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2012年10月28日 (日)

端敵 東京千秋楽

 10月17日から東京公演だった劇団扉座の「端敵★天下茶屋」はきょう28日が千秋楽でした。そして、観ました千秋楽!
 音楽劇「オリビアを聴きながら」の再演で千秋楽を見たとき、明らかにそれまでの上演回とは違った感覚が客席にも舞台にも溢れていて、それがとても心地よくて今回も千秋楽を狙ったのです。というか、最初に買った切符が千秋楽で、でもその前に予習しておいたほうがより楽しめるかな・・・と行ったのが10月21日の公演だったわけで。ついでに書くと、昨日の夜も行ってました。ですから今公演は都合3回。

 果たして、やはり千秋楽は客席の盛り上がりが違いましたね!笑いどころでの反応がとても良かったです。舞台上のノリも良かったような気がしたし(あくまで当社比)・・・なんででしょうねえ、千秋楽の魔力なんでしょうか。
 前回、肩の凝らない理屈抜きで笑える芝居と書きましたが、昨日と今日は「人情味」がより強く出ていたように感じました。いや、芝居の筋自体は同じですから、私の意識がそういう方向に強く反応しただけかもしれないですけど。いずれにしても、「芝居ってライブなんだなあ」と、扉座の経験2作品目にして思ったのでした。つまり、同じ公演でも同じ上演は一つとしてないということです。

 そうそう、違いといえば・・・前回、客演の趣里さんのセリフが怪しくなると急に調子が変わると書きましたが、怪しくなると感じた部分はアドリブでした。私の観た3回ともネタが違ってましたので、もしかしたら毎回ネタを変えてたのかも???これはこれでプレッシャーであり大変なことですよね。でも、もう少し声の張りに連続性があったほうがよろしいかとは思います(微笑)。このアドリブを受けとめる六角精児さんが絶妙で、さっすがという感じでした。こういうところも、複数回観る楽しさですね。

 さて、端敵★天下茶屋は11月2日、3日と北九州・黒崎公演があります。中国、九州方面の方はぜひどうぞ。次の扉座公演は来年2月、尾崎亜美さんもご覧になった「つか版忠臣蔵」の再演だそうです。

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2012年10月21日 (日)

端敵★天下茶屋

 きのう10月20日の夜は東京「座・高円寺」で芝居を観てきました。

 端敵★天下茶屋(はがたき・てんがちゃや)
 
 音楽劇「オリビアを聴きながら」を上演した劇団扉座の公演です。
 それまで演劇などついぞ縁がなかった私ですが、「オリビア~」を初演・再演と見て、扉座の芝居って面白いなと。それに千秋楽の後、ロビーでお会いした主宰の横内謙介さんからも、劇団員の方からも観劇をすすめられましたし(そりゃ当たり前だ・笑)、扉座からもフライヤーが送られてきたりで。

 座・高円寺は基本座席数238という小さなハコ。「オリビア~」の青山円形劇場も小さいと思ったものですが、座席が舞台をぐるっと囲んでいる構造で400席程度ありました。ここはステージが広い分座席が少ない感じで、何かこう、濃密な空間です。

 芝居は肩の凝らない、理屈抜きで楽しめる(笑える)内容でした!「オリビア~」の社会派エンターテインメント(笑いもあるけど噛み応えあり)と対照的です。モチーフは歌舞伎の「敵討天下茶屋聚」ということですが、予備知識はまったく不要。登場人物が多いのですが、渡される(正確には席に置いてある)パンフレットに人物相関図が載っているので、上演が始まるまでに目を通しておけばよろしいかと。

 この芝居、主役格はテレビジョンでもおなじみの六角精児さん。先月の「谷山浩子・猫森集会Aプログラム」ではギターと歌を披露してました。この芝居ではワルを演じてます。見かけは良さそうで裏がワルみたいな。その六角さんと大きく絡むもう一人の主役格が岡森諦さん。「オリビア~」の初演では主役と対立する鬼上司役でしたが、今回は趣が大きく違います。芝居の中身は、俳優集団が自主公演を成し遂げるストーリーを軸として、そこに六角さんが絡んできて色々ワルさをしてかき回していく、といった感じかな。勧善懲悪みたいなものではありません。笑いどころ満載の娯楽劇ですが、セリフには時事性もあって、これがまた笑えるのですね。そして人情味あふれる部分もあります。その辺はぜひ芝居をごらん頂いて確認いただければと。
 客演の趣里さんもがんばっておられます。初々しい感じ。小柄ながら声も良く出ています。ただ、20日の夜公演に限った話で言えば、セリフが怪しくなると急に調子が変わります。(それとも、あれはアドリブ部分だったのだろうか・・・) この辺は少々怪しくなっても顔色変えずに乗り切る劇団員とは違うかな。。

 カーテンコールの岡森さんの挨拶で「今日はこんなでしたが、また違ったものが見られると思いますので・・・28日までやってますので」みたいなことをおっしゃってたので、岡森さんとしてもこのステージはパーフェクトではなかったという思いがあったのかなと私は受け止めました。それを確認するために、また観る予定です。

 というわけで端敵☆天下茶屋は東京では10月28日(日)までやっています。11月には北九州でも公演があります。詳しくは扉座公式サイトをどうぞ!

