越路吹雪ナイト2012
16日、17日と尾崎亜美さんを追いかけていましたが、18日は遠征先から戻ってシャンソンを。東京・渋谷のサラヴァ東京で「越路吹雪ナイト2012」を観てきました。
サラヴァ東京で越路さんのイベントといえば、オーガナイズはもちろんソワレさん。しかしこの夜の雰囲気はいつものソワレさんのライブとは一味も二味も違いましたね。
なんといっても出演がクミコさんですよ。で、シャンソンのアコーディオンといえばこの人、という桑山哲也さん。なんとゴージャスな。もちろんソワレさんも歌います。他に大貫祐一郎さん(pf)、折田新さん(perc)。客席はぎっしりの大入り。
このライブは越路さんの33回忌にちなんで企画されたもので、曲は全編、越路さんが吹き込んだ曲やリサイタルで歌った曲。それらを歌いつつ、1部ではお宝グッズや貴重映像を見ながら越路さんを回顧するトークを展開・・・のはずだったようですが、案の定トークが長くなって時間が押せ押せに(笑)。映像はそこそこに切り上げていましたが、ソワレさんがいかに越路さんに入れ込んでいるかということはよく分かりました。桑山さんいわく、ソワレさんは「ちょっと病気です」って。「順序だてて話さない」とか散々言って「でも悪気はないんです。越路さんのことが好きすぎてるだけで」とフォローしてましたが(微笑)。藤田朋子さんのシリーズライブ「chanter! et chaner」で毎回繰り広げられる夫婦漫談が絶好調な桑山さんですが、そのトークはこちらでも発揮されてましたね。しかしまあ、こんなにたくさん当時の貴重なグッズが手元に集まったり借りてこられたりなんて、やっぱりソワレさんはただものではないなあと。クミコさんは出演者のなかで唯一、越路さんのリサイタルに行ったことがあるそうで、その思い出話が興味深かったです。
2部はオーソドックスに歌とMCで構成。1部もそうですが、ソワレさんはおなじみの曲はあえて外して、レアな曲を中心に選曲したそうです。クミコさんは自身のカバーアルバム収録曲やおなじみの曲を中心に。クミコさんは初見でしたが、歌が本当に素敵だったです。歌い上げだけでなく、アップテンポな曲でのノリの良さなんかも印象に残りました。
日頃のソワレさんのライブとはかなり異なる客層で、なじみの店なのにアウェー感があったりしましたが(微笑)、出演者のみなさんの力で楽しい時間でした。久々に越路さんの世界にどっぷり浸かりましたが、手拍子があったり声援が飛んだりと盛り上がるところは盛り上がったし、良いライブでしたねえ。クミコさんも楽しかったみたいで、このあとサラヴァ東京で何か起こるかもしれません。
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