あの頃と同じように
昨9月23日は青山学院大学同窓祭で行われたコンサート「そして、あの頃と同じように」を見てきました。出演は尾崎亜美さん、伊勢正三さん、ばんばひろふみさんのお三方。同窓祭といっても校内は一般人の入場自由で、コンサートの切符も一般のプレイガイドで販売していましたので、私も卒業生ではありませんが遠慮なく見させてもらいました(微笑)。ちなみに青山学院といえば8月に上演された音楽劇「オリビアを聴きながら」の公演会場だった青山円形劇場の目の前でして、5回観た私にとって表参道駅からの道は通い慣れたもの。その点はほんのりと卒業生気分かも?
会場は校地内の青山学院講堂でしたが、これが実に立派な大ホール。ステージの背後に大きな十字架が掲げられてることを除けばコンサートホールといっても良いぐらいのものでした。そういえば敷地の真ん中には礼拝堂があったりして、校名には表れてないですが実は宗教学校なんだなって。
これはもしかして始まる前に主催側からキリスト教のすすめとか聞かされるのかな、とちょっぴり脅えていたのですが、そんなことはなく普通のコンサートとしてスタート。客席は大入り。ただし現役の在学生と思しき方は見かけませんでした(微笑)。
まずは3人で「あの素晴らしい愛をもう一度」をやったあと、誰が先陣切る?なんて話になって、最初はばんばんからということに。(もちろん予め決まってたとは思いますが・・・)
これはちょっと意外でしたねえ。だいたいこの手のジョイントでは年齢順であることが多くて、このメンバーだと亜美さんがトップになる率が極めて高いのですが。
ばんばんは挨拶代わりの「SACHIKO」や10月発売予定の新アルバム「メイドイン京都」などから5曲。ばんばんのライブはジョイントで何度か見てますがMCも軽妙で楽しいですよね。なぜこの3人が青山学院で?というのが、チケット情報が出たときに私が思ったことなのですが、ばんばんもMCで「私、京都の立命出身なんですがいいんでしょうか」と笑いを誘ってました。
続いての登場は亜美さんで、ここでバンバンとのコラボで「白い色は恋人の色」。私個人としては2010年の長野県須坂以来、久々に聴きました。小原礼さんも一緒ですが、礼さんが青山学院高校出身だそうで、本日の出演者のなかでは唯一の関係者かな(微笑)
亜美さんは新アルバムsoup中心に5曲。「ポピュラリティのない曲ばかりで済みません。今、歌いたい曲を中心に選んでしまいました」とは亜美さんの弁。でも客席には亜美さんの想いが伝わったのではと思います。「BENGAL BABOO BABE」では綺麗に手拍子が揃って良かったです。で、超定番の「オリビアを聴きながら」が出てこないなと思ったら、次の伊勢さんとのコラボでやったのでした。
というわけで最後が正やん。最多の6曲でしが、「海風」では亜美さんがサポートに入り、最後の「ささやかなこの人生」はばんばんも呼び込んで一緒にやったので、特別に正やんのボリュームが多かったとは感じませんでした。
で、わーっと盛り上がって大きな拍手が続き、これで退場するのかなあと思ったら、退場する間もなくアンコールの拍手になり、そのまま続行(笑)。
アンコール?はばんばんの「冷たい雨」、亜美さんの「天使のウィンク」がスタンディングで大いに盛り上がり、最後の最後に「なごり雪」。スタンディングのままこれを聴くとは思わなかったなあ(微笑)。正やんの曲なのに亜美さんがリードボーカルで、正やんの亜美さんに対するリスペクトが感じられました。
今回はジョイントだったのですが、コラボの多かった亜美さんの登場が多くて個人的に嬉しかったです。(実質12曲!)。ソロとどっちが良いと問われればそりゃソロですけど、こういうジョイントも良いですね。
そうそう、ジョイントだとアーティストが交代するときのセットチェンジをどうするかという問題があって、セッティング中の時間をトークでつなぐなんてのが良く使われる手なのですが、今回はセットチェンジなし。3人がステージに乗った状態のセッティングのまま進行しました。なので、亜美さんはキーボードの配置上ずっと正面でしたが、上手にいたばんばんはソロコーナーでも上手のまま、下手にいた正やんはやはりソロコーナーでも下手にいるという。。。ちょっと面白い進行だなと思いました。
<曲目>
(全員)
あの素晴らしい愛をもう一度
(ばんばひろふみ)
SACHIKO
北山杉
イムジン河
胸が痛い
いちご白書をもう一度
(ばんばん&亜美)
白い色は恋人の色
(尾崎亜美)
マイ・ピュア・レディ
BENGAL BABOO BABE
ヒメジョオン
愛のはじまり
スープ
(亜美&正やん)
オリビアを聴きながら
(伊勢正三)
置手紙
あの頃のぼくは
冬京
22才の別れ
海風 (with亜美)
ささやかなこの人生 (with亜美,ばんばん)
(アンコール・全員参加)
冷たい雨 (Vo:ばんばひろふみ)
天使のウィンク (Vo:尾崎亜美)
なごり雪 (Vo:亜美&ばんばん)
※アンコールの「冷たい雨」は、バンバンがオリジナル。「いちご白書をもう一度」のB面でした。
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