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2012年10月14日 (日)

日本の鉄道140年

 今年は日本で鉄道が開業して140年の年で、官営鉄道の新橋-横浜(桜木町)間が正式開業した明治5年9月12日を新暦に変換すると1872年10月14日となることから今日が記念日にあたります。

 前例のないことを始めるのは大変なことですが、鉄道もその例に漏れなかったようです。鉄道の建設には新政府内にも反対論があって、特に陸軍は軍備の充実が先と言って強硬に反対し、鉄道の計画ルート上にあった旧薩摩藩(=事実上の陸軍の母体)の敷地の測量をさせないなど実力行使に及びます。この結果、新橋-品川間は陸地を避け、海上に築堤を造成して線路を通すという策に出ています。
 それでいていざ開業してみると、その速力と輸送力に陸軍が開眼し、反対どころか促進に回って以後軍の都合が良いようにルート選定などで色々と口を出すようになったというのだから、まったくもう、という感じです。

 さてその140周年に合わせた形で東京駅の赤レンガ駅舎の復原工事が完成して多くの人を集めています。1945年の空襲で焼けた後の応急復旧状態からようやく本来の形に甦ったわけで、戦災復旧の完成とも言えるでしょう。
 軍や戦争に振り回されずに鉄道が発展していけるような世の中でありたいですね。

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2012年10月 9日 (火)

出足好調・・・かな

 さて、河合奈保子さんのライブ作品のDVD復刻という衝撃のニュースが明らかになって2週間が経ちました。
 やはりこのニュースはファンにはインパクトありましたね。数字的に動きがありました。

 まず、コロムビアの週間サイトアクセスランキングで、奈保子さんのページが急上昇!それまでランク外だったのが、9月27日付けで17位、10月4日付けでは10に入っています。

 また、CD/DVDの売れ行きの指標としてよく見られているamazonですが、現在DVDのJ-POP部門では6作品とも150位~200位あたりで推移しています。予約段階でこの動きですから、発売日以降の数字がどうなるか楽しみですね。

 かくいう私も予約完了。あとは届くのを待つだけです。届く・・・つまり今回は通販です。いつもは店頭買いなのですが、行きつけの店の環境がガラッと変わってしまって義理立てする要素がなくなってしまったし。

 ところで、お買いになることを心に決めている方はお早目の予約が吉です。もちろんいま予約しなければ手に入らない、ということはないでしょうが、こういう商品は早期予約の数が初回プレスの数に影響してきますので・・・どうぞ前向きにご検討をいただければと。

当店リンクサイトであるT2U音楽研究所の内に特設紹介ページが出来ましたので、こちらも参考にどうぞ♪
http://www3.point.ne.jp/~usu/naokodvd2012.html

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2012年10月 5日 (金)

祝 chanter et chanter! 20

 もう日が経ってしまいましたが、10月2日の夜は藤田朋子さんのライブ「chanter et chanter! 20」を観てきました。場所はいつもの東京・南青山MANDALAです。
 タイトルでわかる通りこのシリーズのライブも回を重ねて20回!私が初めて観たのは割りと初期?の第4回(2007年4月)ですから、感慨深いです。ミュージシャンは最近の定番、桑山哲也さん(Acc)、黒木千波留さん(Pf)、増根哲也さん(B)。

 で、20回記念で気合が入ったのか??tokoさん(=藤田さん)のトークが大爆発(笑)。1部は配偶者の桑山さんがしゃべりたそうなのを制して「あたしがしゃべるんだから」と怒涛のトーク。舞台「初蕾」の長い旅公演でのあれこれなどを喋り倒してました。2部やアンコールでは結構桑山さんもトークに参戦!もう笑いっぱなしのステージでした。

 そんなわけでトークは大爆笑でしたが、歌のほうは「秋物」をたくさん用意してちょっぴりしっとりめに。そして変わらぬ素敵な歌声。テレビの「歌うま」で歌っているtokoさんも真剣で良いけど、このライブのリラックスした雰囲気での「楽しんで歌ってる感」が実に良いのですよねえ。ほんと、テレビしかご存じない方は一度ライブを聴いていただきたいです。
 あまりシャンソンを歌わないtokoさんですが、「冬の庭」を仏語で歌ってました。tokoさんは英語詞の歌は良く歌うのですが、仏語で歌うのを私は初めて聴きました。(たぶん・・・) 仏語、いけるじゃないですか。って言っても私は全く分からないので評価のしようがないのですが、雰囲気がいいです(微笑)
 そして、年内のライブは最後ということで、アンコールでは早々とクリスマスソングまで(微笑)。かなり季節先取りでしたが、例えば稲垣潤一さんは季節に関係なく「クリスマスキャロルの頃には」を歌っているわけで、全然問題ないかと(微笑)

