選曲が多く、バンドサウンドが映えるかっこいいステージが素晴らしいです。ゲストボーカル高橋伸明さんとのデュエットも素敵。ハードな曲が続いても、紙テープが当たっても(笑)、歌唱が乱れないのはお見事!
オリジナル曲のメドレーに舞台裏の映像を重ねてしまっていることについては販売店サイトのレビューで批判の声があります。私もライブ作品なのだからライブ中の映像だけで構成するほうが良いとは思いますが、今回はあくまで「復刻」であり、当時のビデオがそのように作られている以上、、今さら当時の制作を云々言っても仕方の無いことだと思います。ライブを作り上げていく過程を映したある意味貴重な資料映像にもなっているので、これはこれでありではないかと受け止めます。
今週末は3連休・・・ですが、またまた外出が続きますので、全6本を見終わるにはもう少し期間が必要な感じ。。でも奈保子さんのライブ映像は「ながら視聴」とかしたくないんですよね。きっちり見る体制を整えて、しっかりじっくり見入りたいので、あせらずゆっくり楽しみたいと思います。
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