 あ~楽しかった!個人的にもちょっと嬉しいことがあって、とても思い出に残るライブになりました。tokoさんありがとう。。

 そうそう、その夜のスペシャルカクテルは「メルシー20」と「コンティニュエ」でした。つまりこれからもライブは続くってことですね。次回楽しみにしてます。

<曲目>
◎1部
・枯葉
・冬の庭
・11月の星
・夕映え
・愛の音
・Soon It's Gonna Rain
・HOME
・見上げてごらん夜の星を(English.ver)

◎2部
・(あれ、何だっけ・・・洋楽ポピュラーだったはず)
 ⇒I'll never fallin' love again
・愛のグルメ天国
・君の誕生日に
・笑顔の種
・MEMOIR
・他に何もいらない

◎アンコール
・Boo love love(inst.)
・LOVE LETTERS
・C'est Noel(セ・ノエル)
・おやすみ

※tokoさんのブログで詳しい曲目説明が出ましたので修正しました。


<トーク・ハイライト>
・タンを食べたかったのにパンの美味しい店を案内されてしまった江原真二郎さん。
・近くの蕎麦屋を通り過ぎて遠くの蕎麦屋さんにたどり着いたらもう閉まっていた江原さん。
・盛岡で冷麺を食べに入った焼肉屋さんで女子サッカー日韓戦のテレビ中継を見ていたら、アウェーだったことに気づいて冷や汗が出たtokoさん。
・意外や意外、素顔はロックな山本陽子さん。
・旅公演でtokoさんが留守にしていた1ヶ月半は楽だったとカミングアウトした桑山さん。
・「あたしだってホテル暮らしは楽だったよ」と応戦するtokoさん。
・毎日コンビニで「ガリガリ君」を買っていたら、店員に「当たりました?」と訊かれた桑山さん。
・おなかが減ると機嫌が悪くなるtokoさん。
・お茶目だったtokoさんのおばあちゃん。

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2012年10月 1日 (月)

大東京の誕生80年

 きょう10月1日は、東京特別区の多くで「区制施行80年」の記念日でした。
 というのも、1932年10月1日、それまで15区だった東京市が、周辺の郡部を東京市に編入して新たに20区を設置し35区体制になったためで、このとき設置された区の多くが揃って80周年を迎えた、というわけです。
 ただし戦後に23区に整理されたときに、“生粋の区”と“新参の区”が統合されたケースもあり、そういうところは80周年を打ち出していません。
 (例:深川区+城東区(1932年組)⇒江東区)

 最初の15区は今で言うとJR山手線の内側を中心に隅田川を挟んだ本所・深川地区まででしたが、市域拡張により現在の東京23区と同じ範囲になり、「大東京」と言われたそうです。

 で、実はこの大東京になるまでの数年間、日本最大の都市を誇ったのが大阪市なんですね。
 大阪市は東京市に先立つこと7年前の1925年、第二次市域拡張で周辺郡部を編入して人口が東京市を上回り「大大阪」と呼ばれます。このころは大通りに近代建築が立ち並び、新たな目抜き通りとなった御堂筋を建設したりと社会基盤の整備が進むなど、戦前のモダン大阪が形作られた黄金時代だったようです。今でもご年配の大阪出身の方はこの大大阪時代を懐かしむ人がいるとかいないとか。そういえば大阪歴史博物館の展示もこの時代は力が入ってましたね(微笑)。
 ただ、このころの東京市はというと、1923年の関東大震災で市内が大きな被害を受け、被災した住民が郊外の郡部に移り住んでいった時期であり、市域を拡張した大阪市が人口で上回るのはある意味当然なわけで。「大東京」の成立で再び東京市の人口が大阪市を上回ります。

 1943年には府市統合により東京都制が施行されて東京市は消滅、旧市内は都の直轄(内部団体)となり現行の特別区となっていきますが、特別区では長年、都に対し市並みの権限の拡大を求めています。大阪でも府市統合の話が出ているようですが、現在の東京特別区も区側から見たときは必ずしも理想的とは言えないことは理解しておくべきでしょう。43年の都制施行も、名目は「府市による二重行政の解消」となっていますが、思想・言論統制の厳しい太平洋戦争真っ只中に行われたことも記憶にとどめておいたほうがよいでしょうね。

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